『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
毘沙門堂 本尊に毘沙門天を祀る、天台宗の門跡寺院。宸殿は元禄6年(1693)に御所から移した建物で、襖絵は狩野益信の作とされる。円山応挙が板戸に描いた鯉も見られる。TEL.075-581-0328。8:30~17:00(12~2月は~16:30)。境内無料、殿舎500円。紅葉の見頃:例年11月中~下旬。
双林院(山科聖天)通称を「山科聖天」といい、毘沙門堂とともに寛文5年(1665)に再建された。本尊の大聖歓喜天は秘仏だが、不動明王などの仏像を拝観できる。TEL.075-581-0036。8:00~17:00。境内自由。
山科疏水 琵琶湖から京都に伸びる琵琶湖疏水の一部。京都の近代化を目指し、明治23年に完成した。疏水沿いにモミジや桜が数多く植えられ、散策やジョギングを楽しむ人が多い。
ゆる音家 パスタは全21種類で、一番人気が明太子カルボナーラ1050円(写真)。秋はサツマイモとカボチャを使った秋限定パスタが登場。お得なランチセット1050円は本日のパスタ、豆乳スープ、サラダ、ドリンクが付く。TEL.075-502-5133。11:30~21:00。無休。
勧修寺 氷室の池を中心に、周囲の山々を借景にした庭園が素晴らしい。宸殿は元禄10年(1697)に明正天皇の御殿を移したもの。前庭に水戸光圀の寄進とされる燈籠が立つ。TEL.075-571-0048。9:00~16:00。拝観400円。
隨心院 正暦2年(991)に創建された真言宗の門跡寺院。小野小町ゆかりの化粧井戸や恋文を埋めたという文塚、卒塔婆小町像がある。TEL.075-571-0025。9:00~16:30。境内無料、本堂拝観400円。夜の特別拝観は11月18~27日、18:00~20:30(受付終了)、拝観500円。紅葉の見頃:例年11月中~下旬。
醍醐寺 三宝院庭園は国の特別史跡・特別名勝。伽藍には国宝の金堂や五重塔など多くの堂宇が建ち見どころが多い。TEL.075-571-0002。三宝院庭園・殿舎拝観9:00~17:00(12月第1日曜の翌日~2月末は~16:00)、拝観600円。伽藍拝観9:00~17:00(12月第1日曜の翌日~2月末は~16:00)、入山料600円。霊宝館9:00~17:00(12月第1日曜の翌日~2月末は~16:00)、入館料600円。共通券あり。紅葉の見頃:例年11月中旬~12月上旬。
JR山科駅から北に抜ける地下道を通り、緩やかな坂道を登ると、毘沙門堂の参道が見えてくる。11月中旬頃から境内のあちらこちらが紅葉し、とりわけ回遊式庭園の晩翠園や勅使門前のモミジが圧巻。
本堂に続く宸殿(しんでん)には、見る角度によって動くように見える襖絵がいくつもあり、紅葉とともにじっくり楽しみたい。近くに建つ毘沙門堂の塔頭(たっちゅう)・双林院もモミジが綺麗だ。
山裾を流れる山科疏水沿いは散策路になっていて、ここも紅葉スポット。JR山科駅前に戻り、旧三条通を南に下がった所にあるパスタと甘味の店「ゆる音(ね)家」でランチタイムを。町家を生かした建物の中で、お箸を使って食べる創作パスタが女子に人気だ。
地下鉄に乗り小野駅で下車し、醍醐天皇が創建した勧修寺(かじゅうじ)で庭園散策をした後は、小野小町の邸宅があったとされる隨心院(ずいしんいん)で、境内の紅葉と小町ゆかりの史跡を拝見。
旧奈良街道を南に進むと広い境内を持つ醍醐寺に出る。下醍醐と山上の上醍醐に分かれ、下醍醐は三宝院庭園や伽藍(がらん)が鮮やかなモミジで彩られる。さらに霊宝館で貴重な寺宝を鑑賞すれば、京都の歴史を存分に感じられるだろう。
山科駅近くの「リカーコレクション龍野」の2階で、定期的に開催される落語会「龍野落し語の会」。プロの噺家が訪れ、笑いを届けている。次回は11月16日19時開演で、笑福亭岐代松さん、桂文昇さん、露の眞さんが出演する。木戸銭は前売券1200円、当日券1500円。TEL.075-595-5358。
伝統ある清水焼の生産地として、昭和30年代半ばに誕生した清水焼団地。作家、窯元、卸などが集まり、丁寧に作られた作品が「京焼・清水焼工芸館」で展示・販売されている。事前予約で絵付けや陶芸体験できる店の手配が可能。TEL.075-581-6188。9:00~17:00。年末年始とお盆のみ休。
10月下旬から12月初旬にかけて、京都の社寺を中心に夜間特別拝観と紅葉ライトアップが実施される。洛東では、蒔絵のような美しさを誇る「高台寺」「清水寺」「将軍塚大日堂庭園・展望台」など、洛中では「北野天満宮」、洛北では「宝泉院」で楽しめる。また、洛西では「大覚寺」「宝厳院」といった寺院や「嵯峨野トロッコ列車」紅葉ライトアップを堪能できるので見逃せない!
第47回となる今秋は、18ヵ所で特別公開を行なう。期間は10月23日~11月7日(※寺社により異なる。詳しくは京都古文化保存協会まで)。1ヵ所800円。TEL.075-561-1795(京都古文化保存協会)。公開寺社=上賀茂神社、大徳寺 方丈・法堂・唐門、真珠庵、聚光院、弧篷庵(こほうあん)、冷泉家、浄福寺、三時知恩寺、廬山寺、清浄華院、下鴨神社、法然院、知恩院三門、得淨明院、大統院、三十三間堂本坊 妙法院、東福寺三門、東寺五重塔
国内最大の文化の祭典・国民文化祭が今年は京都で開催される。期間は10月29日~11月6日。京都市主催の事業は京都市美術館で行なわれる美術展、京都国際マンガミュージアムでのマンガアートフェスティバルなど色々ある。詳しくはHPまで。第26回国民文化祭京都市実行委員会事務局TEL.075-366-1495
四季折々、極上の古都の旅へと案内するJR東海の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーン。今年の盛秋編は、洛東の山腹にたたずむ寺院「毘沙門堂」で展開します。
平安遷都以前に創建され、度重なる戦乱の時期を経て、江戸時代に現在の京都市の東、山科の地に再建された毘沙門堂。皇室や摂関家が出家をするという、格式の高い門跡寺院として、静かに歴史を重ねてきました。
御所から移築された寺院の厳かな雰囲気のなか、美しい紅葉を眺めながらの散策を楽しめます。
JR東海の「そうだ 京都、行こう。」ホームページでは「毘沙門堂」を特集し、紅葉の時期しか出会えない美しい風景をクローズアップしています。お寺の基本情報からスタッフおすすめの京都の散策コースまで、興味深いコンテンツがいっぱいです。
また、これまでのキャンペーンのCMをはじめ、季節の特集やピックアップ情報などもご覧いただけます。 キャンペーン展開にあわせ、「そうだ 京都、行こう。」エクスプレスカード会員限定イベントとして、毘沙門堂の多聞閣(通常非公開)における昼食会及び法話会も行なわれます。
文・写真=福島恵美 写真協力=毘沙門堂、有限会社凛Style、隨心院、醍醐寺、リカーコレクション龍野、京都市観光協会
※掲載されているデータは平成23年10月現在のものです。