大阪から、山陽本線で須磨海浜公園を目指すのが、旅の始まり。須磨海浜公園駅で下車し、徒歩5分の「須磨海浜水族園」では、日本で初めて飼育下での繁殖に成功した吸付きドジョウの仲間・チャイナバタフライプレコの展示や、海の生き物に直接触れるタッチプールを設置しており、子供も大興奮だ。
再び山陽本線で大阪湾から播磨灘へと移動して姫路駅へ。「姫路セントラルパーク」のウォーキングサファリでは、キリンやゾウへの餌やりが可能! サバンナテラスという高台に上がり、キリンと同じ目線に立てるのは、子供にとって貴重な体験だ。12月23日からは冬季限定アイスパークがオープンするので、冬ならではのスポーツで体を動かそう。駅に戻り、姫路おでんを食べたら姫新(きしん)線に乗り「湯郷(ゆのごう)温泉かつらぎ」へ。肩こりにいいとされる美作(みまさか)温泉で疲れを癒す。カフェは夜12時まで営業なので、季節限定パフェなど人気メニューを堪能しよう。
2日目の朝は姫新線の田園風景の中を東津山へ向かい、因美線に乗り換えて、智頭(ちず)で下車。乗り継ぎの待ち時間を利用し、江戸時代、宿場として栄えた“智頭宿”の町並みを散策する。
岡山県から鳥取県に入ったらまずは末恒(すえつね)駅へ。ここは、因幡(いなば)の白兎(しろうさぎ)伝説ゆかりの町。駅からバスで10分の「道の駅 神話の里白うさぎ」には、なんと白兎の駅長さんが! 愛らしい駅長さんの姿に、子供の目は釘付けだ。
最後の目的地は鳥取駅からバスで20分。鳥取砂丘の「鳥取砂丘情報館サンドパルとっとり」で開催中の“第3期・砂の美術館”へ。マリアテレジアやウィーン国立歌劇場などオーストリアをモチーフとした彫刻を観賞する。
帰路は、鳥取駅で元祖かに寿しを購入し、山陰本線に乗車。波打つ日本海を眺め、余部鉄橋を越え、温泉街などの景色を楽しみながら大阪へ戻り、充実の旅を終える。