『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
立佞武多の館 スロープを下りながら観賞する高さ約22mの立佞武多や巨大映像・音響効果を交えた展示などで祭りを疑似体験。TEL. 0173-38-3232。9:00~19:00(11~3月は17:00)、元日休。600円。JR五所川原駅から徒歩5分
奥津軽の夏の夜に、威勢をつける五所川原の立佞武多(たちねぷた)を、祭りの日以外でも見てみたい――その願いを叶えてくれるのが「立佞武多の館」。高さ約22mの大型立佞武多の展示などで、その臨場感をバーチャル体験!
五所川原といえば、太宰治が生まれ育った地としても有名だ。金木町には、生家の「斜陽館」や戦争で疎開した際に身を寄せた旧津島家新座敷など、太宰ゆかりの地がそこかしこに。熱烈な太宰ファンなら「金木観光物産館マディニー」で、太宰愛用の黒マントに似たタイプのマントを借りて(500円)、町歩きを楽しんでみては。
移動の際は、津軽鉄道が◎。芦野公園内を通る同鉄道に揺られ、ローカル線風情に浸ろう。時期によっては「風鈴列車」などのイベント列車も。
ミニ白神 外回り120分、内回り90分ほどで回れる。張出歩道を歩きながら、気軽に大ブナやクマの爪痕などを観察可能。ミニ白神エコツアーもあり。TEL.0173-79-2009(くろもり館)、大人500円~(入山料別)
ブサかわ犬「わさお」で最近さらなる脚光を浴びた鰺ヶ沢だが、ほかにも魅力がいっぱい。その最たるものが白神山地・赤石渓流などの大自然だろう。中心街から南へ車で約30分の黒森地区は通称「ミニ白神」と呼ばれ、白神山地とほぼ同じ生態系を観察でき、しかも遊歩道一周90~120分と比較的手軽に散策できる。
日本海の荒波にもまれた海の幸も必食だ。白神山地の清流に育まれたヒラメは、身がプリプリッ! 町内5店でヒラメのヅケ丼を堪能できる。もうひとつ忘れてはいけないのが焼きイカで、鰺ヶ沢海岸線ではカーテンのように干されたたくさんのイカに遭遇できる。
相撲ファンなら、「鰺ヶ沢相撲館 舞の海ふるさと桟敷」にも立ち寄りたい。
観光の問合せ : 鯵ヶ沢町観光協会 ●TEL.0173-72-5004
鯵ヶ沢町が全国に誇るアイドル・秋田犬の「わさお」。不細工だけどかわいい“ブサカワ犬”として人気で、今年の春にはなんと映画にもなった名物秋田犬だ。そんなカレが、青森DCにあわせて五能線鯵ヶ沢駅の観光駅長に就任した。すでに「鯵ヶ沢町特別住民」「特別観光大使」でもあるわさお。来年3月までイベントの際などに駅に出勤する予定だ。
観光の問合せ : 鯵ヶ沢町観光協会 ●TEL.0173-72-5004
深浦まち歩き夕陽 町の西側に海岸線約78kmも続く深浦は夕陽の町。岡崎夕陽展望所など、絶景ポイントが多数存在する。真夏になるに連れ、陽の落ちる場所がほぼ正面に。
深浦は町の西側すべてが日本海に面していて、昔から北前船の風待ち港として栄えた町。大阪や京文化の玄関口として発展したため、神社仏閣や信仰の対象として多くの巨木などが大切に保存され、円覚寺の薬師堂内厨子(ずし)など今なお多数の文化財が点在する。
西側が海という立地から、絶好の夕陽観賞スポットとしても人気が高い。日本海と雄々しい奇岩を朱に染めながら沈んでいく夕陽は、言葉を失い見とれてしまいそう。
津軽西海岸は魚介類も豊富で、特に深浦町の久六(きゅうろく)島は、マグロ、ブリ、サザエなどの絶好の漁場。サザエやアワビは他地域に比べて倍以上の大きさに育つことも!
観光の問合せ : 深浦町観光協会 ●TEL.0173-74-3320
日本海に臨む風光明媚な五能線を走る人気の「リゾートしらかみ」(青森・弘前~秋田)。ほかでは味わえないダイナミックな車窓風景や沿線各駅での観光体験メニューなど、お楽しみ満載のリゾート列車だ。イベントスペースでの「津軽三味線生演奏」や津軽語り部の会の皆さんによる「昔語り」もぜひ味わってみたい。
江戸時代に北前船で栄えた日本海側の地域が連携し、地域を活性化させるべく話し合い、講演を行なう「北前船寄港地フォーラム」。今年は5月28日に深浦町町民文化ホールで開催。北前船の寄港地であった鯵ヶ沢や深浦などを訪ねるおトクなびゅう旅行商品「北前船 寄港地を訪ねて」(設定期間は2011年6月10日~9月30日)でぜひお出かけください。
申込み・問合せ:びゅう予約センターナビダイヤル TEL.0570-04-8928(市内通話料でOK)/携帯電話・PHS・IP・ひかり電話からは TEL.03-3843-2001 営業時間:平日9:00~21:00/土休日10:00~18:00(※年末年始休業)
観光の問合せ : 深浦町観光協会 ●TEL.0173-74-3320