『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
鹿児島中央駅と肥薩線吉松駅を1日2往復する観光特急「はやとの風」。真っ黒なボディと金色の文字は、どっしりとした風格あり!! “薩摩の心意気”をあらわしているんだって。逆に、車内は木のぬくもりたっぷりのやさしい雰囲気です。
車窓からの景色もパワフル☆ 錦江湾の水際を走り、鹿児島のシンボル・桜島を眺めたり、明治36年(1903)に開業した嘉例川(かれいがわ)駅舎のレトロな雰囲気を楽しんだり。
駅弁「百年の旅物語かれい川」(1050円)や、霧島産のサツマイモで作った無添加の健康スイーツ「さつまいもプリン」(420円、土・日曜のみ販売)など、車内販売も見逃せないよ!!
真っ黒なボディに金色の文字が光るノスタルジックな観光列車。沿線の自然が満喫できる展望スペースは窓が大きく開放的。また、木の温もりあふれる座席も魅力。車内では記念乗車証がプレゼントされるので、旅の記念に車内でスタンプを押そう。
霧島温泉駅からバスに乗り換えて約25分、霧島温泉郷に到着。霧島温泉郷は、さまざまな源泉を持つ温泉があり、江戸時代からの湯治場として人気です。龍馬夫婦が泊まった温泉や滝など、ハネムーンの道筋をたどるウォーキングイベントも毎年3月に行なわれています。
まずは温泉郷の中心にある霧島温泉市場にGO! 特産品などのお土産屋さんや食事処、足湯もある観光スポットです。ここで腹ごしらえをして、温泉めぐりへ。龍馬夫婦も浸かった硫黄谷温泉は、4種類の源泉を同時に味わえる霧島ホテル内の硫黄谷庭園大浴場にあります。昔ながらの湯治場の雰囲気にひたるなら霧島湯之谷山荘がおすすめ。炭酸泉と硫黄泉の両方が楽しめる木造2階建ての趣のある宿で、日帰り入浴もできます。
開催日:2013年3月16・17日。参加料:大人2000円(事前申し込み1800円)、中高生1000円(同900円)、小学生以下500円(同400円)。事前申し込みは2013年2月8日まで。霧島市観光協会TEL.0995-78-2115
営業時間:8:00~19:00(店舗ごとに異なる)。足湯は9:00~17:00(100円)。交通:霧島温泉駅からバス約25分の丸尾下車すぐ。TEL.0995-78-3121
日帰り入浴時間:11:00~18:00。料金:大人1000円、子ども(3~12歳)500円。交通:霧島温泉駅、または霧島神宮駅からバス約30分の硫黄谷下車。TEL.0995-78-2121
日帰り入浴時間:10:00~14:00。不定休。料金:大人500円、子ども無料。交通:霧島神宮駅から車で約20分。TEL.0995-78-2852
海も山もある霧島は食材の宝庫。温泉の熱を使った温泉蒸し料理や、鹿児島名産の黒豚、新鮮野菜……おいしい地元ごはんを食べなくちゃ!!
最近、新しいご当地グルメとして脚光を浴びているのが「きりしまんま」。霧島産のお米の上に、霧島山系で育った六白(ろっぱく)黒豚と霧島産の万能ねぎをのせた「山」バージョンと、福山沖で養殖された「ふくやま黒酢ブリ」をのせた「海」バージョンがあり、市内の各店が自慢のタレで味を競います。霧島温泉市場の霧島 御飯堂(ごわんど)では「山」バージョンが食べられます。
ほかにも地元産の食材と手作りにこだわるバイキングレストラン「waiwaiアトリエ」や、国内産の石臼挽きそば粉と霧島の水を使った手打ちそばの「そば茶房紗菜花(さなか)」など、大自然が育んだ霧島の食を召し上がれ♪
霧島自慢の素材を使った「きりしまんま」が食べられるお店一覧がダウンロードできる。霧島市観光課TEL.0995-45-5111
霧島 御飯堂
霧島温泉市場2階。「石焼き黒豚ひつまぶし」の名で、きりしまんまが食べられる。営業時間:11:00~15:00。木曜休(イベント開催時は営業)。TEL.0995-78-2406
営業時間:10:00~17:00。不定休。交通:霧島温泉駅からバス約40分の牧園アリーナ下車、徒歩約5分。TEL.0995-76-0333
営業時間:11:00~15:00。水曜休。交通:霧島温泉駅からバス約25分の丸尾下車すぐ。TEL.0995-78-4808
神話の神様ニニギノミコトを祀った霧島神宮。創建は6世紀と言われ、龍馬も参拝したパワースポットです。旧参道の岩穴からいつも風が吹き出ている「風穴」、深夜に奥から神楽が聞こえてくるといわれる社殿など、霧島七不思議伝説も残る神秘的な場所。心ゆくまでお参りしたいところです。
霧島神宮門前蔵の霧島町蒸留所は、明治44年(1911)創業の老舗焼酎蔵。焼酎が好きな人には「明るい農村」と言えば、すぐにわかるかも☆ かめ壺仕込み焼酎は、霧島連山の水で仕込んだまろやかな味わいが特徴です。蔵ではいつでも焼酎づくりを見学できます。
霧島山の西側、湧水地区のおすすめスポット・霧島アートの森。標高約700m、約13ヘクタールの広大な敷地でアートに触れることができます。
アーティストが来館して構想・制作した22の野外作品を中心に、草間彌生氏、イサム・ノグチ氏などの作品も展示。園内ツアー(毎週日曜)や現代アートの作品を制作する「発見楽しみ工房」(毎月第2土曜)など、大自然のなかで思いっきりアート体験してみませんか。
開園時間:9:00~17:00(入園~16:30)。月曜休(祝日の場合は翌日)。2013年2月18~25日は臨時休園。入園料:一般300円、高大学生200円、小中学生150円。交通:粟野駅から湧水町営ふるさとバス約20分の霧島アートの森下車すぐ。TEL.0995-74-5945
第3回目の「おトクなきっぷの買い方」では、「みどりの窓口」やインターネットを使ったきっぷの買い方を学びました。きっぷも買ったし、あとは出発日を待つばかり……と思ったら、急な用事で日程を変えたい! でもどうすればいいの? 今回は、そんなときのきっぷの変更です。
JRのきっぷは、使用開始前で有効期間内であれば、1回に限って同じ種類のきっぷに変更できます。なんと手数料なし!! 変更したきっぷに料金の不足があれば支払い、余りがあればお金が返ってきます。ただし、定期券や回数券、トクトクきっぷは変更できないので、気をつけて。
きっぷを使いはじめてしまったあとに変更する場合は、もし、払いすぎになったとしてもお金は返ってきません。
指定券、特急券、グリーン券、寝台券、指定席券(トクトクきっぷ含む)は、乗る列車の発車時刻前に限って変更可能。発車後は無効になり、払い戻しできません。指定された列車の乗車日と同じ日のうちであれば、普通車自由席のみ利用できます。
注意が必要なのは、使用開始前でも、変更が2回目となる場合は、いったん払い戻しをして、希望のきっぷを買いなおす必要があります。払い戻しについては、次回、詳しく紹介します!
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