期間 ●平成24年1月7日(土)~3月18日(日)
公開時間●10:00~16:00(受付終了)
料金●1カ所600円
*寺社により拝観期間・時間・料金が異なる場合もあります。また、法要等によって拝観期間・時間が変更の場合もあります。最新情報は下記HPまで。
http://www.kyokanko.or.jp/huyu2011/2011huyutabi_1.html
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六波羅蜜寺 天暦5年(951)、空也上人が創建。鎌倉時代の様式を残す本堂(写真)のほか、清盛供養塔など境内は見どころ多数。この冬、平家ゆかりの寺宝も特別公開。8:30~17:00、無休。拝観料600円
長講堂 寿永2年(1183)に後白河法皇が六条御所内に持仏堂を建立したのが起源。平安時代から残る本尊・阿弥陀三尊像の前で、後白河法皇は臨終を迎えたという。平成24年1月7日〜3月18日の特別公開。10:00~16:00受付終了、日曜午前休。拝観料600円
長楽寺 源氏の目をはばかり墨を塗ったとされる「建礼門院画像」や一遍上人像などの文化財を拝観できる。書院庭園(写真)は紅葉の名所としても有名。10:00~16:00受付終了、特別公開期間は無休。拝観料600円
平等寺 寺名は高倉天皇から下賜されたという。高倉天皇から寵愛を受けつつも、悲恋の結果に終わった小督局の髪で作ったという「毛髪織込光明真言」(写真)などを特別公開。10:00~16:00受付終了、特別公開期間は無休。拝観料600円
京都市観光協会●TEL.075-752-0227
かつて、平家が拠点を置き、最盛期には数千の平家一族・親族の家が並んだという六波羅(ろくはら)。その周辺の洛東・洛中エリアには平家ゆかりのスポットがいっぱいだ。
旅で紡ぐ『平家物語』は、六波羅蜜寺からスタート。平忠盛(清盛の父)が庇護を加え、清盛の娘・徳子(建礼門院)と高倉天皇の間に生まれた安徳天皇の安産祈願がなされたという同寺では、有名な平清盛坐像や空也上人立像(ともに重文)を拝観しよう。
続いては、後白河法皇建立の持仏堂が起源という長講堂(ちょうこうどう)へ。源頼朝が「日本国第一の大天狗」と評した後白河法皇は、時に清盛の力を借り、時に平家滅亡の陰謀に加担したといわれ、約34年も院政を敷いた。その後白河法皇坐像がこの冬特別公開に! 法皇直筆の『過去現在牒』や『後白河法皇御真影』(複製)などの寺宝も必見だ。
3カ所目の長楽寺は、清盛の娘・建礼門院が我が子の安徳天皇を壇ノ浦で亡くした後に出家した寺。建礼門院が安徳天皇の形見で縫った仏具「幡(ばん)」や無邪気な表情の『安徳天皇画像』(複製)など特別公開の文化財で、その愛と悲哀の物語に触れたい。
最後に訪れた平等寺では、まず日本三如来のご本尊・薬師如来像を参拝。一木造りの像は頭巾を被っており、これは有事の際に厨子ごと滑車と縄で素早く運びだすとき傷を付けないためだという。高倉天皇が寵愛した小督局(こごうのつぼね)に関する文化財の特別公開もお見逃しなく!
慶応元年(1865)創業の七條甘春堂では、ユニークな甘味と出会える。写真は、一見本物の茶碗に見えるが、実はお菓子でできた「煎茶器」。季節の生菓子とともに、粋な遊び心を楽しんで。
代々天皇や皇族が住職を務めた格式の高い門跡寺院・大覚寺。その通常非公開である書院・庭湖館(ていこかん)で、風雅なお香体験を。お香の老舗「松栄堂」スタッフ解説のもと、薫物(たきもの)と呼ばれる練香(ねりこう)の香りを楽しみたい。お抹茶の接待付き。予約は京都市観光協会へ電話、または「京都 千年の心得」HPから予約(定員になり次第締切)。開催日2月17日・18日・24・25日。13:00~15:30頃。5800円
京手描友禅の「富宏染工」で、着物プロデューサー・藤井友子さんの話や職人さんの指導のもと、オリジナルのふくさ&小風呂敷制作という貴重な体験ができる。予約は京のたしなみ推進協議会(TEL.080-3848-3293)へ電話。開催日の2週間前に締切。開催日1月28日、2月4日、3月3日・17日。10:30~12:00頃。6800円(制作したふくさなどの送料別途)
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