『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
土から生まれる、笠間のクリエイティブな力。土は変幻自在で、ワタシたちをびっくりするほど楽しませてくれる。土を練って笠間焼の器が生まれ、よき土が良い米を作って良い酒が生まれる。そして、笠間はワタシのクリエイティブ欲を上手に引き出してくれるのだ。ロクロと格闘しながら、思い出すのは幼かった頃の泥団子づくり。ずいぶん一生懸命作ったっけ。土がワタシを童心に戻し、そして、夢中にさせる。夢中になるって素敵だね。思い立って来た日帰り旅だったけど、来て本当によかった。
列車情報 |
上野東京ライン開業にともない、上野駅だけでなく品川駅や東京駅から乗車できるようになった特急「ひたち」と特急「ときわ」。新たな着席サービスが導入され、普通車のすべての座席が指定席に。ゆったりとしたリクライニングシートで、全席に電源がある。スマホ必須女子にとって、バッテリーを気にせずに車内でグルメ情報を検索できるのはうれしい。もちろん全席禁煙。 |
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運転区間 |
品川駅〜いわき駅間(列車により運転区間が異なります) |
おすすめの きっぷ |
ねっとり、ひんやりした土の感触。土いじりはいいなぁ。「笠間芸術の森公園」という広大な公園内に建つ「笠間工芸の丘」でロクロ体験にチャレンジ。少しでも集中力がそがれると、粘土があらぬ方向にいく。そのため工房ではしばし沈黙の後、悲鳴と笑い声が繰り返し響く。釉薬の色も「ミルク」「珈琲」など12色あり、迷いに迷って「さくら」に決定。ほかにガラスや銀粘土などのクラフトアート体験も楽しめる。
時間 | 10〜17時、月曜休(祝日の場合は翌日) |
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アクセス | 友部駅からかさま観光周遊バス10分 |
水をいっさい使わず豆乳と湯葉だけで練り上げた「特製ゆばうどん」は、“ゆばがえし”といわれる濃厚豆乳を加えたつゆで、つるつるといただく。もっちりとした食感に、クリーミーな味わい。「特製ゆばうどん」がセットになった「風御膳」(1300円)はボリュームもあり、天ぷらやデザートも付く。「茨城県陶芸美術館」内にあるレストランだけあり、器ももちろん笠間焼。たっぷり遊んで食べたら、お腹も満腹!
時間 | 11〜16時(食事は〜15時、喫茶は〜16時)、月曜休(祝日の場合は翌日) |
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アクセス | 友部駅からかさま周遊バス10分 |
平成28年に開催された伊勢志摩サミットの夕食会で、世界のファーストレディたちを喜ばせたのが「純米大吟醸酒 花薫光(かくんこう) 無濾過・生々」。その蔵元が「須藤本家」だ。自然の尊厳を根底とした酒造りで、「良い酒は良い米から、良い米は良い土から、良い土は良い水から、良い水は良い木からできる」との想いから、地元笠間産コシヒカリと伏流水を用いて酒を造っている。蔵元で購入や試飲もできる。
時間 | 10〜15時、土・日曜・祝日休 蔵元での見学・試飲は平日のみで要予約(一部有料) |
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アクセス | 友部駅からタクシー8分 |