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本日も、列車で女子旅 vol. 14 福岡編

Day 2

装飾女子は、門司港レトロ。

大正浪漫建築を愛でながら、海を渡る

親柱あしらわれたアールデコ調の飾り、一つひとつ文様が違う欄間、大理石とタイルばりの洗面所。大正時代の建物は手が込んでいて、ゴテゴテしていて、大げさ。ムダなことにも価値がある―そう主張するような建築は、時として居心地がいい。建物だけでない、人生には装飾的で非効率のエッセンスが必要なのだ。「門司港レトロ」を歩くとそんなことを思う。レトロ=懐古趣味というけれど、単なる“趣味”じゃない、再評価。だって、「門司港レトロ」に価値があるってことは明白だもの!

7:00 みやだけ神社じんじゃ

宮地嶽神社といえば、参道が夕日に照らされる「光の道」が有名。でも、早朝参拝もおススメだ。参道を上がり、振り返るとまだ活動前の町がひっそりとしているのが見える。全国にある宮地嶽神社の総本社の威厳が、昼間とはまた違って感じられる。日本一の大きさというしめ縄や黄金に輝く本堂の屋根に見合う懐の深さを味わおう。

インフォメーション
時間 授与所:7~19時
アクセス

鹿児島本線福間駅から徒歩25分または津屋崎橋行きバス約6分の宮地嶽神社前下車、徒歩10分

博多駅から車で約1時間

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11:30 さんろう茶寮

皿の絵柄が透けて見えるほど、薄く透き通ったフグ刺しをひとくち。引き締まった身と雑味のない味。やはり、フグは最高だ。こうしてフグを味わえるのも、初代内閣総理大臣・伊藤博文のおかげ。実は伊藤博文が下関の老舗料理店「春帆楼(しゅんぱんろう)」でフグ料理を食したのを契機に禁制が解かれ、「春帆楼」はふぐ料理公許第一号店となったのだ。そんな歴史ある「春帆楼」の面影を残す、木造3階建ての「三宜楼茶寮」でランチができるなんてすてき!

インフォメーション
時間

9~17時、月曜休

ランチは11時30分~15時
ディナーは17~21時(完全予約制)

アクセス 鹿児島本線門司港駅から徒歩8分

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13:00 門司もじこうレトロ散策

門司港レトロエリアは古い建造物が建ち並び、大正浪漫の雰囲気。「旧門司三井倶楽部」でアインシュタインが宿泊した部屋をのぞき、「旧門司税関」のテラス席でテイクアウトフードを味わい、「海峡プラザ」で雑貨選び。門司港レトロエリア全体がテーマパークみたい。さらに建築家・黒川紀章氏が設計した「門司港レトロ展望室」へ。歩いてきた門司の町全体を見渡す。楽しい時間は早く進むものなのね。

16:00 関門かんもん連絡船

門司港と下関の間を行き来する関門連絡船。所要時間5分。短い時間だけれど、海を渡るというだけでワクワクする。潮風を感じ、関門橋に近づき、そして本州へ上陸する。同じようで、どこか違う町。「唐戸市場」や水族館や遊園地があり、みやげ物店や飲食店が並ぶ「カモンワーフ」がすぐそこ。下関になじんでしまうと門司港にいたのは、ずいぶん前みたいな気分だ。

インフォメーション
時間 6時台(日曜・祝日は7時台)~21時台
アクセス 鹿児島本線門司港駅から門司港桟橋まで徒歩3分

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