C11-171号機で走る「SLニセコ号」。札幌~倶知安間で記念乗車証明書がもらえる
ニセコヌプリホルスタインズ ミルク工房の「カップアイス(ミルク)」と「のむヨーグルト」
ニセコの五色温泉郷付近では、ナナカマドなど色鮮やかな紅葉が見られる
ニス塗りの壁やランプ、木枠のイスなど、昭和初期のデザインを再現した客車から色づく車窓を眺める……。紅葉シーズンにあわせて、札幌駅と蘭越駅間を走る「SLニセコ号」では、こんなレトロな紅葉の楽しみ方ができる。
8時31分に札幌駅を出発したSLニセコ号は、小樽駅、余市駅を通り、倶知安駅に11時46分に着く。ここでバスに乗り換え、事前に選んだ宿(東山温泉ヒルトンニセコビレッジ、ひらふ温泉ホテルJ-FIRSTニセコ、昆布温泉ホテル甘露の森、昆布川温泉幽泉閣 ※昆布駅から徒歩)に向かう。それぞれバスの出発の時間まで昼食と温泉入浴を楽しみ、15時28分倶知安駅発のSLニセコ号で帰路につく。
オリジナリティを求める人は、往復のSLニセコ号指定席とフリーエリア内の普通列車が乗り放題になる「SLニセコ号フリーきっぷ」もオススメだ。小樽駅で途中下車し、天狗山からの紅葉を楽しむのもいい。石狩湾や小樽港が一望できるロープウェイ山頂からの景色は「観光ミシュラン」で一つ星を獲得したほど。さらに「ニセコ湯めぐりパス」を使えば、ニセコ駅前にある「ニセコ駅前温泉 綺羅(きら)乃湯」など、ニセコエリアにある17の温泉施設で湯めぐりもできる。
往復のSLニセコ号の車中では、沿線の街の7種の名物スイーツや小樽のワイナリーで造ったオリジナルワインを販売。カフェカーでのピアノ演奏会(日曜・下りのみ)もプチ贅沢気分を盛り上げてくれるから、おまかせ派もオリジナル派も満足な旅になるに違いない。
- 小樽天狗山ロープウェイ
- 時間:9:30~21:00(~平成22年11月3日)
- 料金:往復おとな1,100円、子ども550円
- 交通:小樽駅からバスで約20分
- 問合せ:TEL.0134-33-7381
- ニセコ湯めぐりパス
- 加盟する17のホテルや温浴施設の温泉のうち、3つを選んで入れる。180日間有効。
- ねだん:1,400円
- 発売場所:JRニセコ駅、道の駅ニセコビュープラザ、加盟施設など
- 観光の問合せ:ニセコリゾート観光協会 TEL.0136-43-2051、小樽市観光振興室 TEL.0134-32-4111
日帰り温泉グルメきっぷニセコ
「SLニセコ号」の往復指定席と、倶知安駅からの「SLニセコグルメバス」の往復乗車券、温泉と昼食がセットになったきっぷ。
発売期間
平成22年11月1日まで(ヒルトンニセコビレッジは10月31日まで)。利用の2日前(ヒルトンニセコビレッジは3日前)の23時までに購入
利用期間
平成22年11月3日までの土・日曜・祝日
有効期間
1日間
ねだん
5,900円(昆布川温泉幽泉閣は5,000円)