稲穂実る田んぼや渓谷、温泉地を巡り走るリゾート列車。座り心地抜群のシートに身を委ね、秋色に染まりはじめる宮城の景色を楽しんで。
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55万平方メートルの敷地に、約400種の植物が栽培される「やくらいガーデン」は、古川の癒されスポット。マリーゴールドやベニバナなど、秋に咲き誇るお花畑を散歩したい!
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JR陸羽東線岩出山駅からほど近い「感覚ミュージアム」には、五感に訴える作品が揃う。創作楽器を奏でれば、新たな自分を発見できるかも?
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10月3・4日に鳴子温泉で催される「湯の街ストリートジャズ in SPA 鳴子」。鳴子温泉駅や湯めぐり広場などでライブが行われる。
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東鳴子温泉に佇む「旅館 大沼」は立ち寄り湯も可能。でも、せっかくなら宿泊して、離れの「母里の湯」を含む8つの湯船をすべて味わいたい。
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宮城と山形を結ぶ陸羽東線(りくうとうせん)。田園や渓谷の合間をひた走るのは、キハ48形気動車で、紅葉をイメージした「深緋(こきひ)色」と「漆黒」を基調に、稲穂を思わせるメタリックゴールド色のラインが印象的だ。
座席は、特急グリーン車並みの広々とした設計で、足元のゆったりしたくつろぎ感が格別。また、大きく切り取られた窓に映るのは、田園と空、渓谷など、奥州の実りある景色。ダイナミックな景観に思わず歓声も上がる。さらに、先頭車両の運転席脇には展望スペースも設けられ、線路から左右に広がる大パノラマを独り占めしたくなる!
イベントスペースを設置した2号車では、10月3・4日に鳴子温泉で開催される音楽祭「湯の街ストリートジャズin SPA鳴子」にあわせ、車内でジャズ演奏も(9月27日、10月3・4日のみ)。また、沿線の観光案内映像を眺めることもできるので、のどかで心うきたつひとときが過ごせそう。
★「リゾートみのり」
運転日:【2015年10・11月】金・土曜・休日および10月22・26・29日、11月2・5日
【2015年12月~2016年2月】土曜・休日および12月28~31日(1月1・30・31日を除く)
運転区間:仙台駅~新庄駅(JR東北本線・陸羽東線)
運賃・料金:2460円(JR仙台駅~新庄駅、片道乗車券1940円+指定席券520円)
※全車指定席です。
●詳細はJR東日本仙台支社
杜の都・仙台は、伊達政宗公が慶長5(1610)年に築いた仙台城跡をはじめ、瑞鳳殿や大崎八幡宮など、旧跡の見どころが満載だ。けれど、それだけじゃない。伊達家の家紋に用いられる笹の葉をモチーフにした笹かまや、夜を賑わす横丁文化もまた、見逃せない仙台名物。ゆっくり味巡りも楽しみたい。
また、仙台発の「リゾートみのり」が走る陸羽東線沿線にも立ち寄りたくなるスポットが目白押し。日本三景に名を連ねる松島、江戸時代に岩出山伊達家の学問所だった有備館など、駅に降り立つたびに、風情ある景観と人々の温かなもてなしに出合えるのだ。
日本有数の源泉数を誇る鳴子温泉郷。源泉数はなんと400近くにも及び、多くの宿が敷地内に自家源泉を有している。
鳴子温泉郷は、鳴子、鬼首(おにこうべ)、川渡(かわたび)、中山平、東鳴子の5つの温泉地が点在し、日本にある11種の泉質のうち、9種を味わい倒せるという。湯治場として古くから地元民が大切に守り継いできた湯を、ゆっくりと巡り歩きたい。
また、10月3・4日に開催される「湯の街ストリートジャズin SPA鳴子」では、湯あみとジャズを楽しんだり、希代の俳人・松尾芭蕉が行脚した「奥の細道」に出かけたり。鳴子の里ならではの楽しみ方も満載だ。
文・構成=佐藤さゆり
写真協力=大崎市三本木総合支所 地域振興課、感覚ミュージアム、中央市場商業協同組合、
阿部蒲鉾店、鳴子温泉観光協会、旅館 大沼、旅館 姥の湯
※掲載されているデータは2015年9月現在のものです。