小海線のキハE200形で世界初の実用化を果たしたハイブリッドシステムを搭載した新型リゾート気動車が、平成22年10月から12月まで開催される「信州デスティネーションキャンペーン」に合わせて登場するキハHB-E300形2両編成です。同キャンペーン期間中は長野〜松本〜南小谷間を結ぶ快速「リゾートビューふるさと」として運転されるほか、飯山線での運転も予定されています。
外観はリゾート車両にふさわしい大型窓を採用したステンレス車体で、濃淡の緑色をデザインした中に「RESORT HYBRID TRAIN」のロゴが描かれています。車内は通路面より1段高い位置に回転式リクライニングシートが配置されていますが、一般の車両よりもシートピットが広いので足元が広々としています。両端には運転台後には展望スペースが設置され、前面展望と側面展望を楽しめる椅子を設置。客室内には液晶モニターがあり、前面の走行風景や観光情報などを見ることができます。
なお、バリアフリーに対応した車両の2号車には、車椅子対応の座席や洋式トイレが設置され、自動ドア式の広いトイレ内にはベビーベッドや簡易洗面所もあります。