後醍醐天皇の菩提を弔うため、暦応2年(1339)に創建。名勝・嵐山にあり、かつては渡月橋、亀山公園も境内地だったとか。開山・夢窓疎石が作庭した庭園や、日本画家の加山又造が描いた「雲龍図」など、見所多々だ。 また、四季の花々も楽しみ。例年1月上旬から椿が山内を彩り、落ちた花椿が緑の苔や雪によく映える。山茶花(さざんか)、蠟梅(ろうばい)、梅などと順々に花開き、冬の空気に花の色香が漂うよう。