『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
1. 天照大御神を祀る内宮・正宮。白絹が掛けられた外玉垣南御門のはるか向こうに
御正殿がある。
2. 衣食住や諸産業の守護神、豊受大御神を祀る外宮・正宮
3. 平成21年に架け替えが済んだ新しい宇治橋を渡って内宮へ
三重県伊勢市の伊勢神宮は「お伊勢さん」と親しまれている。正式名称は「神宮」。五十鈴川の川上にある皇大神宮(内宮)と山田原にある豊受大神宮(外宮)を中心に、計125の宮社の総称が「神宮」である。内宮は天照大御神を祀り、外宮は天照大御神の食事を司る神の豊受大御神を祀っている。
『日本書紀』によれば、天照大御神がここに祀られた、つまり内宮が創建されたのは垂仁天皇26年(紀元前4)、外宮の創建は雄略天皇22年(478)とされるが、弥生時代から古墳時代にかけてのことなので定かではない。別の古文書によると、内宮と外宮の造営が始まったのは持統天皇2年(688)で、持統天皇4年に内宮、その2年後に外宮が完成したとされる。
伊勢神宮のお参りは外宮から行なうのが習わし。外宮は伊勢市駅から徒歩約5分。外宮と内宮の間にはバスが運行していて20分弱で到着する。外宮には式年遷宮の資料館である「せんぐう館」があるので、ぜひ立ち寄りたい。
内宮は五十鈴川に架かる長さ約100mの宇治橋を渡って行く。手水舎のほかに五十鈴川御手洗場があり、ここで心身を清める。内宮、外宮とも神々しい自然が印象的だ。両宮の建物は部分的に違うところもあるので、注意して見てみるのもおもしろい。
TEL.0596-24-1111(神宮司庁)
時間:5:00~17:00
(1~4・9月は~18:00、
5~8月は~19:00)、無休
料金:無料
住所:伊勢市豊川町
交通:JR参宮線・近鉄山田線伊勢市駅
から徒歩7分
TEL.0596-24-1111(神宮司庁)
時間:5:00~17:00
(1~4・9月は~18:00、
5~8月は~19:00)、無休
料金:無料
住所:伊勢市宇治館町1
交通:JR参宮線・近鉄山田線伊勢市駅
からバス20分の内宮前下車すぐ
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文=時田慎也
イラスト=熊谷江身子
写真協力=神宮司庁、三重県観光連盟
※本記事は月刊『旅の手帖』2013年1月号をもとに再構成しています
※掲載されているデータは平成25年5月現在のものです
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