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新幹線でいく1泊2日!週末で青森おおもり旅 弘前・南津軽& 五所川原・奥津軽・西海岸編|未曾有の大震災を乗り越え、新青森~東京間が4月29日に 東北新幹線で再び繋がりました。新幹線なら、ふと思い立った 1泊2日の旅でも食・湯・自然など青森の魅力を お腹いっぱい楽しめます。ここでは、毎回2つの地域の “週末大満足プラン”を、3回にわたってお届けします!
弘前・南津軽編|不思議に懐かしい 津軽の歴史かおる街|SL津軽路号 青森の旅

懐かしの蒸気機関車D51(デゴイチ)で初夏の青森や弘前を満喫いただける日帰り&1泊2日の旅。
SL津軽路号オリジナル記念入場券セット付きです!!

今回の旅レシピ|東京→東北新幹線はやぶさで新青森駅下車、JR奥羽本線に乗り換え弘前駅下車 1日目午後 弘前→JR奥羽本線で大鰐温泉駅下車 1日目夜~2日目午前 大鰐温泉→JR奥羽本線で弘前駅下車、弘南鉄道弘南線に乗り換え黒石駅下車 2日目午後 黒石→弘南鉄道弘南線で弘前駅下車、JR奥羽本線に乗り換え新青森駅下車、東北新幹線で東京駅下車→東京

弘前公園 中は資料館になっている天守閣や復元移築された与力番所など歴史スポットの宝庫。本丸から望む岩木山は、園内一の絶景だ。JR弘前駅からバス約15分


弘前昇天教会 赤レンガ造りが美しいイギリスゴシック様式。TEL.0172-34-6247。館内9:00~16:00、日曜休(礼拝日は観光目的での礼拝は不可)ほか。無料。JR弘前駅から徒歩15分


弘前感交劇場 地元提案型ツアー「弘前感交劇場」にはディープなプランが目白押し。『弘前「街なか散策」とティータイム』3000円は、洋館巡りや雰囲気のある喫茶店でのお茶を満喫できる。TEL.0172-35-3131(弘前観光コンベンション協会)

1日目午後 弘前|築城400年を迎える弘前は今が行きどき!

弘前の見どころは、何といっても今年築城400年を迎える弘前城(弘前公園)。東北で唯一現存する天守や、築城時から残る櫓や門など見どころいっぱいだ。6月25日に行なわれる弘前城薪能など築城400年祭に関する各種イベントも見逃せない。

城の北側にある仲町伝統的建造物群保存地区や禅林街といった和の伝統建築に加え、明治・大正期の洋館も弘前の魅力。尖塔をもつ木造建築「カトリック弘前教会」など、レトロな薫り漂う建物を探して歩くのも楽しい。

ランチは地元食材を駆使した弘前フレンチでちょっと豪華に楽しむのもいいし、今春上映の映画『津軽百年食堂』で話題の老舗食堂で庶民の味を楽しむのもよし。食後は、弘前藩士が飲んだコーヒーを再現した「藩士の珈琲」(市内12店で提供)で旅気分を盛り上げよう。

COLUMN コレをおかわり! 復活!! SL津軽路号

13年ぶりにデゴイチが津軽に復活! 6月11日と12日の各日一往復ずつ、SL津軽路号が弘前~青森間を疾走する。「D51 498」号機が牽引する客車に乗って汽笛を聞けば、旅情も倍増。下り弘前9:46発、青森10:59着。上り青森14:25発、弘前16:06着。指定席券510円(別途乗車券が必要)。

観光の問合せ弘前観光コンベンション協会 ●TEL.0172-35-3131

大鰐温泉街 古びた銭湯から近代的な旅館が仲良く混在。東国(とうごく)を行脚していた円智上人が発見したという。大鰐温泉駅から徒歩すぐというアクセスの良さも魅力。


湯魂石薬師堂 津軽為信(ためのぶ)が眼病にかかり「大鰐の湯で目を洗えば治る」という薬師如来のお告げで、石の下から湧き出る湯を発見、その感謝の意を込め建てたという。JR大鰐温泉駅から徒歩10分


茶臼山公園 5月中旬~6月上旬にかけ、1万5000本以上のツツジが茶臼山公園内を赤やピンクに染める。例年5月中旬~下旬には「大鰐温泉つつじまつり 」を開催。JR大鰐温泉駅から徒歩10分

2日目午前 大鰐温泉|太宰も愛した津軽奥座敷の湯っこ

平川の清流沿いに佇む温泉街・大鰐(おおわに)。太宰治が小説『津軽』の中でも、都会化されていないと思われる温泉といって誉めたように、今でも雑然とした中に温かな湯治場風情を残す。歴史は800年といわれ、切り傷、火傷、筋肉痛に効くと評判だ。150円~500円で入浴できる公衆浴場が数軒あるので、湯めぐりも満喫したい。

温泉街から徒歩圏内には、足湯を併設する湯魂石(ゆだまいし)薬師堂や、初夏にはツツジが咲き乱れる茶臼山公園、国指定重要文化財の大日如来像をまつる大円寺があり、散策にもってこい。

時間が許せば、奥羽本線で県境を越え、ハチ公の故郷・秋田県大館市にも足を延ばそう。比内地鶏やきりたんぽなどご当地グルメに舌鼓を!

COLUMN コレをおかわり! 大館駅前ハチ公銅像

13年ぶりにデゴイチが津軽に復活! 6月11日と12日の各日一往復ずつ、SL津軽路号が弘前~青森間を疾走する。「D51 498」号機が牽引する客車に乗って汽笛を聞けば、旅情も倍増。下り弘前9:46発、青森10:59着。上り青森14:25発、弘前16:06着。指定席券510円(別途乗車券が必要)。

観光の問合せ大鰐温泉旅館組合 ●TEL.0172-48-3231

こみせ通り 藩政時代から今に伝わる通り。これほどまとまった状態で「こみせ」が残るのは全国でも珍しい。町並みや旧家のガイドもあり。約1時間、無料、TEL.0172-52-3488(黒石観光協会)


中野もみじ山 享和2年(1802)に弘前藩主・津軽寧親(やすちか)が、百種以上のカエデ苗を京都から移植。現在は紅葉と新緑の名所に。弘南鉄道黒石駅から車で20分


浄仙寺(じょうせんじ) 中野もみじ山から北へ2.5kmほどの場所に建つ。森に囲まれた境内は7月上旬~中旬にかけ、約200種の花菖蒲が咲き乱れる。弘南鉄道黒石駅から車で25分

2日目午後 黒石|懐かしい軒下くぐり、個性満点の麺をすすり

黒石の中町通りで目を和ませてくれるのが、木のぬくもり溢れる「こみせ」だ。これは、日差しや吹雪から人を守るアーケードのようなもので、黒石藩政時代からほぼそのままの形で残る希少な建造物。「日本の道100選」にも選ばれた道をぶらぶらしつつ、国指定重要文化財「高橋家」や地元の造り酒屋などをのぞいてみたい。一服するときは、ぜひコシが強い平打ち麺の「黒石やきそば」をどうぞ。さらには、この焼そばに醤油味などのツユをかけて食べる「黒石つゆ焼きそば」なる超個性派も!

駅から郊外東側へバスなどで足を延ばせば、そこは雄大な自然がいっぱい。なかでも中野もみじ山は、爽やかな青もみじと滝を一度に楽しめるおすすめスポットだ。

COLUMN コレをおかわり! 黒石やきそば

黒石には焼きそばを扱う店が70軒以上あり、人口比率で見るとこの数は日本一! うどん並みに太い平打ち麺は、モチモチの食感がたまらない。この焼きそばの弟分ともいえるのが「黒石つゆ焼きそば」。焼きそばに、そばツユやラーメンスープなどをかけて食すという超異色派の麺を、ぜひ一度ご賞味あれ。店の目印は緑色のノボリ!

観光の問合せ黒石観光協会 ●TEL.0172-52-3488

文・構成=鈴木健太 写真協力=JR東日本
※掲載されているデータは平成23年5月現在のものです。
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