藤原鎌足の子孫・登羅麻呂(とらまろ)の娘が疫病にかかった際に武蔵寺の薬師如来に祈願し続けたところ、夢の中でお告げがあり、温泉を発見したとされる。そのため、古くは“薬師温泉”や“武蔵温泉”と呼ばれた。宿泊施設の他、日帰り入浴施設も複数あり、源泉かけ流しの公衆浴場「博多湯」(写真上)は万延元年(1860)創業、「御前湯」(写真下)は黒田藩御用達だった温泉の名をいただいている。
発見=白雉4年(653)、藤原登羅麻呂
主な泉質=単純温泉
交通アクセス=JR鹿児島本線二日市駅から徒歩10分~タクシー10分圏内
詳細は「ちくしの絵巻」