『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
懐かしの蒸気機関車D51(デゴイチ)で初夏の青森や弘前を満喫いただける日帰り&1泊2日の旅。
SL津軽路号オリジナル記念入場券セット付きです!!
弘前公園 中は資料館になっている天守閣や復元移築された与力番所など歴史スポットの宝庫。本丸から望む岩木山は、園内一の絶景だ。JR弘前駅からバス約15分
弘前昇天教会 赤レンガ造りが美しいイギリスゴシック様式。TEL.0172-34-6247。館内9:00~16:00、日曜休(礼拝日は観光目的での礼拝は不可)ほか。無料。JR弘前駅から徒歩15分
弘前感交劇場 地元提案型ツアー「弘前感交劇場」にはディープなプランが目白押し。『弘前「街なか散策」とティータイム』3000円は、洋館巡りや雰囲気のある喫茶店でのお茶を満喫できる。TEL.0172-35-3131(弘前観光コンベンション協会)
弘前の見どころは、何といっても今年築城400年を迎える弘前城(弘前公園)。東北で唯一現存する天守や、築城時から残る櫓や門など見どころいっぱいだ。6月25日に行なわれる弘前城薪能など築城400年祭に関する各種イベントも見逃せない。
城の北側にある仲町伝統的建造物群保存地区や禅林街といった和の伝統建築に加え、明治・大正期の洋館も弘前の魅力。尖塔をもつ木造建築「カトリック弘前教会」など、レトロな薫り漂う建物を探して歩くのも楽しい。
ランチは地元食材を駆使した弘前フレンチでちょっと豪華に楽しむのもいいし、今春上映の映画『津軽百年食堂』で話題の老舗食堂で庶民の味を楽しむのもよし。食後は、弘前藩士が飲んだコーヒーを再現した「藩士の珈琲」(市内12店で提供)で旅気分を盛り上げよう。
観光の問合せ : 弘前観光コンベンション協会 ●TEL.0172-35-3131
大鰐温泉街 古びた銭湯から近代的な旅館が仲良く混在。東国(とうごく)を行脚していた円智上人が発見したという。大鰐温泉駅から徒歩すぐというアクセスの良さも魅力。
平川の清流沿いに佇む温泉街・大鰐(おおわに)。太宰治が小説『津軽』の中でも、都会化されていないと思われる温泉といって誉めたように、今でも雑然とした中に温かな湯治場風情を残す。歴史は800年といわれ、切り傷、火傷、筋肉痛に効くと評判だ。150円~500円で入浴できる公衆浴場が数軒あるので、湯めぐりも満喫したい。
温泉街から徒歩圏内には、足湯を併設する湯魂石(ゆだまいし)薬師堂や、初夏にはツツジが咲き乱れる茶臼山公園、国指定重要文化財の大日如来像をまつる大円寺があり、散策にもってこい。
時間が許せば、奥羽本線で県境を越え、ハチ公の故郷・秋田県大館市にも足を延ばそう。比内地鶏やきりたんぽなどご当地グルメに舌鼓を!
観光の問合せ : 大鰐温泉旅館組合 ●TEL.0172-48-3231
こみせ通り 藩政時代から今に伝わる通り。これほどまとまった状態で「こみせ」が残るのは全国でも珍しい。町並みや旧家のガイドもあり。約1時間、無料、TEL.0172-52-3488(黒石観光協会)
中野もみじ山 享和2年(1802)に弘前藩主・津軽寧親(やすちか)が、百種以上のカエデ苗を京都から移植。現在は紅葉と新緑の名所に。弘南鉄道黒石駅から車で20分
浄仙寺(じょうせんじ) 中野もみじ山から北へ2.5kmほどの場所に建つ。森に囲まれた境内は7月上旬~中旬にかけ、約200種の花菖蒲が咲き乱れる。弘南鉄道黒石駅から車で25分
黒石の中町通りで目を和ませてくれるのが、木のぬくもり溢れる「こみせ」だ。これは、日差しや吹雪から人を守るアーケードのようなもので、黒石藩政時代からほぼそのままの形で残る希少な建造物。「日本の道100選」にも選ばれた道をぶらぶらしつつ、国指定重要文化財「高橋家」や地元の造り酒屋などをのぞいてみたい。一服するときは、ぜひコシが強い平打ち麺の「黒石やきそば」をどうぞ。さらには、この焼そばに醤油味などのツユをかけて食べる「黒石つゆ焼きそば」なる超個性派も!
駅から郊外東側へバスなどで足を延ばせば、そこは雄大な自然がいっぱい。なかでも中野もみじ山は、爽やかな青もみじと滝を一度に楽しめるおすすめスポットだ。
観光の問合せ : 黒石観光協会 ●TEL.0172-52-3488