新大阪駅から特急「くろしお」に乗り込めば、白浜まで約2時間15分。紀伊半島の海岸線に目を奪われているうちに、自然や動物たちとの出合いに溢れる、魅惑の和歌山へ。
特急「くろしお」には3種類の車両があって、それぞれに特長がある。新型287系車両は、座席の間隔や足元スペースがゆったり広々。381系パノラマ型グリーン車両は、愛らしいパンダシートが設置されている。また283系オーシャンアロー車両には展望車があり、海側を向いたすべてのシートで絶景を楽しめる。どの車両にも女性専用席が配置されているので、女性同士の気ままな旅にもピッタリ!
さてさて、列車が和歌山へ入ったら、どの駅で降りよう? 期待に胸を膨らませるところから、女子旅はすでに始まっている。
高野山は、真言宗の教祖である弘法大師・空海が開山した日本有数の聖地として知られる。そんな高野山へ向かう列車は、南海電鉄高野線の展望列車「天空」。標高900mの高地に佇む神聖な場所へゆっくりと進み、未知の世界へと少しずつ誘(いざな)ってくれる。
2015年に開山1200年を迎えた総本山・金剛峯寺では、5月21日まで、御本尊である弘法大師座像を特別に開帳。訪れるにはまたとない機会だ。
なかでも奥之院は、空海が今も瞑想を続けると信じられている特別な場所。奥へ奥へと歩み入るほどに、神聖な空気を全身で感じてみたい。ほかでは味わえない特別な体験が、聖なる地・高野山で待っている。
海あり、山ありの和歌山の魅力を感じたいなら、南紀白浜の大自然や動物たちと出合ってみて。アウトドアスポーツを楽しめる場所も多いので、心身ともに大自然に身を委ねれば、都会の中で忘れかけていた感覚が呼び覚まされそう。風を切って紀の川を見下ろすパラグライダーに挑戦してもいいし、美しい白浜で朝日を浴びながら行なうヨガも格別!
さらにとっておきは、アドベンチャーワールドの赤ちゃんパンダ! そのチャーミングな姿に思いっきり興奮して、癒されること間違いなし。
南紀白浜の出合いに溢れた感動の旅が、明日への活力をたっぷりと与えてくれるはず。