『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
キングペンギンの散歩をはじめ、活き活きとした動物の様子が見られる旭山動物園
松前さくらまつりでは、日没後にぼんぼりに火が灯り、松前城がライトアップされる
五稜郭の桜を上空から眺められる五稜郭タワーには、GW中は午後8時までのぼれる
とってもお得な三連休パスを使った北海道の旅は、札幌駅を午前8時30分発の特急「旭山動物園号」でスタート。このGWから新たにホッキョクグマやライオンの着ぐるみを着た「モグモグメイト」が乗り込み、紙芝居などを見せてくれる。10時過ぎに旭川駅に到着。バスで旭山動物園に向かおう。
4月29日から夏期の営業が始まる旭山動物園では、オジロワシを展示予定の「もうきん舎」が完成。施設内には、高さ7mの模木が立てられ、魚を放流した小川や池もある。ワシが魚を捕まえて食べる、迫力ある姿も見られるかもしれない。来るたびに新しい感動がもらえる旭山動物園で1日たっぷり遊び、札幌に戻る。
翌日は、噴火湾をイメージしたブルーヘッドの列車、特急「スーパー北斗」で函館へ。例年4月下旬~5月上旬に桜の見頃を迎える函館周辺は、お花見スポットも多い。
ソメイヨシノを中心に約1600本の桜が咲く五稜郭。タワーの展望台からは、星型にふちどられたピンク色の桜が楽しめる。GW期間中には函館と大沼公園駅、森駅を結ぶ「SL函館大沼号」が運行する。これに乗って五稜郭、大沼周辺をめぐるのもおすすめだ。
さらに日程に余裕がある人は、函館駅から津軽海峡線で木古内駅にいき、バスにゆられて松前公園まで足を延ばそう。約1万本の桜をバックに開催される「松前さくらまつり」は、武者軍団パレードや山車の運行、物産まつりなどの催しが目白押し。早咲きから遅咲きの桜、250品種が植えられているため、長期間にわたって桜が見られる。
三連休などの3日間、JR北海道線の特急・急行列車の普通車自由席(特急列車用)または、普通列車の普通車自由席(普通列車用)が乗り放題のきっぷ。
発売期間
利用開始日の1ヵ月前から前日まで
利用開始日
平成22年4月29日~5月3日、7月17日、9月18・23・24日、10月9日、11月20・21日、12月23・24日、平成23年1月8日、2月11日、3月19日
有効期間
3日間
ねだん
〔特急列車用〕おとな18,000円、こども2,000円、
〔普通列車用〕おとな6,600円、こども1,000円
青い空に浮かぶ富士山と、色鮮やかなシバザクラを対比して見られる「富士芝桜まつり」
「うまいものフェスタ」では名物やB級グルメが食べられるほか、新鮮野菜の販売もある
富士吉田市の吉田うどん。祝いの場の締めには必ずうどんを食べる文化があるという
東京駅から中央線快速に乗って約1時間45分。ビル街と住宅が続く車窓の風景が、木々が萌える山並みに変わった頃、大月駅に到着。富士急行線に乗り変え、河口湖駅へ。絶景の富士山を写すシャッターポイントが点在し、季節ごとに富士五湖の湖畔を彩る美しい花のあるエリアだ。6月末までの土曜・休日は、新宿駅から乗り換えなしでアクセスできる「ホリデー快速河口湖号」もあり、気軽に出かけられるスポットでもある。
専用シャトルバス「芝桜ライナー」で、5月末まで開催中の「富士芝桜まつり」の会場に向かおう。約2.4ha・70万株のシバザクラの群生が、大地を赤や白、ピンクに染める姿は圧巻。富士山とシバザクラを同時に眺められる展望足湯(100円)や、山梨県富士川町に伝わる樹齢800年の巨大な原木太鼓の中に入り音を体感する催しなどが楽しめる。
同会場では「富士山うまいものフェスタ」も開かれ、富士山周辺の“うまいもの”が集結する。地元の富士吉田市の名物「吉田うどん」は、しこしこと歯ごたえのある太い麺が特徴。つゆは味噌か、味噌と醤油のあわせ味で、具にはキャベツが添えられる。ゴマや醤油、砂糖で作った薬味「すりだね」を加えることもある。ここでしか買えないお土産品の販売などもあるので、くまなく会場を歩きたい。
日程に余裕のある人は、水晶の原石や貴重な石など約3000点を展示する「山梨宝石博物館」や、広い敷地に点在する中世のヨーロッパ風の建物で、アンティークオルゴールや自動演奏楽器などが見られる「河口湖オルゴールの森」など、河口湖畔の美術館・博物館めぐりも楽しい。
JR東日本の快速を含む普通列車の普通車自由席の往復と、フリーエリア内の富士急行線(鉄道)の普通列車の普通車自由席が2日間乗り放題のきっぷ(富士登山列車は別途着席券が必要)。4種類から選べる周遊バスなどの引換券がセットになっている。
発売期間
平成23年3月31日まで
利用期間
平成23年4月1日まで
有効期間
2日間
ねだん
〔東京都区内発〕〔横浜市内発〕おとな4,500円、こども2,250円
〔吉祥寺~国分寺発〕おとな4,000円、こども2,000円
〔豊田~八王子発〕おとな3,600円、こども1,800円
ほか