『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
明治初期、養寿院の門前町として栄えた同町で、鈴木藤左衛門が江戸っ子好みの気取らない菓子を製造したことが始まりという「菓子屋横丁」。現在、各店にはニッキ飴や芋菓子など昔懐かしいお菓子が並ぶ
墨田区押上・業平橋地区に建設中の東京スカイツリー。7月上旬現在で高さは約400mだが、最終的には634mに。最寄駅は東武伊勢崎線業平橋駅だがJR錦糸町駅から徒歩30分ほどかけて向かうのが楽しい
「夏のフルーツガーデン」デザートフェアで特に人気なのが果物をたっぷりのせたフレッシュフルーツ・オープンタルトや1.5mの高さから流れるチョコレートファウンテン。8月31日まで開催。TEL.03-3344-5111。14:30~18:00、無休。3950円(写真はイメージ)
2階まで吹き抜けのゆったりしたラウンジスペースにて、時間制限なしでデザートを味わえる「夏のフルーツガーデン」デザートフェア。登場するフルーツは、マンゴー、スイカ、パイナップル、メロン、キウイなど!
杜の都・仙台からの1泊2日格安18きっぷプラン。最初に向かうのは、NHK連続テレビ小説『つばさ』の舞台にもなった小江戸・川越。まずは、昭和15年に全線開通した川越線の70周年を祝う各種イベントを楽しみたい。子ども連れなら西口自由広場で行なわれる「ミニ新幹線の乗車体験」(7月24日)で遊ぶもよし、鉄道好きなら東口アトレで催される「川越線開業当時の写真展」(7月17~25日)で往時を偲ぶもよし。
“鉄ブン”を補給したら、川越のシンボル「時の鐘」がある駅北側へ行こう。蔵造り商家が30棟ほど並ぶ町並みを歩き、町人気分で商都としての繁栄に思いを馳せる。小腹が空いたら、石畳の道に20軒以上の菓子屋・駄菓子屋が軒を連ねる「菓子屋横丁」で駄菓子を買い食い! 店先でニッキ飴やカルメ焼きなどを見つけたら、昔の子どもも、今の子どもも童心に帰らずにはいられない。
夕方からは、本家の江戸に突入。東京駅から徒歩で行ける「三菱一号館美術館」は、平成22年4月に開館した丸の内の新名所だ。さすがは都心の美術館、水~金曜は20時まで開館しているのがいい。7月25日までは印象派の中心的存在であるフランスの画家エドゥアール・マネの企画展を、そして8月24日からは財閥・岩崎家や英国人建築家ジョサイア・コンドルが構想しつつも実現しなかった「丸の内美術館」をオマージュしたような古今東西の名品を鑑賞できる(7月26日~8月23日は休館)。
翌日は、東京新名所の花形「東京スカイツリー」見物。錦糸町駅北口を降りると、日々成長し続ける雄姿(7月3日現在398m)がすぐに見えるので、それを目印にスカイツリーを目指そう。徒歩約15分の業平(なりひら)公園が、電線の邪魔もなく空に悠々と背を伸ばす様子を一望できるのでおすすめだ。
東京駅に戻ったら「スカイバス東京」に乗車。東京タワーなど東京名所を屋根がなく開放的な2階建てバスから見物したら、東京駅のエキナカ「ecute(エキュート)東京」でお土産を物色。「Hana SYUMPOO」の半熟カステラをはじめ、東京で最も話題のスイーツがズラリ!
最後の新宿駅も目当てはスイーツ♪ ヒルトン東京「マーブルラウンジ」で行なわれる「夏のフルーツガーデン」デザートフェアでは、トロピカルフルーツを用いたスイーツやフレッシュフルーツ、チョコレートファウンテンに加え、今年新登場のソフトクリームなど40種以上のデザートをビュッフェ形式で心ゆくまで堪能できる。女性に圧倒的人気を誇る甘党感涙のスイーツ天国で、川越・東京旅行の思い出がよりスイートに……。
駅名 | 時間 | 旅のひとことアドバイス | |
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1日目 | 仙台発 | 7:02 | 郡山、黒磯、宇都宮、大宮で乗り換え |
川越着 | 13:59 | 川越駅周辺で「川越線開業70周年イベント」を満喫。そこから徒歩で菓子屋横丁など小江戸・川越の町並み散策 | |
川越発 | 17:09 | 赤羽で乗り換え | |
東京着 | 18:15 | 今年4月にオープンした「三菱一号館美術館」へ。水~金曜なら20時まで開館!(火・土・日曜・祝日は18時まで) | |
東京発 | 21:55 | ||
浜松町着 | 22:00 | 部屋によっては東京タワーを見られる「東京プリンスホテル」で宿泊 | |
2日目 | 浜松町発 | 8:41 | 秋葉原で乗り換え |
錦糸町着 | 9:00 | 駅北口で降りると、スカイツリーの姿が! 徒歩30分ぐらいで付近までたどりつける | |
錦糸町発 | 11:03 | 秋葉原で乗り換え | |
東京着 | 11:18 | 屋根のないオープンバス「スカイバス東京」で風を感じつつ、都心部を観光。下車後は今年オープンした東京駅のエキナカ「ecute(エキュート)東京」で土産などをさがそう | |
東京発 | 14:22 | ||
新宿着 | 14:37 | 大人気のデザートブッフェ、ヒルトン東京の「夏のフルーツガーデン」デザートフェアで満腹! | |
新宿発 | 16:27 | 赤羽、宇都宮、黒磯、福島で乗り換え | |
仙台着 | 23:14 |
2階建てのオープンバスで、東京タワーやレインボーブリッジなどを車内から観光できるツアー(約50分)。屋根が無いぶん、通り抜ける風や香りが心地よい。予約優先、集合場所はスカイバスチケットカウンター(三菱ビル内)。TEL.03-3215-0008。10:40~17:40の間で1時間おきに運行、不定休。大人1700円、子ども800円
※写真は「皇居・銀座・丸の内コース」のもの
文:鈴木健太
写真協力:日の丸自動車興業、ヒルトン東京
※掲載されているデータは平成22年7月現在のものです。