『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
由布市
由布岳の麓に広がり、豊富な湯量と雑貨店やスイーツ店がひしめく洗練された温泉街を目当てに、多くの観光客が訪れる由布院(写真は山のホテル 夢想園)。湯の坪街道にみやげ屋などのお店多数。
玖珠(くす)町ほか大分県全域
玖珠町や杵築市など、大分県内で肥育された黒毛和種のうち、肉質等級2等級以上のものが「おおいた豊後牛」(写真は「カウべルランドくす」のもの)。
九重(ここのえ)町
江戸末期に開湯した寒の地獄温泉は秘湯の一軒宿。桧湯や切石湯といった大浴場に加え、7~9月のみ営業される冷泉が名物。水着持参またはTシャツや短パン着用で入浴できる。
日田市
日田市街から車で30分ほどの場所にあり、約300年間、伝統を守ってきた陶器の里・小鹿田(おんた)。水流を利用して陶土を砕く唐臼の音が、日本人の心に響く。
由布市
湯平(ゆのひら)温泉は由布院温泉の南方にあり、その歴史は鎌倉時代からとも。石畳の坂道沿いに、ひしめくように宿や店が並び、いかにも古湯の風情。飲めば胃腸に効くといわれ、評判。
玖珠町
玖珠盆地にある伐株(きりかぶ)山は、パラグライダーの基地として有名。地元団体の「ZU伐株(きりかぶ)」では初心者講習会も行なっている。
由布市
お洒落なお店やおいしいお店の多い由布でも、特に人気なのが「B-speak」のロールケーキ。ふわっとやわらかな食感と上品な甘さを求める客で、行列ができることも!
日田市
水量豊富な慈恩の滝は、落差30mの豪快な二段式の滝。遊歩道を歩けば、滝を裏側から見学できる。19~22時はライトアップも。日田市天瀬町と玖珠郡玖珠町の境にある。
九重町
鉄分を含むため、空気に触れて酸化した湯が美しいキャラメル色となる筌(うけ)の口温泉(写真は「新清館」)。共同浴場もあるので九重“夢”大吊橋の観光帰りに立ち寄りたい。
日田市
今の時期、水郷(すいきょう)で名高い日田の風物詩といえば、アユ。香り高く上品な身は、塩焼きで食べてよし、甘露煮やアユめしで食べても抜群なのだ。。
日田市
写真の神田(じんでん)湯など、玖珠川沿いに5つの露天風呂が点在する天ケ瀬温泉。天ケ瀬温泉にある全17施設のなかから3ヶ所で日帰り入浴可能な「なんでもパスポート」1000円(入浴券3枚)を利用し、はしご湯を。
九重町
九重“夢”大吊橋は全長390m、高さ173mを誇る歩行者専用吊橋。鳴子川渓谷の標高777m地点に架かっており、橋の上からは震動の滝やくじゅう連山などの大自然を一望!
由布市
パッカパッカという蹄の音が心地よい旅のBGMとなる、由布院の観光辻馬車。由布院駅前を出発し、佛山寺、宇奈岐日女(うなぎひめ)神社を経て駅に戻るコースで、所要時間は約50分。
明治39(1906)年に当時の九州鉄道が米国ブリル社に豪華客車を発注したものの、九州鉄道が国有化されたため、営業運転されることのなかった通称・或る列車こと「九州鉄道ブリル客車」。その幻の列車をもとに水戸岡鋭治氏がデザインし、今夏に蘇ったのが「或る列車」だ。明るいメープル材や格天井を用いた1号車、ウォールナットの組子に囲まれた個室を用意する2号車ともに「ななつ星in九州」に並ぶ豪華な空間!
運転日:2015年8月8日~10月12日の月・水・金・土・日曜を中心に運転
運転区間:JR久大本線 大分(9:46発)→日田(12:07着)、日田(14:48発)→大分(17:12着)
※2015年11月1日~2016年3月30日はJR佐世保線・大村線・長崎線 佐世保駅~長崎駅間で運転
※JR九州企画実施分は大分コース・長崎コースともに満席だが、その他旅行会社の旅行商品でも販売
●詳細はJR九州「或る列車」ホームページで
由布院への旅をさらに盛り上げる、リゾート感あふれる特急列車。JR鹿児島本線・久大本線を走り、博多~由布院・別府間を結ぶ。自由に利用できるサロンスペースをはじめ、クラシカルな雰囲気が漂う客席など、木の温もり溢れるモダンなインテリアが印象的だ。ビュッフェで購入した駅弁やスイーツを頬張りつつ、耳納(みのう)連山や慈恩の滝などの豊かな車窓風景を眺めれば、旅情もググッとUP。
運転日:毎日(博多~由布院1日2往復、博多~別府1日1往復)
運転区間:JR鹿児島本線・久大本線 博多~由布院・別府間
主な停車駅:鳥栖・久留米・日田・天ケ瀬・由布院・大分・別府
個性豊かな名湯が揃い踏みの九重町のなかでも、特にファンの多いのが壁湯温泉の一軒宿「旅館 福元屋」。名物は、なんと江戸時代からほぼそのままの姿という洞窟風呂だ。川にせり出した岩壁の下の湯船に毎分1700Lの温泉が湧き出す。渓流の音を聞き、野趣溢れる岩風呂で源泉かけ流しの湯に浸かるという本当の贅沢が、ここにはある。9~21時は日帰り入浴もOK。300円。
TEL.0973-78-8754(旅館 福元屋)
遊船とは屋形船のこと。日田の天領時代に、代官のしていた舟遊びがルーツといわれる。日田温泉の各旅館が運航する屋形船に乗って楽しむ夕食は、なんとも風流。10月末までは、伝統の鵜飼いを船から間近に見ることができる。
TEL.0973-22-2036(日田市観光協会)
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江戸末期にこの地へ伝えられた2つの流派を源流にもつ庄内神楽。魅力は、勇壮かつユーモラスな動きと力強い太鼓の音。現在12の神楽座が公演や奉納を行なっている。由布市の庄内町神楽殿にて開催。
TEL. 097-582-1111(庄内神楽座長会事務局)詳細はコチラ