札幌を出発して最初の目的地「旭山動物園」へは、旭川駅からバスで40分。四季の変化がはっきりしている旭川では、その季節ごとに動物たちがさまざまな表情を見せてくれる。雪の深い寒い季節にこそ元気な、エゾシカやホッキョクグマはぜひ観察しておきたい。
冬の動物たちを見た後は、特別快速「きたみ」に乗って、一路上川へ。層雲峡温泉街を流れる石狩川の河川敷では、1万㎡の敷地を利用して「層雲峡氷瀑まつり」を開催している。渓谷の自然を生かした会場内では、巨大な氷の造形物がお出迎え。昼は太陽の光で輝き、夜には七色のライティングが施され幻想的な空間を作り出す。アイヌに伝わる火まつり太鼓の演奏などのイベントも見どころのひとつだ。
氷の中で遊んだ後は、旅館「湯元 銀泉閣」でゆっくり体を温めよう。温度の違う7種の源泉を使用して温度調節を行なうため、加温や加水なしの源泉かけ流しを堪能できるのだ。
2日目は室蘭本線で、苫小牧を目指す。途中乗り換えの旭川駅で、駅弁を購入して朝食にしよう。旭川の立ち売り弁当にはウニなどの海の幸をふんだんに散らしたわっぱ飯や、ビーフシチューなど美味な駅弁がいっぱい!
苫小牧駅からはバスで「ウトナイ湖野生鳥獣保護センター」へ。バス停から徒歩6分のこちらには、ウトナイ湖の生態に関する壁面・映像展示が見どころだ。望遠鏡を覗けば、湖に訪れる本物の渡り鳥や小動物の愛らしい姿が!
渡り鳥たちに春の訪れを教えてもらったら、次に向かうはサッポロビール庭園駅からすぐの工場内レストラン「ヴァルハラ」。出来立ての味わいが楽しめる黒ラベルやエビスビールと生ジンギスカンでお腹を満たそう。ほろ酔い気分で電車に乗ってしばらくいけば、札幌の夜景がやさしく旅の疲れをねぎらってくれる。