『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
毎年2~3月に開催される「人吉球磨は、ひなまつり」は、球磨地域の10市町村がそれぞれ会場を設けて、ひな人形を展示する一大イベント。700年の歴史を持つ相良家の城下町として栄えた人吉は、その会場のひとつになっています。
メーン会場の人吉クラフトパーク石野公園では、あったかい感じがする土びなや土人形、約1000点の全国の郷土玩具が見られるよ。街中では、鍛冶屋町のひな人形がおすすめ☆ 藩政時代には66軒の鍛冶屋が軒を連ね、刃物や銃、農具の産地だった鍛冶屋町の懐かしさが漂う町並みと、おひな様で優雅な気分になれます。
開催期間:2013年3月31日まで。人吉市観光振興課TEL.0966-22-2111
ひなまつりの期間中、人吉温泉の女将が作る「さくら会」に加盟するホテル、旅館で期間限定の宿泊パックやランチメニューを提供。
人吉の城下町は、バスでめぐるのがおススメです。
まずは、創建1200年以上の国宝・青井阿蘇神社。熊本で現存するものとしては初めて国宝に指定されました。地元では親しみをこめて「青井さん」と呼ばれているんだって。
次は、ゆうれいが出たという古池がある永国寺。幽霊の掛け軸もあり、「ゆうれい寺」として有名だよ。
人吉城址は、球磨川と胸川を天然のお堀にした平山城です。城内の建築物は残ってないけれど、石垣が当時の姿を今に伝えています。
その天然のお堀の球磨川を約15分間、船で遊覧するのが「梅花の渡し」。春の息吹を感じながら船に揺られるのはサイコーの気分!!
そして、最後に訪ねるのが鍛冶屋町のみそ・しょうゆ蔵。蔵見学のあとは、釜田醸造所自慢の佃煮やみそ漬けの試食もできるよ。
じゅぐりっと号
人吉駅前から市内を循環するボンネット型の周遊バス。3月16日から運行予定、毎日10便。1日フリー乗車券:大人500円、子ども250円。産交バス人吉営業所TEL.0966-22-5205
拝観時間:8:00~17:00。交通:人吉駅から徒歩5分。TEL.0966-22-2274
拝観時間:8:00~18:00。交通:人吉駅から徒歩10分。TEL.0966-22-2458
人吉城歴史館=拝観時間:9:00~16:30、第2月曜休。観覧料:200円、高校生以下無料。交通:人吉駅から徒歩20分。TEL.0966-22-2324
期間:2013年3月1日~3月31日の土・日曜、祝日(運航日は要問合せ)。料金:大人・高校生800円、小中学生400円。 くま川下り株式会社TEL.0966-22-5555
見学時間:9:00~16:00、不定休。交通:人吉駅から徒歩12分。TEL.0120-81-3164
まち歩きに疲れたら、初めてでもどこか懐かしい人吉グルメを楽しもう。
創業から100年以上、伝統の味を守り続ける「上村うなぎ屋」は、ウナギを5~10日間真水で泳がせ、身を引き締めてから丁寧にさばきます。秘伝の甘辛タレがたまらない!!
地元の人々の日常食として愛されている餃子。「松龍軒」はメニューが“ぎょうざ”のみのお店。手間ひまかけて、皮はパリッと、餡はジューシーなこだわりの餃子を焼き上げます。一方の「思いつきの店」は、皮からタレまで自家製の野菜たっぷりなヘルシー餃子。どちらも売り切れ必至の逸品です。
「栗めし」と「鮎すし」は人吉駅で人気の駅弁。栗のカタチの容器に入った栗めしは、昭和40年の登場以来のロングセラーだよ。鮎すしは、昆布だしがきいた酢飯に酢で締めた鮎をのせた姿寿司。さっぱりとした味があとをひきます。
営業時間:10:00~15:00、17:00~21:00、不定休。交通:人吉駅から徒歩10分。TEL.0966-22-3312
営業時間:11:00~売り切れまで、火曜休(祝日の場合は月曜か水曜)。交通:人吉駅から徒歩15分。TEL.0966-22-4024
思いつきの店
営業時間:15:00~20:00ごろ。不定休。交通:人吉駅から徒歩7分。TEL. 0966-24-4926
いずれも900円(税込)。(有)人吉駅弁やまぐちTEL. 0966-22-5235
球磨川に沿って70ヵ所以上の源泉が湧き、市内に約30カ所の公衆浴場がある人吉温泉。古くから町の人は外湯に入るのが日常だったそう。泉質は、肌に吸い付くようなやわらか~い肌触りの弱アルカリ性炭酸泉。美人の湯としても知られているよ。
昭和9年開業の人吉温泉元湯は、浴槽がひとつあるだけの素朴な造り。開放的でホッとした時間が流れます。気軽に湯に浸かれるのが、人吉温泉物産館にある足湯。人吉初の足湯で、旅の疲れをとっちゃいましょう♪
人吉温泉観光協会では31ヵ所の立ち寄り湯を紹介している。TEL. 0966-22-1370
公衆浴場 元湯
営業時間:6:00~12:00、15:00~22:00、火曜休。料金;大人200円、小学生100円、幼児50円。交通:人吉駅から徒歩20分。
交通:人吉駅から徒歩5分。TEL. 0966-22-1123
人吉駅から肥薩線で1駅の大畑(おこば)駅は、ループ線の途中にあるスイッチバック駅。ほかにも石造りの給水塔や水盤など、難所で知られた山岳鉄道の跡が見られるよ。駅から歩いて10分で、4600本の梅が咲く人吉梅林に到着。丘陵を埋めて咲き誇る梅の花は、梅まつりの期間中、自由に見られます。
一方、人吉温泉駅と湯前(ゆのまえ)駅を結ぶ「くま川鉄道」は、期間限定の「KUMA鉄カフェトレイン」を運行。車内で、地元特産素材を使ったスイーツと、珈琲専門店のオリジナルブレンド「KUMAコーヒー」が飲めます。
湯前駅では、天然温泉「湯楽里(ゆらり)」で入浴。海から遠く離れた山の中なのに、珍しい潮湯の温泉であったまろう!
開催期間:2013年2月16日~3月3日。2月24日の10:00~15:00メインイベント開催。交通:大畑駅から徒歩10分。人吉市観光振興課TEL. 0966-22-2111
運行日:2013年2月17・24日、3月3・10・17・20・24・31日、4月7・14・21・28・29日、5月3・4・5日。運行時間:人吉温泉発10:20、湯前駅着11:05。料金:600円、子ども300円(別途、乗車料金が必要)。乗車日の3日前までに要予約。くま川鉄道企画営業課 TEL.0966-35-7777
営業時間(一般):10:00~22:00。料金:大人400円、小学生250円。交通:湯前駅から車5分。TEL. 0966-43-4126
熊本~人吉駅間を1日1往復するSL人吉が2013年3月16日から今年の運行を開始する。
第4回目の「きっぷの変更」では、使用開始前で有効期間内であれば、1回だけ同じ種類のきっぷに変更できると学びました。では、変更が2回目の場合は……? 一度、払い戻して買い直す必要があります。今回は、きっぷの「払い戻し」についてです。
使用前で有効期間内のきっぷは、手数料を支払って「払い戻し」してもらうことができます。急な用事で旅行が中止になったり、コースを変更しなければならなくなったりした時でも、お金をムダにしなくて済みますね。
手数料は、乗車券や急行券、自由席特急券などが210円。指定席特急券や寝台券などは、出発日の2日前までなら320円、前日から出発時刻までは、買った金額の30%(最低320円)を支払います。早いほうがおトク!!
もしもきっぷの使用開始後に払い戻しが必要となった場合は、有効期間内で乗らない区間の営業キロが1券片100キロを超える場合のみ、払い戻しができます。回数券の場合は、使わなかった回数券が有効期間内であれば、これまで使った回数券の「普通運賃」と手数料210円をひいた額が返ってきます。
ただし、トクトクきっぷは、商品によって取り扱いが違うので気を付けましょう。
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