碁盤の目のように整然とした町なのに、京都は迷路のよう。 “絶対王者”級の観光スポットがあちこちに点在し、“絶対王者”の名店と老舗がすまし顔で林立している。ワタシには「絶対行くべき場所」が多すぎるのだ。だから、京都こそ、ワタシ流がいい。京都だから和食、京都だから寺院……、そんな決まりはない。徹底的に自分好みの旅をする。鉄道に、フレンチに、金碧(きんぺき)障壁画に、夜さんぽ。とりとめなくても、Myスタイル。マニュアルを捨て、町に出よう。
伝統や歴史って“革新”のコトかも。京都を歩くとそう思う。平成29年は「大政奉還」という幕末を揺るがした新たな転換期から、150年目にあたる。現場の二条城に行けば臨場感もある。御殿の広間からはみ出そうなほど大胆な構図の狩野派の壁画は、伝統というには革新的過ぎる。厳しい修業を積んだ名店の主人が作る逸品は、伝統的でありながらモダンさも感じられる。京都を織りなす名所、名店には必ずストーリーがあり、常に“革新”に満ちている。歴史という名の長い時間のなかで、時代とともに歩むには、“革新”が必然なのだ。やっぱり、京都ってスゴイね!
東海道・山陽新幹線「N700A」はとにかく高速! 時速270キロメートルに達するまでわずか180秒。最高時速は285キロメートルだ。それでいて快適&クリーンに“進化”した「N700A」。普通車両にも新型吸音床構造を導入し、微弱なゆれも制御する。静かな車内ならガールズトークにも花が咲く。窓際席にはコンセントが設置されているのもうれしい。
東京駅~博多駅
北野天満宮の御祭神・菅原道真公の祥月命日(2月25日)に斎行される祭りで、900年以上もの歴史がある。10時から境内に地元・上七軒の芸舞妓による野点(のだて)の茶席が設けられ、梅の花の美しさに一層の華やぎが添えられる。野点拝服券1500円(宝物殿拝観と御供物付き)は北野天満宮で約1カ月前から販売、枚数に限りがあるが当日券の販売も。
京料理を中心に、さまざまなジャンルから選りすぐりの198軒もの飲食店が参加。趣向を凝らした2月限定のスペシャルメニューを特別価格で提供する。期間は平成29年2月1~28日、設定金額は1500円~1万5000円。公式ガイドブックも無料配布中。