『旅の手帖』厳選観光スポット 山口編
山口へ向かう!走る!おすすめ山口のイベント列車たち
平成29年6月、JR西日本から新たな寝台列車がデビューした。かつて大阪駅〜札幌駅間を走っていた寝台列車「トワイライトエクスプレス」のDNAを受け継いで誕生した、豪華寝台列車だ。車両は10両編成で、世界的にも希少だという一両1室の贅沢な客室「ザ・スイート」も。アール・デコ調の客車や食堂車のほか、バーカウンターのあるラウンジカー、大きなガラス窓が開放的な展望車も備える。食事は食の権威・門上(かどかみ)武司氏プロデュース。沿線の食材を生かした和食やフレンチが供され、山陽・山陰の美しい景色を眺めながら、日本の美を堪能できる。
【下り】
京都駅・大阪駅→倉敷駅(車中泊)→南岩国駅→下関駅
【上り】
下関駅→宮島口駅(車中泊)→尾道駅→大阪駅・京都駅
【下り】
大阪駅・京都駅→城崎温泉駅(車中泊)→萩駅・東萩駅→下関駅
【上り】
下関駅→出雲市駅(車中泊)→鳥取駅→京都駅・大阪駅
京都駅・大阪駅→岡山駅(車中泊)→宍道駅・松江駅(車中泊)→東浜駅→京都駅→新大阪駅
郵送またはTWILIGHT EXPRESS 瑞風 Webサイトから
煙を吐きながら、山口の田園風景を気高く走る蒸気機関車C57。その姿から“貴婦人”の愛称を持つのがSL「やまぐち」号だ。SL全盛期の旧型客車であったマイテ49形・オハ35形・オハ31形を快適性を配慮して復刻し、平成29年9月から新製客車で運転開始した。3号車にはSL運転を体験できるシミュレーターや投炭ゲームのコーナーもあり、列車のなかでSLのしくみに親しめる。迫力ある仁保(にほ)駅付近の急こう配の運転や、沿線で手を振る人々の姿も楽しみだ。
平成29年12月24日までの土曜・休日(11月23日をのぞく)
新山口駅〜津和野駅
新山口駅10:50発→津和野駅12:59着
津和野駅15:45発→新山口駅17:30着
激動の時代を駆け抜けた幕末志士たちの歴史や文化など、さまざまな「はなし」が息づく山陰エリア。山陰のノスタルジックな風景や出来事に思いを馳せ、萩(は)、長門(な)、下関(し)をつなぐ新たな観光列車「〇〇(まるまる)のはなし」が運転中! 車両には日本海の景色を満喫できるよう、大型の窓や海側を向いた席が並び、事前予約で地元料理人によるこだわり弁当や萩のスイーツセットも楽しめる。
平成29年9月30日までの土曜・休日運転
10月以降は未定
新下関駅〜東萩駅
新下関駅9:59発→東萩駅12:57着
東萩駅14:13発→新下関駅17:50着
平成29年9〜12月に山口県全エリアで開催中の「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」。それにあわせ、美祢(みね)線厚狭(あさ)駅から山陰本線東萩駅まで、臨時快速列車「幕末ISHIN」号が運転。車体に描かれた高杉晋作のイラストと流れるラインは「維新の風」を、6つの色は歴史・自然・食・温泉・体験・おもてなしといった山口の魅力を表現している。
平成29年11月26日までの土曜・休日運転
厚狭駅→東萩駅
厚狭駅9:50発→東萩駅11:21着
岩国市中部を流れる清流・錦川。その川沿いを走るのが、JR岩国駅から終点の錦町駅まで運転されている錦川鉄道だ。青、ピンク、緑、黄色と鮮やかなカラーの車両が、山あいの緑に映える。沿線には「清流の滝」や「かじかの滝」などがあり、錦川の清涼な流れと四季折々に表情を変える光景は、ずっと眺めていても飽きることがない。
毎日
JR岩国駅〜錦川鉄道錦町駅
【下り】
始発:岩国駅6:56発→錦町駅8:02着
最終:岩国駅21:31発→錦町駅22:35着
【上り】
始発:錦町駅5:46発→岩国駅6:49着
最終:錦町駅20:20発→岩国駅21:24着
平成9年、山陽新幹線区間で時速300キロメートル運転を実現した「のぞみ」として登場した500系。現在は8両編成となり、新大阪駅〜博多駅間を結ぶ山陽新幹線「こだま」として走る。鋭角的な先頭車両と円筒形の独特なフォルムが今もレールファンに人気で、8号車にはハンドルやスイッチ類を操作できるお子様向け運転台もある。一日1往復、エヴァンゲリオンの世界観をテーマにした「500 TYPE EVA」車両も運転されている(一部運転しない日あり)。
毎日
新大阪駅〜博多駅間
【下り】
始発:新大阪駅6:59発→博多駅11:19着
最終:新大阪駅17:32発→博多駅22:38着
【上り】
始発:博多駅6:40発→新大阪駅11:14着
最終:博多駅19:18発→新大阪駅23:18着