2014年に25周年を迎えたRPGゲーム『ロマンシング サ・ガ』が佐賀県とコラボ! 『サ・ガ』と「佐賀」をかけた、「ロマンシング佐賀」プロジェクトが進んでいる。
そのひとつが、この「ロマンシング佐賀」号。日程限定ながら、JR唐津線と筑肥線を走る2両の車両が『ロマンシング サ・ガ』でラッピングされてお目見え。出発式など各種イベントも予定されている。
JR唐津線沿線には木造駅舎が点在するほか、田園の中にホームが佇む本牟田部(ほんむたべ)駅、鏡山と松浦川を望む鬼塚駅、金持ち神社が構内にある唐津駅など、のどかなローカルムードがムンムン。終着の唐津駅では、唐津城を中心に、唐津焼の窯元やギャラリーをめぐるのもお楽しみ。
さらにJR佐世保線では、風格ある木造駅舎の上有田駅が現役で残るので、途中下車しながらぐるりと佐賀を訪ねたい。
JR佐世保線沿線にある武雄温泉は、1300年前の『肥前国風土記』に記され、神功皇后も湯あみされたと伝わる地。国指定重要文化財の「楼門」「新館」を見学したら、市内各所で湯めぐりを楽しんで。また、武雄温泉の朝に注目した「武雄で朝活」もぜひ体験すべし。楼門見学や朝市、朝酒など、期間限定プログラムが多彩。
武雄温泉からバスで約30分、足を延ばせば、もうひとつの温泉地、嬉野温泉がある。とろりとした湯は日本三大美肌の湯。立ち寄り入浴できる湯宿も豊富なので、「湯遊チケット」(1500円12枚綴り)で風呂三昧とまいりたい。また、散歩の途中で、嬉野紅茶を味わい、窯元めぐりをするのもお楽しみ。
有田といえば、日本磁器発祥の地。17世紀初頭、朝鮮人の陶工たちが有田で白磁鉱を見つけ、窯を開いたことに始まるそう。かつては伊万里港から荷を積み出していたため「伊万里焼」と呼ばれていたが、今は「有田焼」と言われている。
陶磁器を焼く窯の煙突が至るところで見られるほど、現在でも窯元やギャラリーが林立。器探しはもちろんのこと、工場見学やろくろ体験、絵付け体験なども楽しめる。
また、有田焼の器でいただけるカフェやレストランも充実。美しき有田焼と料理の競演を、目と舌で存分に味わいたい。