移りゆく車窓の景色を眺めながら、ゆったりのんびりリゾート列車の旅を。秋色増す吾妻の山々を駆け抜ければ、旅への期待が高まる。
2号車には畳仕様のミーティング室「和」が。女子同士の列車旅なら、こんな贅沢なスペースで車窓の景色を見ながら、ゆっくりとおしゃべりしてみたい。
草津温泉は、岐阜の下呂温泉、兵庫の有馬温泉と並んで日本三名泉のひとつ。温泉街の中心地には湯畑があり、いつもあったかスチームが立ち昇る。草津の温泉情緒を満喫。
湯畑を囲むように、行灯型のイルミネーションで彩られる湯畑イルミネーション。昼とはまた違った雰囲気に。点灯期間は11月22日~3月31日、毎晩17:00~23:00頃。
高崎のだるま市にちなんで作られ始めた「だるま弁当」が、ハローキティとコラボ。可愛く、おいしく、食べれば御利益やパワーももらえて、一石三鳥弁当!?
世界遺産に登録された富岡製糸場。明治初期に建てられたレンガ造りの工場内を袴姿で歩けばタイムトリップ。
上州産のシルクタンパクをつなぎに用い、ここでしか食べることができない「たちばな源氏庵」のまゆうどん。なめらかな喉越しがクセになりそう。
窓のないオープン型のトロッコ列車「わたらせ渓谷号」は、わたらせ渓谷鐡道が運行。沿線に見える見事な紅葉は、11月上~下旬頃がおすすめ。お出かけ前に運転日の確認を。
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JR大宮駅から快速「リゾートやまどり」に乗り込んで、日本有数の温泉地、草津へ。群馬の大地を空高く駆ける県鳥「やまどり」のごとく、紅葉する山々を風に乗って走り抜ける。車窓から広がる黄金色の景色に目をやれば、これから始まる旅への予感に胸がときめく。終点の長野原草津口駅を降りたら、一路バスで温泉街へ。毎分3万2000リットル以上も湧き出るという温泉の自然湧出量は、日本一。ほとんどの宿が源泉かけ流しという贅沢さにも驚かされる。
浴衣に着替えたら、湯畑界隈をそぞろ歩きをしてみてはいかが?イルミネーションで彩られた夜の湯畑は、昼間とは違った表情を見せる。硫黄の匂いと幻想的な光景が、非日常の世界に誘ってくれるはず。
群馬では、憧れの蒸気機関車に乗車することができる! 高崎駅からSLに乗り、バスを乗り継いで富岡製糸場を訪れるというプランも可能。周遊に便利なフリーきっぷ「ぐんまワンデー世界遺産パス」を使えば、JR線、上信電鉄、上毛電気鉄道、わたらせ渓谷鐡道、東武鉄道のフリーエリア内が1日2100円で乗り放題なので、ぜひ活用して。
富岡に到着したら、シルクにまつわる名物グルメやスイーツをお目当てに散策を。袴姿に着替えて町を歩けば、ますます気分もアップしそう。
鉄道王国・群馬には他にも名物列車が目白押し! わたらせ渓谷鐵道のトロッコ列車は、心地よい風を感じながら、渓谷沿いの紅葉を眺められる。神戸(ごうど)駅で降りて、列車を改造した「レストラン清流」で食事を楽しめば、気分も上々。
大正期に造られた電気機関車デキも走った上信電鉄に乗って、終着の下仁田駅へ。日本最古の洋式牧場「神津牧場」で動物と触れ合う多彩なプログラムを体験してみたい。