『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。

  • mixiチェック

神話もマンガも温泉も。テーマのある旅が面白い 2泊3日で!山陰、私だけの旅物語

今回のテーマ|松葉ガニと個性派温泉
<旅のスケジュール|鳥取県中部・西部>1日目|淀江(よどえ)町・皆生(かいけ)温泉→2日目|三朝(みささ)町→3日目|湯梨浜(ゆりはま)町

毎年11月初めから翌3月上旬頃まで漁が行なわれる松葉ガニ。出汁のにじみ出たカニスキも最高だし、天ぷら、グラタン、味噌汁なども絶品なり。三朝やはわい、東郷の各温泉でも冬は松葉ガニを味わえる旅館が多い

↑東西1km、南北0.4㎞ほどにまとまる皆生温泉旅館街。宿泊施設数は約30軒。目の前の弓ヶ浜は朝日と夕日の絶景スポットで、特に12月上旬のダイヤモンド大山は必見。
TEL.0859-34-2888(皆生温泉旅館組合)

→皆生温泉オリジナルの日本酒『皆生温泉 海に降る雪 上代』は、炭酸の効いたスッキリとした飲み口で和製シャンパンと評判。同温泉の各旅館で味わえる。
TEL.0859-34-2888(皆生温泉旅館組合)

1日目 淀江町・皆生温泉|湯と弓ヶ浜の夕日に癒され旬の松葉ガニと地酒で酔う

 東京、博多方面ともに岡山から特急「やくも」で米子まで抜けたら、最初に降り立つは淀江駅。駅から徒歩20分、白鳳の里に昨年オープンした「上淀白鳳の丘展示館」の見どころは、国史跡上淀廃寺の史跡をもとに原寸復元した寺院堂内側と、出土した親指から原寸復元した釈迦如来像!

 米子に戻ったら、バス20分で山陰最大級の温泉街を誇る皆生(かいけ)温泉へ。日本海に面してホテルや旅館が並び立つ風光明媚な温泉郷で、湧出量は毎分4456.5ℓと豊富。神経痛や慢性皮膚病に効くとされるほか、近年の調査で美肌効果も期待できると分かったので、女性陣は特に注目だ。

 そしてそして! 冬の山陰の真打ちといえ松葉ガニ。お隣の境港で水揚げされた松葉ガニは、この時期、各旅館の宿泊プランに登場する。茹でガニと酢醤油で身の甘さを味わうもよし、焼きガニで香ばしさを堪能するもよし。合わせるお酒は、皆生温泉旅館組合青年部が稲作農家や酒蔵などと造り上げた純米大吟醸『皆生温泉 海に降る雪 上代』で決まり!

2日目 三朝町|世界屈指のラジウム泉と謎のお堂で旅いよいよ楽し

 翌朝は、倉吉駅から行く三朝の旅。まずは駅からバス40分、摩訶不思議な景観の国宝投入堂(なげいれどう)に向かう。三徳山三佛寺(みとくさんさんぶつじ)奥院である投入堂は標高470m、切り立つ断崖の中腹のくぼみにすっぽりと収まっており、どのように建てたのか今もって謎だ。

 バスで20分ほど引き返すと、850年近くの歴史をもつ三徳川沿いの古湯・三朝温泉に辿り着く。まずは、懐かしい町並みをぶらり。日本唯一の理容資料館「梶川理髪店」に立ち寄ったら、「陣所(じんしょ)の館」で毎年5月4日開催の「大綱引き」で使う巨大な綱の展示に興味津々。途中、「薬師の湯」やかじか橋の中央にある「かじかの湯」の各足湯で足を休め、ひたすらぼんやりしたい。

 夜は、各旅館や共同浴場・株湯で高濃度のラドンを含む世界屈指の放射能泉を満喫。ラドンを体に浴びると新陳代謝が活発になり、免疫力や自然治癒力が高まるため、三朝温泉で“三”たび“朝”を迎えると元気になるとも!

三徳山麓にある本堂裏の橋を渡ると、背後の岩山の急斜面に多数のお堂が建つ。投入堂は、例年積雪期以外の好天時なら参拝登山も可能だ。
TEL.0858-43-2666。8:00~15:00、無休。志納金400円(本堂まで。投入堂参拝は別途200円)

梶川理髪店では、看板からタオルスチーマーまでアメリカや日本のアンティークな理容アイテムを見学できる。現役の理髪店でもあり、顔剃りエステ2300円は女性に人気!
TEL.0858-43-2126。8:00~19:00(お店混雑時は見学不可)、月曜・第3火曜休。見学無料

手前は、三朝橋たもとにある公共露天風呂の河原風呂。目の前に三徳川を望み、開放感満点だ。足湯も併設。
TEL.0858-43-0431(三朝温泉観光協会)。24時間利用可能(奇数日は清掃で7:00~午前中は入浴不可)、無休。無料

周囲12㎞の東郷湖は山陰八景のひとつ。湖畔を黄や朱に染める夕景がとりわけ素晴らしく、東郷湖羽合臨海公園はその特等席だ。冬は白鳥をはじめ渡り鳥も飛来。
TEL.0858-35-5383(湯梨浜町観光協会)

中国河北省の技師が設計した燕趙園。中国産の材料を輸入し、中国の歴代皇帝が愛した皇家園林方式で造られた。隣には、ぼたん園や本格四川の中華飯店も。
TEL.0858-32-2180。9:00~17:00、第4火曜休(祝日の場合は翌日)。500円

東郷温泉の湯を引き湯した温泉レジャー施設の「龍鳳閣(りゅうほうかく)」。10の浴槽に加え乾式サウナやミストサウナも完備し、水着エリアも用意。東郷温泉から車3分。
TEL.0858-32-2622。10:00~21:30、第4火曜休。850円(裸風呂のみは350円)

3日目 湯梨浜町|湯めぐり手帳を駆使し湖畔の“恋の湯”はしご

 最終日は倉吉駅の南側から北側へ。タクシー10分の「中国庭園 燕趙(えんちょう)園」は、国内最大級の中国庭園。遠くに望む山々や東郷湖も借景に取り入れており、庭園を一周すると二十八景の見せ場に出会える。万里の長城を思わせる石橋など贅沢な庭園を歩けば、気分は中国の皇帝!?

 続いては、バスかタクシーですぐの湖畔の湯、はわい温泉・東郷温泉でまったり。東郷湖湖底から湧き出た湯を鯉が教えたという伝説が残り「こいの湯」と呼ばれているほか、湖畔の倭文(しとり)神社には安産の神として信仰される下照姫命(したてるひめのみこと)が祀られているため「恋の湯」とも言われ、カップルに大人気。「湯めぐり手帳」6枚綴り1500円を買えば、はわい・東郷温泉の協賛旅館を数回(施設により必要な入浴券数は異なる)はしごできるので上手く利用したい。

 湯上がり後は、帰宅を惜しむように東郷湖湖畔を散策。漁をする船の船溜まり場や漁船の姿が、しっとりと旅情を誘う。

期間限定イベントへGO!|クリスマス花火 鑑賞2012

12月23~24日にかけ、はわい温泉にほど近い浅津公園にて真冬の花火ショーを開催。湖面に映る鮮やかな花火の色彩には大感動! 当日は東郷温泉の宿泊者を対象にはわい温泉まで無料送迎バスを運行。また、東郷湖羽合臨海公園では12月1日~1月3日(予定)までイルミネーションを点灯する。
TEL.0858-35-4052(はわい温泉・東郷温泉旅館組合)。20:15~20:30。観賞無料

文・構成=鈴木健太
写真協力=JR西日本、鳥取県、皆生温泉旅館組合、梶川理髪店、はわい温泉・東郷温泉旅館組合
※掲載されているデータは平成24年12月現在のものです。

山陰の旅 関連サイト

■山陰の旅 関連サイト

■山陰の旅に便利な割引きっぷ&ツアー

観光の問合せ

鳥取県観光連盟●TEL.0857-39-2111
皆生温泉旅館組合●TEL.0859-34-2888
三朝温泉観光協会●TEL.0858-43-0431
湯梨浜町観光協会●TEL.0858-35-5383
はわい温泉・東郷温泉旅館組合●TEL.0858-35-4052

次のページへ

バックナンバー

このページのトップへ