1月30日~2月28日、網走~知床斜里間を1日2往復する「流氷ノロッコ号」。 北浜駅停車中には隣接の展望台から流氷の海を望める。 |
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2月5日~3月12日開催の「知床ファンタジア」のメインイベントは、 期間中毎夜20:00~開催される光のショー「オーロラファンタジー」。 |
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写真は2月上旬~3月下旬に知床ナチュラリスト協会が1日4回開催する「流氷ウォーク®」。 海に浮かぶ流氷の上を歩く、とびきりの体験ができる。 |
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1月30日~2月28日、網走~知床斜里間を1日2往復する「流氷ノロッコ号」。 北浜駅停車中には隣接の展望台から流氷の海を望める。 |
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2月5日~3月12日開催の「知床ファンタジア」のメインイベントは、 期間中毎夜20:00~開催される光のショー「オーロラファンタジー」。 |
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写真は2月上旬~3月下旬に知床ナチュラリスト協会が1日4回開催する「流氷ウォーク®」。 海に浮かぶ流氷の上を歩く、とびきりの体験ができる。 |
ロシアと中国の国境を流れるアムール川が流れ出た海域周辺で発生した海氷は、風と海流により北海道へと向かい、1月下旬からオホーツク海沿岸に接岸する。白い氷が海を埋め尽くす光景は圧倒的で、はるばるやって来たことを感謝したくなるすばらしい眺め。そんなとびきりの光景を列車の車窓から楽しめるのが、釧網本線を走る「流氷ノロッコ号」。流氷や雪化粧をした知床連山の大パノラマなど、車窓からの眺望は感動の連続。
網走から乗車し知床斜里で降車後は、知床産の栗じゃが芋を用いたスイーツなどを味わったり、流氷に沈む夕日を楽しんだり。夕食を済ませたら、「知床ファンタジア」を楽しむため、再び外出する。メインイベント「オーロラファンタジー」は、流氷自然公園特設会場でレーザー光線とダイナミックな音響を用い、オーロラを再現している。その幻想的な美しさは本当に北極圏にやって来たかのよう。
ウトロ温泉でじっくり温まって眠りについた翌日は、再び流氷の世界を楽しもう。「流氷ウォーク®」に参加し、ドライスーツを着て流氷原を歩いたり、流氷に触ったり、流氷に乗ったり、時には流氷の海に入ってみたり。流氷の美しさ、神秘性を体全体で満喫できる。
冷えた体を再びウトロ温泉で温め、知床ならではの新鮮な海の幸などのランチを味わって帰路につこう。
流氷を思う存分楽しむなら、流氷の海に沈む夕日の光景も眺めてみたい。プユニ岬は沈む夕日を見下ろすことができる。知床国道の幌別橋周辺で夕日のなかにたたずめば、自らも赤く染まるかのよう。
知床斜里町観光協会
TEL.0152-22-2125
民宿・喫茶店「ボンズホーム」は知床産のメイクイーンを寝かせて熟成させた知床栗じゃが芋料理を提供。栗じゃが芋のグラタンやプリン、スコーンなど、ジャガイモのイメージを一新させる至福の味わい。
ボンズホーム
TEL.0152-24-2271
ウトロ港周辺に湧くウトロ温泉は、「知床グランドホテル北こぶし」のように展望大浴場や空中露天風呂から流氷の海を望めるホテルなど、港周辺と高台にさまざまなタイプの宿が揃う。日帰り入浴できる宿も多い。
知床斜里町観光協会
TEL.0152-22-2125
「知床ファンタジア」会場の約300m手前には、特産品が並ぶ「オーロラ番屋」(写真)も設けられ、おみやげを購入できる。また、知床斜里駅近くの「道の駅しゃり」も、地元の人気店が出店する「斜里工房しれとこ屋」が併設され便利。
知床斜里町観光協会
TEL.0152-22-2125
富士山を眺めながら走るフジサン特急。 写真は最新の8000系で、2000系は2016年2月7日で引退となる。 |
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1月16日~2月21日までの土・日曜と2月23日「富士山の日」に開催される「2016河口湖・冬花火」。 20時~20時20分に花火が打ち上げられる。 |
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7つの小島が浮かぶ「クリスタルラグーンリンク」(写真)や、 公式大会も行なわれる「コニファーフォレスト」などがある「フジQのアイススケートリンク」。 |
花火は夏の風物詩のようではあるが、実は空気の澄んだ冬の花火は夏とはひと味違う美しさがある。そこで、富士急行線に乗って「河口湖・冬花火」を鑑賞しに行こう。新宿~河口湖直通の「ホリデー快速富士山1号」も便利だが、富士急行線には「富士登山電車」、「フジサン特急」、「トーマスランド号」といった魅力的な列車が運行されているので、大月から好みの列車に乗り継いで向かうといい。
河口湖の宿に荷物を預けたら、まずは山中湖へ移動。1台で陸と水上、両方から山中湖周辺の自然や富士山の眺めを楽しめる水陸両用バス「YAMANAKAKO NO KABA」に乗車。陸と湖上からの富士山の見え方の違いはもちろん、水しぶきを上げる入水時が迫力満点で、なんともおもしろい。
河口湖に戻り、夕食を済ませたら、いよいよ「河口湖・冬花火」を鑑賞。漆黒の湖面から打ち上がる花火の美しさは特筆もの。20分間の花火ショーを余すところなく満喫したい。
翌日は地元でも人気の高いレジャースポット「フジQのアイススケートリンク」でスケートを楽しもう。富士山を背景に観覧車やジェットコースターが周りを取り囲むなかでのスケートは新鮮。無料スケート教室も開催されており、入園料と貸し靴代のみで好きなだけ楽しめる。
思う存分アイススケートを楽しんだら、併設の「ふじやま温泉」で冷えた体を温めたい。
山中湖の湖畔を周遊後、水しぶきを上げて湖面に突入し、湖上を遊覧する水陸両用バス「YAMANAKAKO NO KABA」。空席があれば当日でも乗車できるが、乗車日の1カ月前から受付の予約が確実だ。
富士急コールセンター
TEL.0555-73-8181
河口湖エリアには天水の湯、麗峰の湯など5つの源泉が湧き、温泉宿が多数ある。日帰り入浴施設としては「野天風呂 天水」がある。写真は富士山を望む「湖南荘」の露天風呂。
富士河口湖町観光課・観光連盟
TEL.0555-72-3168
冬の富士五湖ではワカサギ釣りも楽しみ。山中湖や精進湖などは結氷することもあるが、原則として氷上釣りは不可。河口湖では寒さをしのげるドーム船(写真)でのワカサギ釣りが可能。
河口湖漁業協同組合
TEL.0555-76-6869
河口湖でも、山梨県のおいしい郷土料理「ほうとう」を味わえる。「小作」や「ほうとう不動」など県内名店の河口湖店はもちろん、個人経営の店舗も多数。どこも、それぞれにおいしい。
富士河口湖町観光課・観光連盟
TEL.0555-72-3168
白く美しいフォルムの特急885系「かもめ」。 曲線で構成された壁面を利用した2号車アートギャラリーなど、車内も洗練された空間となっている。 |
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2月8~22日に開催される「長崎ランタンフェスティバル」。 会場は長崎新地中華街をはじめ、湊公園(写真)・中央公園・眼鏡橋周辺など。 |
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入り組んだリアス海岸と208の島々からなる九十九島。 多数の展望スポットがあり、いずれも言葉を失う美しさ。 |
颯爽と空を舞うカモメのように白い洗練されたボディに、黒革張りのシートなど、特急「かもめ」の豊かな乗り心地を味わい、佐賀平野や有明海ののどかな車窓を楽しむ。到着した長崎では2月8~22日、中華街を中心に「長崎ランタンフェスティバル」が開催され、町じゅうが中国で幸運とされる赤色で染まっている。
フェスティバルのメイン会場は正午からランタンの点灯が始まっているが、まずは“長崎さるく”を楽しもう。「さるく」とは、長崎弁で「ぶらぶら歩く」の意。JR長崎駅構内の総合観光案内所などで配布されている地図を見ながら自由に歩いてもいいし、「長崎さるく」ホームページをチェックして好みのコースを事前予約し、ガイドツアーに参加するのもいい。
ランタンの灯火がより艶やかに感じられる夕刻から、いよいよフェスティバルの熱気の中へ。赤を基調とする町並みがよりきらびやかに浮かび上がり、人物や動物など極彩色のオブジェも絢爛(けんらん)そのもの。中国雑伎や龍踊りなど、期間中毎日開催されるショーも多数あるので、ぜひ見学したい。
めいっぱい楽しんだら、翌日は佐世保市の九十九島へ移動。「展望台」から見渡せば、自然という偉大なアーティストが作り上げた多島美に息を呑む。魅力は景色だけでなく、特に冬は九十九島かきという最大の楽しみも。九十九島パールシーリゾートの大芝生広場では、4人掛けの焼き台で炭火焼のカキを楽しめる「九十九島かき食うカキ祭り・冬の陣」が開催される。さらに遊覧船のクルーズを楽しめば、九十九島を大満喫だ!
眼鏡橋(写真)やグラバー園など名所を訪ねつつ、まち歩きを楽しむのが長崎を満喫するコツ。そこで、長崎国際観光コンベンション協会が提供するプログラムが「長崎さるく」。好みのコースを見つけて、いざ歩こう!
長崎国際観光コンベンション協会
長崎さるく受付
TEL.095-811-0369
夕方から「長崎ランタンフェスティバル」会場を歩けば、やはり中華街でちゃんぽんや皿うどんが食べたくなる。となると、ランチにはピラフやスパゲッティ、トンカツが一皿に載った長崎名物「トルコライス」が最適!?
長崎国際観光コンベンション協会
TEL.095-823-7423
2月の土・日曜・祝日に九十九島パールシーリゾートの大芝生広場に焼き台400台も並ぶ大会場が出現し、九十九島かきをセルフバーベキューで楽しめる。炭火で焼かれてぷっくりふくらんだプリプリのカキが最高。
九十九島パールシーリゾート
TEL.0956-28-4187
青い海と緑の島々をめぐる九十九島の遊覧船は、日本初の電気推進遊覧船「海賊遊覧船みらい」、その名の通り優雅な「パールクィーン」、大型船が通れない特別コースをめぐる「リラクルーズ」(写真)と、お好み次第。
九十九島パールシーリゾート
遊覧船事務所
TEL.0956-28-1999