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日本じゃない、みたいな風景が待ってます|鉄道で!旅行・感動。ほっかいどう 道北&道南編
函館・松前・大沼などの旅|道南の魅力2トップは歴史散策と津軽海峡の幸!
<今回の旅程> 1日目|松前・函館 →2日目|函館→3日目|大沼

鎧など藩政時代の資料を展示する松前城天守閣、公園全体や津軽海峡を見渡す高台の第二公園など、見どころいっぱいの松前公園。
TEL.0139-42-2726(松前観光協会)

明治29年(1896)創立のトラピスト修道院。ゴシック風の赤レンガの建物は荘厳な雰囲気で、厳しい戒律を象徴しているかのよう。
TEL.0138-75-2139。9:00~17:00(直営売店)、DC期間は無休。外観見学のみ無料

昆布とスルメをしょう油に漬け込む松前漬けを、自分の手で作ってみよう。白飯や酒のおともにばっちり! 個人客の場合は2日前までに要予約。時間は応相談。
TEL.0139-43-2439(松前藩屋敷)。1000円

1日目|松前・函館|津軽海峡に面する町々でおいしい旅を

 「はーるばる来たぜ、道南~♪」。バスの車窓から津軽海峡を眺めていると、思わずこんな鼻歌もこぼれてくる。朝、函館空港に朝着いたら、1日目は函館駅から「ツインクルバス津軽海峡グルメ号」に乗って松前や福島町を巡る旅へ(3500円。8月6日~8月31日)。

 最初に立ち寄る「トラピスト修道院」は、日本初の男子修道院。売店で人気なのが、同修道院が作った発酵バターで使ったクッキーやソフトクリームだ。濃厚な風味がたまらない!

 グッと西南へ下り、松前でランチを満喫したら、松前藩屋敷で松前漬け体験に挑戦。仙台以北最大の都市といわれた城下町・松前の町並みを再現した同施設で、松前の郷土食を作れば、最高の土産に。体験後は松前城や寺町など歴史スポットの宝庫・松前公園を散策。

 最後は、「道の駅 ふくしま」でお買いもの。ここの自慢は新鮮で肉厚なスルメ。購入して本日宿をとる函館で、晩酌のお供にしたい。

2日目|函館|歴史散策の前後は新鮮魚介で挟みうち!

 前日、函館山からの夜景を楽しんだら、翌朝は活気溢れる「函館朝市どんぶり横丁市場」へGO。横丁内には魚介や加工品を扱う商店、食事処など19店舗が軒を連ね、食事処ではプリップリのイカやイクラ、濃厚トロトロのウニといった近海の幸がはみ出そうなほど山盛りの海鮮丼を味わえる。なかには、店内水槽で生きていた魚介をさばいて提供する店も!

 お腹を満たしたら、市電などを駆使し「ミシュラン・グリーンガイド・ ジャポン」で二ツ星に輝いた五稜郭跡ほか函館の町歩きを満喫。戊辰(ぼしん)戦争最後の戦の地・五稜郭は美しい星型の要塞が特徴だ。五稜郭タワーに上れば、その地上の星を一望できる。

 こちらも函館らしいと言えるのが、函館漁港の入舟番屋で楽しめるイカ釣り体験。函館市漁協所有の水槽でイカを釣りあげたら、その場でイカ刺しに!

恵比寿屋食堂のかに三色丼1980円(写真)ほか、各食事処で甘エビ、ホタテなど近海の恵みいっぱいの丼を味わえるどんぶり横丁市場。営業時間、休みは店舗により異なるが全店休みという日はない。
TEL.0138-22-6034

五稜郭中央には、平成22年に箱館奉行所もオープン。
TEL.0138-51-2864。郭内5:00~19:00(奉行所9:00~受付終了17:45、それぞれ季節により変動)、臨時休あり。奉行所500円

水色の巨大水槽を回遊するイカちゃんたちを、専用の釣具で狙え! 自分の釣果を新鮮な透明のイカ刺しで味わえば、喜びもひとしお。
TEL.0138-22-4673。11:00~14:00、基本月~金曜休。釣り体験とイカ刺し定食1500円

2時間や3時間(ピザ付き!)のコース、1泊2日のカヌーキャンプなど幅広いカヌー体験メニューを揃えるイクサンダー大沼カヌーハウス。
TEL. 0138-67-3419。2時間コースお茶付きは基本9:00発・13:00発、無休。4000円~

↑湖や大小126の小島、動植物などが目を和ましてくれる大沼国定公園。4種の自然散策コースやカヌーなど各種体験も用意。
TEL.0138-67-2170(大沼国際交流プラザ)。8:30~18:00(12~3月は~17:30)、無休。入園無料

→春~秋を通じ、季節の花々を観賞できる波多野エクスバレーガーデン。ドライフラワー工房もあり、常時100種前後を展示販売。
TEL.01374-2-6441。9:00~17:00頃(9~12月は~16:30)、4月上旬~12月20日頃まで。入園無料

3日目|大沼|湖や駒ヶ岳に囲まれ爽快アクティビティ

 3日目は函館から函館本線を使い、大沼公園へ北上。運行日が合えば(下段コラム参照)、SL函館大沼号に乗って、旅情を高めたい。

 大沼に着いたら、なにはともあれアクティビティ。大沼国定公園周辺の小沼や大沼ではカヌー体験を短時間で楽しめる。湖に咲く季節の花々や小島の間をいく湖面散歩は、スローでちょっと優雅な気分。動物好きな人は、グリーンピア大沼乗馬園での乗馬にトライ。

 大沼国定公園で3つの湖の周辺を散策したら、日帰り入浴OKの宿も数軒ある大沼温泉で疲れを癒すもよし、波多野エクスバレーガーデンで初夏のラベンダーや四季折々の宿根草(しゅっこんそう)を愛でるもよし。同ガーデンでは7月末までラベンダー摘み(1袋500円)もできるので、お花好きはこちらも体験あれ。

期間限定だから行きたい!|SL函館大沼号

DC期間中のイベント列車として函館本線の函館~森間をSL疾走! C11型の機関車が煙を吐いて力強く客車を牽引する。
7月14〜16・21・22・28日〜8月5日運行。函館8:54発~森10:46着、森13:31発~函館15:24着の1日1往復。運賃のほか座席指定券800円が必要。

文・構成=鈴木健太
写真協力=JR北海道、松前観光協会、函館朝市どんぶり横丁市場
※掲載されているデータは平成24年7月現在のものです。

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観光の問合せ

北海道観光振興機構●TEL.011-231-0941
北斗市観光協会●TEL.0138-73-2408
松前観光協会●TEL.0139-42-2726
福島町観光協会●TEL.0139-47-3004
函館国際観光コンベンション協会●TEL.0138-27-3535
森観光協会●TEL.01374-2-2432

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