『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
JR東日本、普通電車の自由席グリーン車(2階席)。青春18きっぷの場合、自由席グリーン券の別途購入で乗車できる。景色のいい2階席に一度は乗車してみたい。グリーンアテンダントによる車内サービスもある
東海道本線の旅に欠かせない風景の一つ、富士山。東京より進行方向右手に顔を出し、沼津を出てから富士川鉄橋を渡るあたりが最高に美しい。車内でも手に取るように見え、多くの旅人がカメラを向けていた
豊橋駅で出発を待つJR東海313系電車。顔立ちは白を基調としてオレンジ色のラインをまとい、とても端正な印象を受ける。名古屋圏では快速や特別快速など便利な列車も数多く走り、楽ちんな旅ができる
近代的な京都駅コンコース(烏丸中央口)。先代の駅舎よりも壮麗で空間の構成に圧倒される。商業施設も充実し、駅全体がまるでテーマパークのよう。新しい京都の顔として、駅を基点に市内観光を始めよう
社寺はもとより観光スポットがひしめく京都。人それぞれにお気に入りの散策コースがあると思う。本プランでの京都滞在は約23時間、ピンポイントの観光には十分な時間だが、もっとゆったりしたい際は延泊を
京都は盆地にある。盆地と聞くと、ついつい冬の寒さを連想してしまうが、そんな時、京都名物の「カレーうどん」が身も心も温めてくれる。当地の「カレーうどん」は刻んだ油揚げをよく入れるのも特徴的
四季折々の魅力あふれる古都、京都。人それぞれにお気に入りの散策コースがあると思う。冬を迎えた古都の趣はひとしお、まったり落ち着いた時間が流れている。
1日あたり2,300円でJR線の普通・快速列車に乗り放題できる青春18きっぷ。東京~京都間の場合、普通運賃は片道7,980円、それが青春18きっぷなら往復2回分で4,600円と超おトクに。列車を乗り継ぐ旅になるが、所要時間は意外や意外、高速バス並みに速かった。8時間半ほどの間、車窓を眺めたり読書にネットと思い思いに過ごそう。
ちなみに青春18きっぷが発売になった頃、昭和57年(1982)4月の時刻表によれば、東京駅を同時間帯に出発すると現在のほうが約30分も早く京都に到着していた。
超おトクな旅が楽しめる青春18きっぷ。プチ贅沢をしてグリーン車にも乗ってみたい。東海道本線をはじめ、東京近郊ではグリーン車を連結している普通・快速列車が走っている。グリーン車自由席なら、青春18きっぷでもグリーン券の別途購入で利用OK。料金は東京~熱海間の平日事前料金が950円、ホリデー(土日祝日・振替休日と年末年始12/29~1/3)事前料金なら750円とお値打ちだ。
快適なグリーン車も旅に彩りを添え、京都には14時43分着。まだまだ社寺めぐりもできる時間だ。
冬の京都も行事はいろいろ。たとえば東寺では12月21日に「終(しま)い弘法」が境内で開かれ、年内最後の市とあってたくさんの人で賑わう。市といえば、12月25日の北野天満宮「終い天神」ものぞいてみたい。そうそう、京都での年越しもいい。12月31日、大晦日の夜には各地の寺院で「除夜の鐘」が鳴り響き、なかには一般の人も鐘を打つことができるところも。これら詳細は京都市観光協会のサイト等でご確認を。
新年ともなれば、やはり初詣。数ある社寺が一堂に揃う京都は、ご利益満載の都。商売繁盛で知られる伏見稲荷大社や、厄除けの晴明神社、また、菅原道真を祭神とする北野天満宮は学業成就のご利益でとみに有名だ。
本プランでの京都滞在は約23時間。時期や目的に合わせスケジュールを組み立て、時間を有効に使ってほしい。もし、もっとじっくりと京都を堪能したいのであれば延泊を。青春18きっぷなら、連続した日程での使用も、間をあけた使用もできる。いっそ3泊くらいして、奈良や大阪へ行ってみるのも面白い。短距離の移動日には青春18きっぷは“温存”し、通常の乗車券を買おう。
東京への帰路、熱海からの電車ではグリーン車が楽ちんだ。そして、年末年始期間はダイヤにご注意を!
駅名 | 時間 | 旅のひとことアドバイス | |
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1 日 目 |
東京 発 | 6:07 | 東海道本線普通 ※グリーン券を別途購入し、グリーン車自由席でプチ贅沢な旅を |
川崎 発 | 6:26 | 川崎近辺の方は川崎から乗車を | |
横浜 発 | 6:36 | 横浜近辺の方は横浜から乗車を | |
熱海 着 | 7:59 | 乗り換え | |
熱海 発 | 8:05 | 東海道本線普通 | |
静岡 着 | 9:20 | 乗り換え | |
静岡 発 | 9:22 | 東海道本線普通 | |
掛川 着 | 10:07 | 乗り換え | |
掛川 発 | 10:16 | 東海道本線普通 (土休日は浜松で10:48発の新快速に乗り換えて大垣12:46着) |
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豊橋 着 | 11:17 | 乗り換え | |
豊橋 発 | 11:21 | 東海道本線新快速 | |
大垣 着 | 12:46 | 乗り換え | |
大垣 発 | 13:12 | 東海道本線普通 | |
米原 着 | 13:47 | 乗り換え | |
米原 発 | 13:50 | 東海道本線新快速 | |
京都 着 | 14:43 | この日は京都泊 | |
2 日 目 |
京都 発 | 14:00 | 東海道本線新快速 |
米原 着 | 14:53 | 乗り換え | |
米原 発 | 14:59 | 東海道本線普通 | |
大垣 着 | 15:33 | 乗り換え(土休日は15:32着) | |
大垣 発 | 15:41 | 東海道本線新快速 (土休日は浜松行き新快速15:40発、浜松17:44着) |
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蒲郡 着 | 16:57 | 乗り換え | |
蒲郡 発 | 17:00 | 東海道本線普通 | |
浜松 着 | 17:58 | 乗り換え | |
浜松 発 | 18:09 | 東海道本線普通 | |
熱海 着 | 20:37 | 乗り換え | |
熱海 発 | 20:41 | 東海道本線普通 ※グリーン券を別途購入し、グリーン車自由席でプチ贅沢な旅を |
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横浜 着 | 22:03 | 横浜発着の方、旅の終わり | |
川崎 着 | 22:12 | 川崎発着の方、旅の終わり | |
東京 着 | 22:29 | 旅の終わり |
基本はお食事タイムを設定し、各地の味を楽しむのが一番。また、列車乗り継ぎの時間を活用するのなら駅の食事処が便利。
東海道本線では名古屋駅の「きしめん」を食べてみたい。一方、混雑していない車内では、クロスシートでおにぎり等を食べても周囲の迷惑にはならないと思う。
→ 藤沢駅ホームの名物「湘南電車キオスク」。湘南電車と呼ばれた80系電車をイメージしている。長距離の旅行では不測の事態に備え、クッキータイプのバランス栄養食品や飲料水なども携行したい
文・写真:相澤秀仁&京子
※掲載されているデータは平成24年12月5日現在のものです。
年末年始の旅は、ゆく年を振り返り、くる年へ気持ち新たにする、
前向きで特別な思いを高めてくれるもの。
この冬「青春18きっぷ」で出かける旅好きな人におすすめしたいのが、
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