『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
長崎は新たな自分を発見できる場所。異国情緒あふれる町並みに、信仰に支えられた教会に神社、祭り……。自分を少しずつさらけ出し、多彩な料理を食べて、お祈りをする―そんな旅が似合う。さて、何を願おう? 本音を言えば、やっぱり恋でしょ。「長崎くんち」で有名な「鎮西大社 諏訪神社」は恋の神様でもあるのだ。そして、まるで貴婦人が海辺を歩くように走るJRKYUSHU SWEET TRAIN「或る列車」に乗車して、米海軍基地のある町・佐世保へ。また違った“異国”ムードを味わえば、脱・自分。恋の予感まであと一歩!
国内現存最古のゴシック様式教会。見上げると正面に「天主堂」の金文字が輝き、威厳に満ちた寛大さを感じる。この教会こそ、キリスト教史上類をみない「信徒発見」の地。教会創建から約1カ月後の慶応元年(1865)、約250年もの間、禁教下で信仰を続けた潜伏キリシタンたちが「ワタシノムネ、アナタトオナジ」と神父にささやき、信仰を告白した。ワタシもムネのオモイを込めて祈ろう。
大浦天主堂の記載・掲載に当たってはカトリック長崎大司教区の許可をいただいています。
教会は信者の方にとって大切な祈りの場です。マナーを守って見学しましょう。
時間 | 8~17時45分、無休 |
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アクセス | 長崎駅前から長崎電気軌道1号系統7分の築町で5系統に乗り換え、5分の大浦天主堂下電停下車、徒歩5分 |
伝統ってステキ! 昭和2年(1927)に建てられた趣のある建物に入り、「茶碗むしセット」(1350円)を注文。揃えの器のフタを開けると、ひとつは大きな茶碗むし。もうひとつはアナゴのかば焼き、魚のおぼろ、卵焼きをのせた蒸し寿司。「夫婦蒸し」といわれる組み合わせは、素朴ながら色彩豊かだ。寛政年間、京都や大阪で発祥した茶碗むしだが、今やすっかり長崎でも名物!
営業時間 | 11~20時、元日休 |
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アクセス | 長崎駅前から長崎電気軌道1号系統11分の観光通電停下車、徒歩3分 |
諏訪・森﨑・住吉の三社を祀る長崎の総氏神で、縁結びの神様でもある。参道の敷石には、丸型の男石(一の鳥居付近)と六角形の女石(四の鳥居付近)が埋め込まれている。男性は女石、女性は男石を踏んだ後、拝殿前の両性が合体した石を踏んで参拝すると願い事が叶うという。江戸時代から伝わるという陰陽石―どうか、どうか、よろしくお願いします!
参道入口までの アクセス |
長崎駅前から長崎電気軌道3号系統8分の諏訪神社前電停下車、徒歩1分 |
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列車情報 |
金と黒、唐草模様をあしらった贅沢な車内はまるで走る美術館のよう。そして、その優雅さにはロマンとエピソードがある。明治39年(1906)、当時の九州鉄道がアメリカに豪華客車を発注したものの、国有化に伴い、この豪華客車は活躍の場を奪われてしまった。その幻の列車こそ、「或る列車」。100年の時を超えて蘇った客車で、ワールドクラスの腕前のシェフが演出する極上スイーツをいただこう。 |
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運転日 |
平成29年3月31日までの金・土・日・月曜(12月30日~1月2日をのぞく)、12月28・29日 平成29年3月末までの運転日を掲載しています。 乗車には、JR九州ほか各旅行代理店企画・販売によるツアー商品の購入が必要となります。 |
運転区間・ 時刻 |
「長崎コース」長崎駅~佐世保駅
平成29年3月末までの運行スケジュールを掲載しています。 |
九十九島を目と鼻の先に望むベイサイドホテル。予約した和洋室はベッドのほか琉球畳の和室があり、モダンな雰囲気だ。さっそく大はしゃぎで温泉へ。ナトリウム・炭酸水素塩泉の湯はさらりとした肌触りで疲れが泡のように消えていく。“旬”にこだわった九州産の食材を頬張り、ダイエットは明日からと決心する。だって、この地ならではのヒト・モノ・コトを体感できるホテルなのだから。
アクセス | 佐世保線佐世保駅からタクシー15分 |
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お楽しみはまだまだこれから! 米海軍基地がある佐世保には外国人バーやジャズバーが多く、英語が飛び交う空間で異国気分が味わえる。少しハードルが高そうな店も「佐世保港まちグルメチケット」(4枚綴り2000円)があれば大丈夫。参加店舗には魅力的なワインバーもあり、深夜まで営業している。女性に人気の甘口カクテルなどもお楽しみ。さぁ、佐世保の夜へ繰り出そう。
利用期間 | 平成29年3月31日まで |
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販売場所 | 佐世保観光情報センター |