浅虫温泉の湯は、貞観年間に発見された当初は布を織る麻を蒸すためだけに使われていた。下って文治6年(1190)この地を訪れた円光大師(法然)が、傷ついた鹿が浸かるのを見て村人に入浴をすすめたという。現在、陸奥湾や湾に浮かぶ島々を望める温泉施設が多数。駅から徒歩2分の道の駅「ゆ~さ浅虫」5階にある展望浴場「はだか湯」(写真下)の眺望も、現代の建造物があまり目に入らず、1000年の昔に思いを馳せることができる。
発見=貞観年間(859~877)、慈覚大師
主な泉質=塩化物泉、単純温泉
交通アクセス=JR奥羽本線青森駅から青い森鉄道約20分の浅虫温泉駅下車、徒歩1~10分圏内
詳細は「浅虫温泉」