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本日も、列車で女子旅 vol. 13 和歌山編

Day 2

醤油“ノスタルジック”ウォーク

歩いて、知って、食べて醤油フリークになろう!

もし、醤油がなかったら。醤油を付けない刺身、醤油で味付けられていない煮魚……、考えただけでも味気ない。醤油のない人生は、彼のいない人生よりもっと悲しいかも。湯浅の町並みにとっても、醤油は不可欠な存在。町の至るところに“醤油”が刻み込まれている。かつて92軒もあったといわれる醸造屋の町並みが今も残る。醤油“ノスタルジック”ウォークを楽しみながら、醤油“グルメ”ウォークも。醤油そのものの味が分かるようになれば、もう一人前の湯浅人!

10:30 湯浅町めぐり

白壁の土蔵、格子戸や虫籠窓(むしこまど)……。紀勢本線湯浅駅から歩いて約15分の湯浅町は、和歌山県唯一の国の重要伝統的建造物群保存地区。気の向くまま、かつて醤油を全国へと運んだ埠頭・大仙堀(だいせんぼり)に立ち寄ったり、天保12年(1841)創業の醤油醸造の老舗「角長(かどちょう)」に併設される醤油資料館をのぞいたり。醤油の香り漂う町は、初めて来た場所でもどこか懐かしい。駅前の多目的広場で借りた無料レンタサイクルでめぐるのもいい。

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アクセス 紀勢本線湯浅駅から伝統的建造物群保存地区まで徒歩約15分

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12:30 かどや食堂

ランチには、地元で朝獲れの、透明でつややかな“生しらす”をパクリ。臭みがなくて甘い! オリジナルのタレともあいまって、おいしい~。ここのタレは湯浅醤油をベースに、有田みかんのはちみつ、紀州梅の梅干しを一緒に炊いているのだとか。たしかにコクだけでなく、さわやかな甘みも感じる納得のご当地グルメだ。

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時間 昼11~14時、夜17~20時、水・日曜の夜と年末年始および月1回不定休
アクセス 紀勢本線湯浅駅から徒歩約1分

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14:00 湯浅醤油(見学&蔵カフェ)

醤油の歴史や醸造に触れて、試食や買い物もできるのがココ。木樽を使った昔ながらの古式醸造蔵に入ると、醤油のいい香りが漂ってくる。ああ、醤油はここで熟成しているのだ、醤油も生きているのだと感動してしまう。説明を聞いた後に試食すれば、醤油の味わいもひとしお。最後は蔵カフェで甘~い「しょうゆソフトクリーム」でしめよう。

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時間 見学9~16時(要予約)、蔵カフェ9~16時
アクセス 紀勢本線湯浅駅から徒歩約10分

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15:30 湯浅温泉「湯浅城」

ここは間違いなく“シャトー”なのだ(この旅2度目!)。そびえたつ天守閣が、まさか「ホテル」とは思えない。天守閣1階には日本庭園が広がり、5階まで上がると湯浅の町と海を一望できる。美肌効果が期待できるというアルカリ泉質の湯でゆっくりと旅の疲れを癒やそう。

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時間 12~22時(日帰り入浴)
アクセス 紀勢本線湯浅駅からタクシー約8分

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