『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
肥沃な土壌と昼夜の気温差を活かし、山梨県内でも果樹栽培が盛んな笛吹(ふえふき)市。特に桃とブドウは、栽培面積、収穫量、出荷量のすべてが日本一なんです!!
旬の味覚狩りを楽しむのなら、石和温泉発着のバスツアー「笛吹旬の魅力体験バス」がおすすめ。週末を中心に、地元のボランティアガイドや大学生、石和温泉の旅館の女将さんたちなどが、とっておきのコースを案内してくれます。例えば、7月27日・28日の「山梨うまいものめぐり」(半日コース)では、桃狩りのあとにワイナリーを見学。試飲もできちゃいます。ほかにも、美術館見学とぶどう狩り体験がセットの8月31日・9月1日の「ミレーを見てミレーを食べよう」(1日コース)、9月21日・22日の「オリジナルワインを作ろう」(半日コース)など、魅力的なツアーがたくさん♪
さらに、市内の参加店が桃を使ったオリジナルメニューを提供する「PEACH FESTA 2013」も8月21日まで開催中です。
2013年10月27日までの週末を中心に運行するバスツアー。石和温泉発着。料金:半日コース(午前・午後便、各3時間)大人1,000円、小学生500円、1日コース6時間:大人2,000円、小学生1,000円(別途、入園料や体験料が必要)。3日前までに要予約(宿泊した場合、当日9:30まではホテル・旅館フロントでも申込み可能。残席がある場合、当日JR石和温泉駅乗車場所で受付)。TEL.055‐262‐4771(日之出観光自動車)
2013年7月1日~8月21日 TEL.055‐261‐2829(笛吹市観光物産連盟)
新宿からJR中央本線で約1時間半。山梨県最大規模の温泉・石和温泉は、ブドウ園から湧いた高温の湯が川に流れ込みできた「青空温泉」から発展したんだって。アルカリ性単純泉で肌がスベスベになるだけでなく、温泉街では夏ならではのイベントもたくさんあります。
そのひとつが、笛吹川の石和鵜飼(うかい)。川の中を歩きながら1羽の鵜を繰って行う「徒歩鵜(かちう)」という、全国でも珍しいスタイルです。笛吹市役所前の笛吹川河川敷にある階段席で自由に見られるよ。さらに、7月20日~8月20日には、同じ河川敷で毎晩花火の打ち上げも! 目の前で打ち上がり、頭上で開く花火は迫力満点です。
ウェブサイトでは、露天風呂のある宿、おひとりさま対応の宿など、宿泊検索ができる。TEL.055-262-3626
開催期間:2013年7月20日~8月19日の水・木・土・日と8月19日 時間:20:00~20:50 交通:石和温泉駅から徒歩約20分。TEL.055-262-4111(笛吹市観光商工課)
開催期間:2013年7月20日~8月20日。時間:20:50~21:00。8月21日には約1万発を打ち上げる「石和温泉花火大会」が開催。TEL.055-262-3626(石和温泉旅館協同組合)
今年、ついに富士山が「信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産に登録されました。その魅力をたっぷりと味わえるのが「びゅうばす富士山麓号」。富士山の構成資産である山麓の名所観光や由緒ある神社の参拝に、昼食がついた周遊観光バスです。現地発着のコースのほか、首都圏各駅からの往復JRきっぷと宿泊を組み合わせたセットコースもあり、おトクかつ便利に富士山周辺を観光できます。
びゅうばす富士山麓号がはじめに立ち寄るスポットが、忍野八海(おしのはっかい)。国の天然記念物で名水百選にも選ばれている8つの湧水地では、澄んだ水面に映る涼しげな富士山を楽しんで!
ほうとうのランチ後は、北口本宮冨士浅間神社(きたぐちほんぐうふじせんげんじんじゃ)へ。大きなヒノキが立ち並ぶ参道を歩いていくと、日本最大級の木造鳥居「大鳥居」があります。吉田口登山道の入り口でもあり、昔から富士講の信者たちはここから富士山頂をめざしました。
運行期間:2013年6月1日~9月30日(8月5・10~15・26・27日、9月9日は運休) 料金(大人):石和温泉発着4,900円、石和温泉~河口湖4,500円、河口湖発着4,100円(バス運賃、昼食代、オルゴールの森入場料を含む) TEL.0570-04-8928(びゅう予約センター)
交通:富士急行線富士山駅からバスで約20分、「お宮橋」または「大橋」下車、徒歩約5分。TEL.0555-84-7794(忍野村観光産業課)
拝観自由。交通:富士急行線富士山駅から徒歩約20分。TEL.0555-22-0221
河口湖には女子ゴコロがくすぐられるスポットがたくさん。「びゅうばす富士山麓号」は、ハーブ館やオルゴールの森美術館も下車観光します。
館内いっぱいにハーブグッズがあふれる「河口湖ハーブ館」。裏庭のハーブガーデンを散策して、ゆったりハーブティーを飲めば気持ちも上向きに☆ 約10種類の精油から好きな香りを選んでルームスプレーや入浴剤を手作りするアロマ体験(30分、500円~)や、ドライフラワーを使ったリースやアレンジメント作り体験(30~90分、500円~)などもあります。
「河口湖オルゴールの森美術館」は、世界最大規模のダンスオルガンをはじめとした歴史的なオルゴール作品が展示され、その演奏を楽しめます。自然風景式庭園のローズガーデンには、5月中旬から11月までさまざまなバラが咲きみだれ、テンション上がること間違いなし!
開館時間:9:00~18:00(11月~3月は~17:30) 年中無休。入館無料。交通:富士急行線河口湖駅から徒歩約20分。TEL.0555-72-3082
営業時間:9:00~17:30 年中無休。入館料:大人1,300円、高校生・大学生1,100円、小中学生800円 交通:富士急行線河口湖駅から周遊レトロバスで約26分、「UKAIオルゴールの森美術館」下車すぐ。TEL.0555-20-4111
山梨のご当地グルメといえば、まず最初に思い浮かべるのが「ほうとう」。武田信玄が野戦食に選んだとも言われるボリューム感たっぷりの幅広手打ち麺は、味噌で煮込んでも冷たくしてもおいしい! 具だくさんの温かい汁に冷やしたほうとうを漬けて食べると「おざら」という郷土料理になるんだって。夏こそ食べたいもうひとつのほうとうです。
そして、B級グルメブームで一躍有名になった、富士吉田の「吉田のうどん」や甲府の「鳥もつ煮」。富士山麓のおいしい水で打った極太の麺を、味噌と醤油を合わせた汁でいただく吉田のうどんや、濃厚な醤油だれで甘辛く照り付けた鳥もつ煮は、現地でこそ食べたい!
営業時間:11:00~19:00。交通:富士急行線河口湖駅からタクシーで10分。TEL.0555-76-7011
他の都道府県を圧倒的に引き離し、日本のブドウ生産量の約4分の1を占める山梨県。日本でもっとも古くから栽培されている「甲州」種をはじめとし、巨峰やマスカットなど果物として食べる生食用の品種や、マスカット・ベーリーAやカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネなどワイン向け品種も数多く栽培しています。
そもそも、日本ではじめてワインが造られたのが山梨県甲府市。明治3年(1870 )ごろにぶどう酒共同醸造所を設け、甲州種などからワインを造ったと言われています。そんな歴史を持つためか、地元の人が集まって酒盛りをするときには、老若男女ともにむかしから一升瓶に入れた葡萄酒=ワインが必須なんだそう。
2003年には山梨県で第1回国産ワインコンクールを開催。これをきっかけに、若手の栽培家や醸造家による産地の特徴を取り入れたワインづくりが盛んになりました。大小のワイナリーが集まる山梨ワインの今後の飛躍が期待されています。
夏の終わりから秋にかけて、ぶどう狩りや収穫祭、ヌーボーワイン(新酒)を味わうフェスティバルなど、ブドウとワインにまつわるイベントが目白押し。採れたてのブドウの味見や蔵出しワインのテイスティングは、現地でしかできない体験。ぜひスケジュールをチェックして参加してみてください。
約80のワイナリーがある山梨県。原種ブドウとされる甲州種から造られる「甲州ワイン」は、人気の日本食に合うワインとして海外の評価も高く、輸出量も増えています。
ブドウやワインのスポット情報や、ワイナリーイベントを紹介しています。
TEL.055-231-2722(社団法人やまなし観光推進機構)
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