『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
女の旅は“おいしいもの”でできている。海に突き出た房総半島に来ているのだから、とことん海の幸を味わっていかないと。地元食材にこだわった旅館の朝食をたっぷりいただいたら、400年以上続く「勝浦朝市」でつまみ食い。さらに、漁協直営店の新鮮な伊勢エビを頬張り、列車とスイーツを楽しんで、アート鑑賞後にイタリアン。これだけ盛り込めば、リア充間違いなし。旅って本当においしいね。いやいや、旅って本当に楽しいね。
約60軒ほどの露店が並ぶ勝浦朝市。旬の伊勢エビまで格安で買えるという。ワタシも帰りのこととか考えずに、ついつい手が出てしまう。「その干物まで買って帰るの?」なんて友達にあきれられても、入ったスイッチをなかなかオフにできない。ワタシだけかも……とも思うが、きっと違う。そうでなければ、天正19年(1591)から400年も続いたりしないもの。
時間 | 6〜11時(天候により変動あり)、水曜・1月1日休 |
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アクセス | 外房線勝浦駅から徒歩10分 |
会場 | 毎月1〜15日は下本町朝市通り、16日〜月末は仲本町朝市通りで開催 |
女にはいろいろな側面がある。洒落(しゃれ)たカフェでのこだわりスイーツはもちろん好きだけれど、「漁業協同組合直営店」というキーワードはかなり心に響く。だって、絶対においしいでしょ。大原港で水揚げされた鮮度抜群の魚介類! しかも千葉県いすみ市が「いすみブランド」と認定している器械根(きかいね)伊勢エビ、サザエ、マダカアワビといった高級食材を取り扱っているのだ。これこそ贅沢の極み。まずは、プリップリの伊勢エビの刺身から。頬張れば、ああ、とろける!
時間 | 11〜14時(物販は9〜15時)、火曜・第3水曜・はだか祭りの日・年末年始休 |
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アクセス | 外房線大原駅から徒歩20分 |
「こんなところにもムーミンがいる!」。いすみ鉄道の「ムーミン列車」で大はしゃぎ。キャラクターが描かれた車両のいたるところで記念撮影をし、ようやく席につく。車窓に広がる春の田園風景をゆっくりと眺める。いすみ鉄道ではムーミン列車のほか、伊勢エビのコース料理を車内で食べられるレストラン列車「伊勢海老特急」や、「スイーツ&ワイン列車」もあるので、次回は予約してお腹を空かせて乗りたい。
ムーミン列車の運転時刻は出発前にいすみ鉄道にお問い合わせください。
自然と芸術が融合している美術館は開放感があっていい。積み木のように重なった独特の建物の屋上に上がり、高滝(たかたき)湖を一望する。湖の周辺にも彫刻が点在していて、ここにいると、素直に「この作品おもしろい!」といえる感性が蘇ってくる。童心に戻って、柔らかな心でアートと向き合う。その後はレストラン棟の「Pizzeria BOSSO」でピザをテイクアウトし、湖畔に座って “味覚”を刺激することに。
時間 | 10〜17時(土曜・祝前日は9時30分〜19時、日曜・祝日は9時30分〜18時)、月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始休 |
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アクセス | 小湊鐵道高滝駅から徒歩20分またはタクシー5分 |