割引サービスを利用したおトクなモデルコースもご紹介!!
駅の窓口に並ばすにきっぷの予約ができるインターネット予約サービス。自宅で、会社で、外出先で、空いた時間に手軽に予約でき、さらにネット予約限定の割引サービスで超おトク!! さあ、便利なネット予約で列車旅をおトクに楽しみましょう
『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
割引サービスを利用したおトクなモデルコースもご紹介!!
駅の窓口に並ばすにきっぷの予約ができるインターネット予約サービス。自宅で、会社で、外出先で、空いた時間に手軽に予約でき、さらにネット予約限定の割引サービスで超おトク!! さあ、便利なネット予約で列車旅をおトクに楽しみましょう
会員登録無料で全国の新幹線・JRの特急列車の申込ができる。JR東日本の新幹線指定席特急券を、JR東日本の指定席券売機で受け取ると、利用距離等に応じて通常より100~400円の割引となる「えきねっと割引」がある。設定期間・列車・席数・区間限定の「えきねっとトクだ値」(乗車日当日の1:40まで予約可)は通常より5%以上割引。乗車日13日前の1:40までに予約すると、割引率がさらにアップする「お先にトクだ値」を利用できる。さらに、ごく限られた列車・区間を乗車日13日前までに予約する「お先にトクだ値スペシャル」は50%割引にもなる。
JR東海「エクスプレス・カード」またはJR西日本「J-WESTカード」(年会費各1,050円)会員のみが、東海道・山陽新幹線の指定席をネット予約できるサービス。「EX-ICカード」が発行され、チケットレスで乗車できる。乗車日3日前の23:30までに予約すると割引を受けられる「IC早特」がある。IC早特のうち、設定区間が多めのタイプA、設定区間・乗車時間が限定的なタイプB、東海道新幹線「こだま」のグリーン車対象のタイプC、当日の予約でも割引を受けられる「e特急券」などがある。
年会費525円で、手持ちのクレジットカードで入会でき、東海道新幹線の指定席をネット予約できる。ICカードの「プラスEXカード」が発行され、チケットレスで乗車可能。乗車日3日前の23:30までに予約すると割引を受けられる「IC早特(プラス)」がある。設定区間が東京・品川・新横浜⇔名古屋・京都・新大阪に限られ、乗車駅を朝6時台に発車する「のぞみ」と終日の「ひかり」に乗車可能なタイプ、「こだま」グリーン車専用タイプとがある。
山陽・九州新幹線やJR西日本・JR四国・JR九州の主な特急列車などを予約できるサービス。会員登録無料で、手持ちのクレジットカードも使用できるが、「J-WESTカード」会員(年会費1,050円)は専用のおトクなきっぷの購入ができる。「eきっぷ」は山陽・九州新幹線やJR西日本・JR四国・JR九州の主な特急・急行列車を年間通して割引購入でき、乗車日3日前の23:00までに予約するとさらに割引となる「e早特」もある。ネットでなく電話予約となるが、J-WESTカード会員向けに、2013年2月19日まで「J-WEST早特往復きっぷ」を発売中。乗車日14日前または7日前までの予約で、大幅な割引が受けられる。
九州・山陽新幹線を中心にJR九州・JR西日本の特急列車のきっぷをネット予約できるサービス。会員登録無料。区間・列車・席数限定だが、九州新幹線・九州内特急列車の乗車券と特急料金を割引した「九州ネットきっぷ」があり、乗車日3日前の23:00までに予約することでさらに割引となる「九州ネット早特」もある。クレジットカード「JQ CARD」会員は九州から関西方面への特急料金を割引した「eきっぷ」「e早特」も利用できる。「JQ CARD」は入会後1年間年会費無料。年1回以上の利用で翌年も無料、利用のない場合1,312円。
城下町・弘前は藩校稽古館が早くから蘭学を取り入れるなど、進取の気性に富む風土。武家屋敷が残る一方、洋館も建ち並び、フランス料理店も多い。昼時に駅に降り立ったからには、ランチはフレンチと洒落込もう。洋館もフレンチレストランも土手町周辺に数多い。
弘前城の建つ弘前公園を通り抜け、「津軽藩ねぷた村」でねぷたを見学するとともに、津軽三味線生演奏を堪能。金魚ねぷた絵付けなど、民工芸製作体験をしてみるのもいい。
土手町に戻ると、日没の早い冬、洋館がライトアップされ、薄暗がりのなか美しく浮かび上がっている。2013年2月28日まで「津軽ひろさき冬の旅」が開催中で、数あるイベントのひとつ「弘前エレクトリカルファンタジー」として、洋館9棟などがライトアップされているのだ。
夕暮れの街歩きを楽しんだら、津軽三味線居酒屋で津軽の郷土料理・地酒と、またまた三味線の生演奏を堪能。酒席で聴く津軽三味線は、また格別の味わいだ。
2日目は地元のガイドさんの案内で、弘前をディープに歩いてみよう。弘前には複数のガイド団体が存在し、「ひろさき街歩き予約システム」が確立されており、好みに応じた街歩きを楽しめる。午前中は真面目に「弘前藩歴史巡り」コース、午後は和やかに「弘前の<かっちゃ>と歩く土手町界隈ぶらぶら散歩」と、二本立てもよさそう。
帰路の新幹線に乗る前に、新青森駅構内の「あおもり旬味館」で青森土産を買い込むのも忘れずに。
●「お先にトクだ値スペシャル」利用の場合:東京~新青森乗車券・指定席特急券(往復)16,160~16,360円+新青森~弘前乗車券(往復)1,040円=17,200~17,400円
※対象期間は2月1~28日。乗車日13日前の1:40までの予約が必要。設定列車は、はやて15号、はやて17号、はやて40号、はやて42号など限定的。
●通常の場合:東京~弘前乗車券(往復)18,340円(往復割引適用)・東京~新青森指定席特急券(往復)12,600~13,000円=30,940~31,340円
駅名 | 時間 | 旅のひとことアドバイス | |
---|---|---|---|
1日目 | 東京駅 発 | 8:28 | 新幹線「はやて17号」乗車 |
新青森駅 着 | 11:55 | 乗り換え | |
新青森駅 発 | 12:04 | 奥羽本線普通列車に乗車 | |
弘前駅 着 | 12:41 | タクシーで「レストラン山崎」へ。食後は歩いて観光 | |
2日目 | 弘前駅 発 | 16:42 | 夕方まで地元ガイドとともに「ひろさき街歩き」を楽しむ |
新青森駅 着 | 17:23 | 駅構内「あおもり旬味館」で青森の郷土料理を楽しんだり、土産物ショッピング | |
新青森駅 発 | 19:33 | 新幹線「はやて42号」乗車 | |
東京駅 着 | 23:08 | 自宅へ |
弘前フレンチを代表する「レストラン山崎」の「冷製りんごスープ」。世界で唯一、無農薬無肥料によるリンゴ栽培に成功した木村秋則さんの「奇跡のりんご」を使用。
TEL..0172-38-5515。11:30~14:00(LO)、17:30~20:30(LO)、月曜休。ランチコース1,575円~、ディナー3,675円~、冷製りんごスープは単品840円、コースに追加する場合525円
高さ10mの大型ねぷたを展示する「津軽藩ねぷた村」では、津軽三味線生演奏の鑑賞、民工芸製作体験のほか、自ら三味線を手にしてみる津軽三味線演奏体験(要予約)もできる。
TEL.0172-39-1511。9:00~17:00(入村は~16:00、津軽三味線生演奏および民工芸品実演の一部は~16:00)、無休。大人500円
津軽三味線居酒屋は市内に5軒ほど。津軽三味線の演奏を聴きながら郷土料理や地酒に舌鼓を打てる。写真は「ふる里の響き あいや」。
ふる里の響き あいやTEL.0172-32-1529。17:00~22:30(LO)、不定休
毎年好評の「弘前エレクトリカルファンタジー」。現存する洋館や、弘前出身の世界的な芸術家・奈良美智さん制作の犬のオブジェがある赤レンガ倉庫など、市内の文化施設をライトアップ。周辺の通りをイルミネーションで飾り、光のラインでつないでいる
新幹線を九州・小倉駅で降り立ち、関門鉄道トンネルで本州最西端の下関駅へと戻る。徒歩10分弱の「海峡ゆめタワー」にのぼれば、関門海峡や九州など360度の絶景。足元に浮かぶ武蔵・小次郎の決闘の地、巌流島(がんりゅうじま)も興味深い。
バスに乗り、胸躍らせて水族館「海響館」へ。一番のお目当ては「スナメリのプレイングタイム」。さまざまなパフォーマンスを見せてくれるが、特に空気を吐いて作り出す“バブルリング”は、この上ない愛らしさ。一度だけでなく、何度も見たくなる。
冬の下関で泊まるとなれば、夕食はもちろんフグ料理だ!
翌日は、早起きして唐戸市場へ。2階のデッキから活気あるセリの様子が見学できる。小売りもしているので、買い物を楽しむのもいい。
市場を十分楽しんだら、唐戸桟橋から関門連絡船でマリンゲートもじへ。九州鉄道記念館・関門海峡ミュージアム・門司港レトロ展望室を見学後、いよいよレトロな建造物をひとつひとつ味わおう。
国際友好記念図書館・旧門司税関・旧大阪商船、どれも素敵で水辺の景観ともよくマッチし、ここに住む人々がうらやましくなる。帰路につくための門司港駅、これがまた大正3年築のネオルネッサンス様式の木造建築で、素敵なのだ(現在修理工事中のため、外観の見学は不可)。
●「IC早特(タイプA)」利用の場合:名古屋~小倉乗車券・指定席特急券(往復)28,000円+小倉~下関乗車券270円+門司港~小倉乗車券270円=28,540円
※終日の「のぞみ」「ひかり」「こだま」を利用可能。乗車日3日前の23:30までに予約が必要。
●通常の場合:名古屋~北九州市内乗車券(往復)18,340円(往復割引適用)+名古屋~小倉指定席特急券(往復)12,940~13,340円+小倉~下関乗車券270円=31,550~31,950円
※往復割引の適用を受けるため、往路は名古屋~下関(小倉経由)の乗車券を購入せずに、小倉で下関までの乗車券を購入。
駅名 | 時間 | 旅のひとことアドバイス | |
---|---|---|---|
1日目 | 名古屋駅 発 | 8:13 | 新幹線「のぞみ5号」に乗車 |
小倉駅 着 | 11:17 | 乗り換え | |
小倉駅 発 | 11:32 | 鹿児島本線普通列車に乗車(土・休日は11:31) | |
下関駅 着 | 11:46 | 徒歩で「海峡ゆめタワー」へ | |
豊前田バス停 発 | 12:31 | 唐戸方面行きサンデン交通バスに乗車、バスの本数は結構ある | |
海響館前バス停 着 | 12:35 | 水族館をじっくり堪能、フク料理を食べて、下関駅周辺に宿泊 | |
2日目 | 下関駅バス停 発 | 7:17 | 唐戸方面行きサンデン交通バスに乗車、バスの本数は結構ある |
唐戸バス停 着 | 7:24 | 唐戸市場を見学、宿の朝食を付けずに買い食いも楽しい | |
唐戸桟橋駅 発 | 9:19 | 関門連絡船乗船 | |
門司港駅 着 | 9:24 | 門司港レトロを堪能 | |
門司港駅 発 | 17:20 | 鹿児島本線普通列車に乗車 | |
小倉駅 着 | 17:32 | 乗り換え | |
小倉駅 発 | 17:47 | 新幹線「のぞみ56号」に乗車 | |
名古屋駅 着 | 20:51 | 自宅へ |
様々な水の生き物を展示するとともに、「スナメリのプレイングタイム」(写真)、「イルカタッチ」など魅力的なイベントが多数ある水族館「海響館」。
TEL.083-228-1100。9:30~17:30(入館は~17:00)、無休。大人2,000円
下関では不遇に通じるフグでなく、幸福に通じる「フク」と呼ぶ。皿に美しく盛りつけるフク刺しのほか、フク唐揚げ、フクちりなど、フクづくしをいただきたい。フクちりのあとのフク雑炊も絶品
本州の下関市と九州の北九州市を隔てる関門海峡。関門連絡船は唐戸と門司港を5分で行き来する。
関門汽船(下関側)TEL.083-222-1488。唐戸始発6:00~終発21:29、無休。大人390円
昭和初期まで税関庁舎として使用されていた「旧門司税関」。明治42年(1909)の築で、1階に休憩室・税関PRコーナー、2階に美術ギャラリー、3階に展望室がある。
TEL.093-321-6111。9:00~17:00、無休。入館無料
2012年度冬「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンで取り上げられているのは八坂通。京都駅に降り立ち、まずはその通りを目指す。冬のしっとりした空気のなか、格子戸の美しい木造の建物が並び、石畳の道の先に八坂の塔がそびえる光景を、自らの目で眺め、感慨ひとしお。八坂通をぬけると、二年坂・三年坂へと通じ、東山散策に欠かせない道でもある。
三年坂を進み清水寺参拝。三年坂を戻り、二年坂を進み高台寺、さらに八坂神社、円山公園をぬけて知恩院など、東山をじっくり探訪。
散策途中の休憩は、八坂神社の手前にある「ジュヴァンセル祇園店」などで。京都らしいエッセンスが加わったスイーツをいただける。
東山エリアにも多数の宿があるので、東山に宿をとり、朝の静かな二年坂・三年坂・八坂通を再び散歩してみるのもいいだろう。3月には八坂通などをLEDの露地行灯で灯す「京都・東山花灯路-2013」も開催される。
2日目は1月10日~3月18日開催の第47回「京の冬の旅」のイベントに着目。「嵐峡の屋形船と京料理」(要予約)などランチもできるイベントや、非公開文化財の特別公開を楽しもう。14の寺院で特別公開が行なわれるが、洛西エリアの「妙心寺大庫裏(おおぐり)・経蔵」は京の冬の旅初公開、「仁和寺五重塔」は25年ぶりの公開など、稀少感が高い。
●「IC早特(プラス)」利用の場合:東京~京都乗車券・指定席特急券(往復)22,940円+京都~嵯峨嵐山乗車券230円+嵯峨嵐山~花園乗車券180円+花園~京都乗車券190円=23,540円
※乗車駅を6時台に発車する「のぞみ」、または終日の「ひかり」を利用。乗車日3日前の23:30までに予約が必要。
●通常の場合:東京~京都市内乗車券(往復)15,960円+東京~京都「のぞみ」指定席特急券5,340~5,540円+京都~嵯峨嵐山乗車券230円+嵯峨嵐山~花園乗車券180円+京都~東京「ひかり」指定席特急券5,040~5,240円=26,750~27,150円
駅名 | 時間 | 旅のひとことアドバイス | |
---|---|---|---|
1日目 | 東京駅 発 | 6:50 | 新幹線「のぞみ7号」に乗車 |
京都駅 着 | 9:11 | 乗り換え | |
京都駅前バスターミナル 発 | 9:20 | 市バス100系統に乗車、日中は10分間隔で運行 | |
清水道バス停 着 | 9:44 | 八坂通など東山散策 | |
2日目 | 京都駅 発 | 10:37 | 山陰本線普通列車に乗車 |
嵯峨嵐山駅 着 | 10:53 | タクシー5分の嵐山遊覧船乗り場へ | |
嵐山遊覧船乗り場 発 | 11:30 | 11:20までに集合し、「嵐峡の屋形船と京料理」イベントに参加 | |
嵐山遊覧船乗り場 着 | 12:30 | 天龍寺など嵐山の見どころを散策 | |
嵯峨嵐山駅 発 | 13:46 | 天龍寺から駅へは徒歩13分 | |
花園駅 着 | 13:51 | 徒歩7分の妙心寺を拝観、北総門から出ると仁和寺まで徒歩10分ほど | |
花園駅 発 | 17:03 | 山陰本線普通列車に乗車 | |
京都駅 着 | 17:14 | 乗り換え | |
京都駅 発 | 17:29 | 新幹線「ひかり530号」に乗車 | |
東京駅 着 | 20:10 | 自宅へ |
東山のランドマークになっている八坂の塔は、法観寺の五重塔。3月8~17日18:00~21:30は「京都・東山花灯路-2013」として、八坂通はもちろん一帯の通りにLEDの露地行灯が灯され、夜の散策が楽しめる。
法観寺TEL.075-551-2417。10:00~16:00、法要等により拝観不可になる場合あり。拝観料400円(中学生未満の拝観不可)
東山では知恩院、得浄明院で特別公開が行なわれている。写真は知恩院三門からの眺め。楼上から市内を一望でき、祀られている宝冠釈迦如来像や十六羅漢像も拝める。
京都市観光協会TEL.075-752-7070。得浄明院10:00~16:00(受付終了)、知恩院三門10:00~15:40(受付終了)、法要等により拝観不可になる場合あり。得浄明院600円、知恩院三門800円
「祇園フォンデュ」(1,260円)は京洋菓子司「ジュヴァンセル」の祇園店のみで味わえる。季節のフルーツやお団子、パウンドケーキを抹茶チョコレートソースにつけていただく。
ジュヴァンセル祇園店TEL.075-551-1511。11:00~19:00(LO18:30)、無休
「京の冬の旅」キャンペーンの一環として、世界遺産の一寺、仁和寺の金堂と五重塔内部を特別公開。胎蔵界五仏を安置する塔内は、柱や壁が一面極彩色の仏画で飾られている。
京都市観光協会TEL.075-752-7070。10:00~16:00(受付終了)、法要等により拝観不可になる場合あり。600円。1月23日午前、2月2・3・14・15日、3月3・4日は五重塔のみの公開で300円
長崎は2006年に日本で初めて、まち歩き博覧会「長崎さるく博」を開催。日本を代表する観光地であり、とにかく歩くのが楽しい街。長崎国際観光コンベンション協会が「長崎さるく」のHPを開設しているので、旅立ち前に好みのコースを探すといい。
2月10~24日は長崎新地中華街を中心に「長崎ランタンフェスティバル」が開催されるので、唐人屋敷跡・福建会館などをめぐる「長崎のチャイナタウン」コースや期間限定の「ランタンさるく」コースを歩いてみるのもいいだろう。長崎の中のチャイナを歩くなら、ランチもチャンポンで決まり!!
翌日は炭坑の閉山により廃墟となった無人島・軍艦島端島クルーズ。2009年から観光客が上陸・見学できるようになり、海上から望む島の光景はもちろん、上陸して間近に眺める廃墟となった建物の異様は衝撃的だ。軍艦島は他の多くの産業遺産とともに「九州・山口の近代化産業遺産群」として世界遺産暫定リストに登録されている。
クルーズ後は、同じく暫定リストに登録されているグラバー園、小菅修船場跡などをめぐると、なお面白い。長崎さるくに「長崎を駆け抜けた薩摩の偉人~グラバー邸から小菅修船場跡、薩摩墓へ~」のコースマップがあるので、参考にするといいだろう。
●「J-WEST早特往復きっぷ(早特14)」利用の場合:大阪市内~長崎乗車券・指定席特急券(往復)19,600円=計19,600円
※乗車日14日前までに「J-WESTカード」裏面に記載のClub J-WEST会員専用ダイヤル(8:00~22:00)に要予約。7日前までに予約の(早特7)もある。
●通常の場合:大阪市内~長崎乗車券(往復)19,260円(往復割引適用)・指定席特急券(往復)13,380~14,180円=32,640~33,440円
駅名 | 時間 | 旅のひとことアドバイス | |
---|---|---|---|
1日目 | 新大阪駅 発 | 7:12 | 新幹線「のぞみ95号」に乗車 |
博多駅 着 | 9:40 | 乗り換え | |
博多駅 発 | 9:55 | 特急「かもめ13号」に乗車 | |
長崎駅 着 | 11:48 | 「長崎さるく」スタート | |
2日目 | 長崎駅前電停 発 | 8:25頃 | 正覚寺下行き路面電車に乗車 |
大波止電停 着 | 8:30頃 | 徒歩5分の長崎港ターミナルへ、8:40までに集合 | |
長崎港ターミナル 発 | 9:00 | 軍艦島クルーズ | |
長崎港ターミナル 着 | 11:30 | 徒歩5分の大波止電停へ | |
大波止電停 発 | 11:50頃 | 正覚寺下行き路面電車に乗り、築町で石橋行き路面電車に乗り換え | |
大浦天主堂電停 着 | 12:10頃 | 国宝の大浦天主堂を見学し、産業遺産「グラバー園」「小菅修船場跡」を散策 | |
小菅町バス停 発 | 15:53 | 長崎バスに乗車。バスの本数は結構ある | |
長崎駅前バス停 着 | 16:08 | 「長崎ランタンフェスティバル」期間中は長崎駅にも様々な装飾がされている | |
長崎駅 発 | 16:21 | 特急「かもめ34号」に乗車 | |
博多駅 着 | 18:14 | 乗り換え | |
博多駅 発 | 18:30 | 新幹線「のぞみ62号」に乗車 | |
新大阪駅 着 | 20:58 | 自宅へ |
「長崎ランタンフェスティバル」は、長崎新地中華街の人々が中国の旧正月(春節)を祝うために始めたもの。中華街はもちろん、市内の中心部に約15,000個に及ぶランタンが飾られ、湊公園(写真)などの各会場に大型オブジェが並ぶ
海底炭坑の人工島・端島(はしま)、通称「軍艦島」。「やまさ海運」など船会社数社が上陸ツアーを実施。
やまさ海運TEL.095-822-5002。長崎港ターミナルを9:00/13:00出航、荒天時運休。4,300円。要予約
廃墟となった大きな建物が、軍艦島の往時の繁栄ぶりを語り、もの悲しい気持ちになる。長崎市の条例により、天候や安全基準を満たさないと上陸できず、基準をクリアする日数は年間100日と想定されている
幕末から明治にかけて造船・炭坑・鉄道などの分野で外国の機械技術を導入し、日本の近代文明の進展に尽力した英国人トーマス・ブレイク・グラバーの邸宅「グラバー園」。
TEL.095-822-8223。8:00~18:00(受付は~17:40)、無休。600円
天孫降臨神話の息づく高千穂。2月上旬まで夜神楽が開催されている冬、いつもにも増して訪れてみたい憧れの旅先だ。
高千穂峡は阿蘇山の火山活動によって噴出した溶岩が冷え固まり、侵食されてできた断崖。この峡谷を貸しボートで遊覧し、落差17mの真名井(まない)の滝を間近から見上げれば、高千穂の荘厳さをより身近に感じられる。
高千穂夜神楽の日程にあわせて見学できれば興奮ものだし、高千穂神社で毎晩行なわれる観光神楽も、里神楽の本物の舞手が交代で奉納する本格的な舞であり、十分見応えがある。
翌日、高千穂をあとにして、「海幸・山幸」神話の舞台、青島へ。青島駅から260種あまりの亜熱帯植物が繁茂する青島亜熱帯植物園の園内を通り、宮崎の南国ムードを体感。
弥生橋を渡ると、いよいよ青島。山幸彦である彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)を祀る青島神社を参拝し、境内にある蝋人形神話館「日向(ひゅうが)神話館」を見学。天孫降臨や海幸・山幸の神話が蝋人形で表わされており、分かりやすい。鬼の洗濯板の海岸へと降り、まるで波が瞬時に岩になったような不思議な光景を心ゆくまで堪能し、帰路につこう。
●「九州ネットきっぷ」利用の場合:博多~延岡乗車券5,880円・指定席特急券1,900~2,100円+延岡~南宮崎乗車券・指定席特急券2,250円+南宮崎~青島乗車券(往復)540円+南宮崎~博多乗車券・指定席特急券5,500円=16,070~16,270円
●通常の場合:博多~延岡乗車券5,880円・指定席特急券1,900~2,100円+延岡~青島乗車券2,070円・延岡~南宮崎指定席特急券1,200~1,400円+青島~博多乗車券7,250円・南宮崎~博多指定席特急券1,900~2,100円=20,200~20,800円
駅名 | 時間 | 旅のひとことアドバイス | |
---|---|---|---|
1日目 | 博多駅 発 | 7:33 | 特急「にちりんシーガイア7号」に乗車 |
延岡駅 着 | 12:08 | 駅前でランチ、または駅弁を購入 | |
延岡バスセンター 発 | 13:00 | 宮崎交通のバス乗車 | |
高千穂バスセンター 着 | 14:30 | 高千穂峡を探勝し、夜は神楽を鑑賞 | |
2日目 | 高千穂バスセンター 発 | 7:35 | 宮崎交通のバス乗車 |
延岡バスセンター 着 | 8:54 | 延岡駅前には当地出身のアスリートたちの手形や足形が展示してある | |
延岡駅 発 | 9:12 | 特急「にちりん1号」に乗車 | |
南宮崎駅 着 | 10:24 | 乗り換え | |
南宮崎駅 発 | 10:34 | 日南線普通列車に乗車 | |
青島駅 着 | 11:00 | 徒歩で青島へ | |
青島駅 発 | 15:49 | 日南線普通列車に乗車 | |
南宮崎駅 着 | 16:16 | 駅弁を買うもよし | |
南宮崎駅 発 | 17:27 | 特急「にちりんシーガイア24号」に乗車 | |
博多駅 着 | 23:23 | 自宅へ |
昼なお暗い高千穂峡は、木々の枝の合間から光が差し込むと、まさに神様が降りてくるかのよう。落差17mの「真名井の滝」も神話にゆかりがある。貸しボートは8:30~17:00、増水時休、30分2,000円
11月下旬から行なわれている高千穂夜神楽は、以降は1月12・19・26日、2月10日に開催。高千穂神社の観光神楽は毎晩20:00~21:00に公開(受付は19:00~)、500円。問合せは高千穂町観光協会TEL.0982-73-1213
周囲1.5kmの青島。亜熱帯性常緑高木のビロウが多く自生し、一年を通じて緑あふれる。島の周囲は「鬼の洗濯板」とよばれる奇岩に囲まれている。青島神社は境内自由、日向神話館は8:00~17:00、無休、600円
青島をとりまく波状岩「鬼の洗濯板」は、まさに鬼が使う巨大な洗濯板のよう。約1,500~3,000万年前に海中の岩盤が隆起し、長い間波に洗われて形作られた。波が引くと、磯遊びが楽しめる
文・構成=大友康子
※掲載されているデータは平成25年1月現在のものです。
※運賃や料金、おトク額等は、平成25年2月に出かけた場合の一例です。お客さまのご利用方法によって異なることがあります。