『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
「レール&レンタカーきっぷ」のご利用条件を満たす場合、JRの運賃・料金が割引となります。詳しくはこちら。
まずはインターネットまたは電話にて、駅レンタカーの予約申込みをしてください。
【インターネット】http://www.ekiren.co.jp
【駅レンタカー予約センター】TEL.0800-888-4892(フリーダイヤル)もしくはTEL.03-3358-1909(有料)
レンタカー代金のお支払いときっぷの購入は、全国のJRの駅や旅行会社で可能です。同時購入の場合に限ります。
下記の期間や一部の列車・設備は割引対象となりません。
[JR線の割引対象でない期間:4月27日〜5月6日、8月11〜20日、12月28日〜1月6日]
温泉王国の実力を感じさせる名湯から、パワースポット、歴史散策、
さらには絶品和牛レストランまで、バラエティ豊かなドライブコースが揃ったこのエリア。
九州の山並み、潮風を感じながら楽しいドライブへGOGO!
掲載データは2017年10月現在のものです。変更となる場合がありますので、お出かけの際には事前にご確認ください。
佐賀駅からレンタカーで約30分の古湯温泉は、約2200年の歴史を誇り、まさに古湯(ことう)中の古湯。温泉宿がいくつか点在する中、お風呂の多さで人気なのが「古湯温泉 ONCRI/おんくり」だ。一日43トン以上の湧出量を誇る自家源泉をもち、風呂の種類は寝湯、箱蒸し風呂、檜(ひのき)風呂、足湯など、男女計15種! 早速、天山を望む露天風呂に浸かってみると、泉温は約38度とちょいぬるめ。このぬる湯に長くじっくり浸かり、体の芯から温まるのが古湯温泉流の入浴法なのだ。単純弱放射能泉の泉質で、とろみのある湯は肌がぬるっとする感じで、これぞ美人の湯といった趣き。日帰りでも十分楽しめるが、せっかくだから一泊してぬる湯や地場食材を駆使した夕食を堪能してみては。
400年以上の歴史があり、人々の生活に溶け込んだ日用品として愛されてきた波佐見(はさみ)焼。決まった様式があるわけでなく、その時々のライフスタイルに合わせて変化し進化してきたため、「用の美」を備えた洒落(しゃれ)た器も多い。波佐見町にある西の原地区は、焼物を作るのに適した斜面のある地形で、かつては大きな製陶所もあった場所。今はその製陶所の遺構を再活用した、ギャラリーやカフェが並ぶ。「製陶所の出荷倉庫だった建物をショップに改装しました。シンプルながらも遊び心のあるデザインのものなど、暮らしを豊かにするような5ブランドの陶磁器を扱っています」とは南創庫スタッフ、鶴浩美(つる ひろみ)さん。同店では要予約で磁器への切り絵付け体験も受付中!
天正16年(1588)からおよそ280年間、飫肥藩伊東氏5万1千石の城下町として栄えた飫肥。今も武家屋敷を象徴する門構え、風情ある石垣などが残り、ぶらり歴史散策を楽しめる。復元された大手門や松尾の丸、旧藩校振徳堂(しんとくどう)、白壁や瓦屋根の家が並ぶ商人町通りなどたくさんの見どころがあるなか、飫肥藩の歴史を詳しく知りたいなら「飫肥城歴史資料館」がおすすめ。藩ゆかりの歴史資料が200点以上展示されており、とくに美しい甲冑は一見の価値あり。藩主伊東家の甲冑、大友宗麟(そうりん)から贈られた甲冑などのカラフルな具足を眺めていると「戦国武将はお洒落(しゃれ)だったんだなあ」と実感。
薩摩半島の南側、海へ小さく突き出た岩礁の上に鎮座する同神社。古くから、武士道や勝負の神様として畏敬されてきた。戦前は「釜の蓋や鍋を持ったり被ったりして神様に祈願すると、敵弾が当たらない」との言い伝えが広がり、多くの出兵者や家族が参拝に訪れたという。最近は芸能人やスポーツ選手も訪れるパワースポットとして有名で、釜の蓋を頭にのせて落とさずに鳥居から拝殿まで歩くことができれば、願いが叶うとも! 本殿右には霊石が鎮座しており、撫でながらお祈りすると、子宝・安産に恵まれるといわれている。神社裏から望む大海原と開聞岳の絶景もお見逃しなく。
鳥居から心臓破りの石段を上ること数分。「ハァハァゼイゼイ」の先に待っていたのは、自然のままの大きな崖に刻まれた、日本最大級の「熊野磨崖仏」。どこかユーモラスなお顔をされた高さ約8メートルの不動明王、鋭く隆起した螺髪(らほつ)と広い肩幅をもつ高さ約6.8メートルの大日如来の半立像(写真)が刻まれ、拝観者を見下ろす。ともに平安時代末期の作といわれ、国指定の重要文化財なのだ。鬼が一夜にして築いたとされる石段は、乱積みで歩きにくいので、スニーカーなど歩きやすい靴を履いて向かおう。熊野磨崖仏案内所には、熊野神社提供の無料レンタルの杖を用意。
熊本駅から北東へ進むこと数十分、国道57号を走り大津町に入り「道の駅 大津」を過ぎて左折すると、この辺りから通称・ミルクロードといわれる絶景道路に突入(国道57号線の大津〜赤水間は熊本震災の影響で通行止め‹2017年10月現在›のため迂回)。絶景ロードでは阿蘇五岳や阿蘇谷という壮大な風景が迎えてくれる。爽快ドライブを楽しんでいると、再び国道57号に合流し、ほどなくして左手に「レストラン・ロッソ」が登場。目当ては阿蘇の「あか牛」を使った、和牛グルメの数々だ。大自然で牧草を食べ育った「あか牛」は、余分な脂肪が少なくヘルシーで、赤身がうまいと評判。しかも同店は地元で有名な阿蘇あか牛肥育専門農家と提携しているので、その肉質への信頼も高い。今日は節約とかダイエットとか野暮なことは言いっこなし! ハンバーガーやステーキ、焼肉などで目一杯「あか牛」のうまさを堪能しよう。