生地を木の年輪状に焼き上げたバームクーヘン状の軟らかな円筒形クッキー、その中にクリームを詰めた粋な洋風菓子です。
サクリとした歯触りの香ばしい焼き皮と、舌に滑らかで上品な甘さのクリームが溶け合い、ふんわり優しい甘さを醸し出します。近江出身の初代が大阪で菓子修業をし、新潟に来て、安政5年(1858)に“大阪屋”の屋号で創業しました。このお菓子は、昭和44年に新潟市に伝わる和太鼓「万代太鼓」を表現して発売した人気アイテムの1つです。
煎餅、もち菓子など米菓主流の新潟では、当時は希少な洋風の菓子でした。黒と金地の包装も粋で、老舗らしい風格があります。