2015年4月25日、JR磐越西線に女子心をくすぐる新列車がデビュー! コンセプトは「走るカフェ」。郡山駅~会津若松駅間の約1時間、福島県産の旬なフルーツを用いたスイーツとドリンクで、もてなしてくれる。
明治・大正時代の近代建築や、会津塗りの質感をイメージしたインテリアもおしゃれで、懐かしいのに洗練された雰囲気が漂う。
テーブル付きのボックスシートでは、アテンダントがオリジナルスイーツ(2品)とホットコーヒーなどのドリンク類がセットになった「スイートセット」を提供してくれる。車内で思い思いに過ごせば、終着駅まであっという間。いつもの列車旅とはひと味違う、優雅なひとときに満足できるはず!
※写真・イラストはすべてイメージです。
※旬のフルーツを使用するため、スイーツのメニューは時期により変更します。
西軍の猛攻に耐え、難攻不落の名城と称えられた鶴ヶ城は、会津若松市内のどこからでもその雄姿を望める、町のシンボルだ。室町時代の初め、至徳元年(1384)に蘆名直盛(あしななおもり)が東黒川館として造営したのが始まりで、幕末の戊辰戦争をテーマにしたNHK大河ドラマ『八重の桜』の舞台になったことも記憶に新しい。
今も城下町の趣を色濃く残す会津若松は、町をそぞろ歩くだけでもタイムトリップ気分を味わえる。七日町界隈では、会津の名産品を華麗なメニューにして提供する「あいづ食の陣」なるイベントも開催。参加店を覗いて会津の恵みを存分に味わって。
喜多方市内を歩いていると、どこか郷愁を感じられる。明治・大正時代につくられた酒蔵、味噌蔵が今なお現役で使われていて風情を醸し出している。蔵が多いのは良質の水と米に恵まれ、醸造業を営む場だったから。白壁、黒漆喰、粗壁、レンガといった種類や扉の技巧までバラエティにあふれていて、眺めているだけで楽しい。
喜多方の醤油を用いたご当地グルメといえば、喜多方ラーメンだ。人口約5万人の町に20軒ものラーメン店がひしめき、コクの深いスープと太い縮れ麺が絡む、独特の食感にやみつきになる。ラーメン神社にお参りしたり、ラーメンスイーツを手に入れたり、思わずラーメン万歳!と叫びたくなりそう。