『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
明治39(1906)年に当時の九州鉄道が米国ブリル社に豪華客車を発注したものの、九州鉄道が国有化されたため、営業運転されることのなかった通称・或る列車こと「九州鉄道ブリル客車」。その幻の列車をもとに水戸岡鋭治氏がデザインし、今夏に蘇ったのが「或る列車」だ。明るいメープル材や格天井を用いた1号車、ウォールナットの組子に囲まれた個室を用意する2号車ともに「ななつ星in九州」に並ぶ豪華な空間!
運転日:2015年8月8日~10月12日の月・水・金・土・日曜を中心に運転
運転区間:JR久大本線 大分(9:46発)→日田(12:07着)、日田(14:48発)→大分(17:12着)
※2015年11月1日~2016年3月30日はJR佐世保線・大村線・長崎線 佐世保駅~長崎駅間で運転
※JR九州企画実施分は大分コース・長崎コースともに満席だが、その他旅行会社の旅行商品でも販売
●詳細はJR九州「或る列車」ホームページで
由布院への旅をさらに盛り上げる、リゾート感あふれる特急列車。JR鹿児島本線・久大本線を走り、博多~由布院・別府間を結ぶ。自由に利用できるサロンスペースをはじめ、クラシカルな雰囲気が漂う客席など、木の温もり溢れるモダンなインテリアが印象的だ。ビュッフェで購入した駅弁やスイーツを頬張りつつ、耳納(みのう)連山や慈恩の滝などの豊かな車窓風景を眺めれば、旅情もググッとUP。
運転日:毎日(博多~由布院1日2往復、博多~別府1日1往復)
運転区間:JR鹿児島本線・久大本線 博多~由布院・別府間
主な停車駅:鳥栖・久留米・日田・天ケ瀬・由布院・大分・別府
個性豊かな名湯が揃い踏みの九重町のなかでも、特にファンの多いのが壁湯温泉の一軒宿「旅館 福元屋」。名物は、なんと江戸時代からほぼそのままの姿という洞窟風呂だ。川にせり出した岩壁の下の湯船に毎分1700Lの温泉が湧き出す。渓流の音を聞き、野趣溢れる岩風呂で源泉かけ流しの湯に浸かるという本当の贅沢が、ここにはある。9~21時は日帰り入浴もOK。300円。
TEL.0973-78-8754(旅館 福元屋)
遊船とは屋形船のこと。日田の天領時代に、代官のしていた舟遊びがルーツといわれる。日田温泉の各旅館が運航する屋形船に乗って楽しむ夕食は、なんとも風流。10月末までは、伝統の鵜飼いを船から間近に見ることができる。
TEL.0973-22-2036(日田市観光協会)
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江戸末期にこの地へ伝えられた2つの流派を源流にもつ庄内神楽。魅力は、勇壮かつユーモラスな動きと力強い太鼓の音。現在12の神楽座が公演や奉納を行なっている。由布市の庄内町神楽殿にて開催。
TEL. 097-582-1111(庄内神楽座長会事務局)詳細はコチラ