『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
博多駅から大分駅へ。行きは特急「ソニック」、帰りはJR九州の「D&S(デザイン&ストーリー)列車」のひとつである特急「ゆふいんの森」に乗っちゃおうという計画。旅はよくばってこそ“女子旅”なのだ。今回の旅は香りに注目。清少納言は随筆『枕草子』で、香りを「心ときめきするもの」として、「香ばしうしみたる衣など着たる」といっている。そう、香りは女子にとって古来から「心ときめきするもの」なのだ。大好きな列車に乗って、別府で温泉の香りに癒され、自分だけの香りと思い出を作る。女子エッセンスたっぷりの旅に仕上げよう。
別府といえば思い出す温泉の香り―ではなく、これからは自分で作った香りが旅の思い出と結びつく。その名も「ソニックNo.5」。博多から乗ってきた列車の名前を付けてみたりして。さわやかで、少し甘い。何度も嗅いで、理科の実験のように液体を混ぜ合わせて生まれた香りだ。ここ「大分香りの博物館」は香りの歴史を学べるだけでなく、調香や芳香浴(アロマ)の体験もできるおススメのスポット。
時間 | 10~18時(体験受付は~17時)、無休(2017年は12月31日のみ15時閉館、2018年より年末年始休) |
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アクセス | 日豊本線別府大学駅から徒歩10分 |
明礬地獄の遊歩道を歩いた後、岡本屋売店で「地獄蒸しプリン」(写真右上)を購入。甘すぎないプリンを苦味のあるカラメルが引き立てて、う~ん、大人の味わい。卵とミルク、砂糖のシンプルな組み合わせはやはり最強。別府では職人手作りのこのプリンが“ソウルスイーツ”になりつつあるようだ。インスタ映え間違いなしの逸品「地獄蒸したまごサンドイッチ」(写真右下)も外せませんよ!
時間 | 岡本屋:8時30分~18時30分(明礬地獄は~17時30分)、無休 |
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アクセス | 日豊本線別府駅から車15分 |
これは抜群のネーミングセンス。「ラムネ温泉」とはよく言ったものだ。気付くと身体のまわりにたくさん気泡が付いている。たしかに、この炭酸泉は夏に飲むラムネのなかに浸かっているような気分になるもの。でもラムネと違うのは、この湯のぬくもり。ああ~気持ちいい! 湯上がりにお風呂の建物を見ると、テッペンにはなんと松の木が。建築家・藤森照信(てるのぶ)氏の哲学とアートを感じる。
時間 | 10~22時、第1水曜休(1・5月は第2水曜休) |
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アクセス | 豊肥本線朝地駅から車20分 |
大自然がワタシを呼んでいる―阿蘇・くじゅう国立公園内にあるリゾートホテル「レゾネイトクラブくじゅう」に泊まれば、そんな風に感じてしまう。ウォーキング、登山、ゴルフなど、宿泊客向けのアクティビティが充実しているのも魅力。今日は、クチコミサイトでも評価が高い「星空観察」に参加するつもり。戻ったら、保湿成分「メタけい酸」を含んだ美肌の湯に入り、談話室でカクテルをたしなむことにしよう。
アクセス | 久大本線由布院駅から送迎バス1時間30分(1日1往復)、日豊本線別府駅から車1時間10分 |
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