『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
JR日光駅に降り立つと、その駅舎のクラシックな雰囲気に心おどる。1912(大正元)年に建造された駅舎は当時の華やかさを物語る。明治から大正にかけ、多くの外国人が吸い寄せられるようにやってきた。上流階級の避暑地として花ひらいた日光はいまも健在だ。洋館の庭を散策し、光をたっぷり浴びて育った野菜料理を楽しみ、中禅寺湖を眺望すれば、気分は当時にリターン。まるで日光が「おかえり」と言ってくれているみたい。
世界遺産・日光東照宮に近接して建つのが、大正天皇のご静養地として造営された日光田母沢御用邸。ここの魅力のひとつがシダレザクラをはじめとした、季節の花が咲く庭だ。「栃木」デスティネーションキャンペーン期間中は、御用邸の見学と着物レンタルがセットとなったお得なプランの設定も(2900円~)。
時間 | 4~10月:9~17時(受付は~16時) 火曜、年末年始休(4月15日~5月31日、8月13日~8月16日、10月1日~11月30日、1月2~5日の期間は無休) |
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アクセス | 日光駅から湯元温泉や中禅寺温泉行きのバス約10分、「日光田母沢御用邸記念公園」下車、徒歩約1分 |
花鳥風月の日本画が描かれた天井、古い柱時計、窓にかかるすだれ。骨董屋だった建物をリノベーションした店内は、時間がゆっくり流れている気がする。運ばれてきた料理は見目麗しく、ひとくち食べてビックリ。「動物性のものを使わなくても、こんなにおいしくできるんだ!」ワタシの味覚を目覚めさせてくれる、そんなすてきな店だ。
季節によりメニューが変わる場合があります。店舗にお問い合わせください。
時間 | 11時30分~18時(冬季は17時まで)、木曜休(臨時休業あり) |
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アクセス | JR日光駅から徒歩約20分 |
明治時代に建てられた石造りの洋館――夢みる少女でなくとも、女子なら絶対に心惹かれる響きだ。ここは日本における蓄音機の父「F.W.ホーン」の別荘だった建物で、登録有形文化財に指定されている。外観だけでなく、店内の装飾や器もすべてに気品がある。食後には敷地内にあるギャラリー「蓄音機」にも寄ってみたい。
時間 | 11時~19時30分L.O.(冬期は11時30分~19時30分L.O.) |
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アクセス | JR日光駅から世界遺産めぐりバスで「東照宮東参道入口ホテル清晃苑前」下車、徒歩すぐ 土・日曜・祝は停車しません。 |
男体山と中禅寺湖を望む部屋でくつろぎ、日光下駄をはいて湖畔を散策。樽酒を入れた日本酒風呂に入り、「日光湯波」など地元の食材が使われた夕食を食べる。なんてしあわせなんだろう。東照宮の美しさを表したことわざで“日光を見ずして結構ということなかれ”と言うけれど、いまは“日光に泊まらずして結構ということなかれ”かな。
時間 | チェックイン:15時~ チェックアウト:~12時 |
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アクセス | 日光駅から東武バスで「中禅寺温泉」下車、無料送迎バス約3分 |