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1997年10月1日の開業以来、E2系8両編成で運転されてきた長野新幹線。2015年春予定の北陸新幹線金沢開業に向けてE7系12両編成が登場し、2014年3月15日改正から1日7往復の列車がグランクラスを連結した同車両で運転されるようになりました。E7系は北陸新幹線金沢開業に向けて、JR東日本とJR西日本が共同開発した新型車両で、「大人の琴線に触れる『洗練さ』×心と体の『ゆとり・解放感』」をトータルコンセプトとし、日本の伝統と最新技術が融合した「“和”の未来」を車両のデザインコンセプトに取り入れています。
12両編成の列車は1~10号車が普通車自由席と普通車指定席、11号車はグリーン車、12号車は「グランクラス」となっています。「グランクラス」では現在はアテンダントによる車内サービスは無いものの、ゆったりとした電動リクライニングシートを装備した最上級の乗り心地を楽しむことができます。なお、2014年4月19日からはE7系使用列車が1日11往復となり、首都圏から軽井沢・長野方面への旅がより快適なものとなります。
シンプルな流線形の車体上部色を「空色」、車体色を「アイボリーホワイト」、帯色を「銅色・空色」としてスピード感と精悍さを表現している。
12号車に連結される最上級車両の「グランクラス」。伝統を感じる空間に先進機能を装備した電動リクライニングシートが18席配置されている。
日本の美しい四季「春夏秋冬」をイメージした飾り柱が設置されたグランクラスのデッキ。11号車寄りは春・夏・秋、先頭側は冬を表現している。
11号車に連結されるシートピッチ1160mmのグリーン車。日本の伝統的な様式美とモダン感覚をアレンジした気品あるインテリアとなっている。
1~10号車に連結されるシートピッチ1040mmの普通車。旅の期待感やワクワク感とあわせ、少しシックで大人の雰囲気も醸し出している。
7号車と11号車にある車いす対応の多機能トイレ。おむつ交換台や独立型オストメイト設備、洗浄機能付き便座の洋式トイレが設置されている。
旧軽井沢ロータリーから始まる約500mの商店街。以前は別荘やペンションの利用客で賑わう夏場の営業であったが、現在は通年営業店が多い。
創建以来約1400年にわたって一光三尊阿弥陀如来を本尊として祀る名刹。阿弥陀如来との結縁の場として、古くから深く広い信仰を集めている。
善光寺の門前に広がる参拝者のための宿泊施設や商店が軒を連ねた商店街。長野駅から続く善光寺表参道とともに大勢の参拝客で賑わっている。
小麦粉やそば粉を水で練った皮で、あんを包んで焼いた信州を代表する名産品。あんの材料には山菜や野菜、小豆などが用いられる。
約1350年前(天智天皇の時代)、僧・智由が発見したと伝えられる信州の名湯。湯田中駅前には「足湯」があり、列車の待ち時間に利用できる。
高冷地での栽培に適した「そば」は古くから長野県の特産品のひとつ。同県で栽培された「信州そば」は長野の郷土食として親しまれている。
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文・写真:結解喜幸 写真協力:信州・長野県観光協会、交通新聞サービス
※掲載されているデータは2014年4月現在のものです。