海と山、どっちに行く? なんて聞くのは愚問。千葉の鴨川なら、両方たっぷり楽しめてしまうのだから。さっきまでリゾート感たっぷりだった海沿いの風景には、気づけば漁港の雰囲気が漂っている。そして、海際のイタリアンで「シーフード」と呼ばれた地元食材たちは、オーシャンビューの和みの宿では「海の幸」に変わる。和食も洋食も、はしゃいで陽気な雰囲気も、たそがれ時に物思いにふけっている様子も、みんな千葉なのです。もうこうなったら、ワタシも自分に境界線を設けず、遊ぶしかないでしょ!
女の旅は“おいしいもの”でできている。海に突き出た房総半島に来ているのだから、とことん海の幸を味わっていかないと。地元食材にこだわった旅館の朝食をたっぷりいただいたら、400年以上続く「勝浦朝市」でつまみ食い。さらに、漁協直営店の新鮮な伊勢エビを頬張り、列車とスイーツを楽しんで、アート鑑賞後にイタリアン。これだけ盛り込めば、リア充間違いなし。旅って本当においしいね。いやいや、旅って本当に楽しいね。