『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。

こどもと撮る鉄道写真 家族で行きたい列車旅

大糸線 小滝~根知駅間

姫川の鉄橋を渡る大糸線の撮影地で、鉄橋に並行した国道の橋や鉄橋を渡った列車がすぐに突入するトンネル脇からなど、色々なアングルが楽しめる。

【アクセス】小滝駅前から国道148号線に進めば、すぐに鉄橋を見渡すことができ、駅から5分ほどだ。ローカル線でぶらり紅葉狩り Vol.1 大糸線の記事はこちら!

北陸本線 牛ノ谷~細呂木(ほそろぎ)駅間

特急街道北陸本線の撮影地で、駅の近くで田園が広がる希少な場所でもある。撮影地の背後がゴルフ場のため木々をバックに撮影できる。看板を車両で隠す工夫をするとよりよい写真が撮れる。

【アクセス】牛ノ谷駅前の道を5分ほど歩けば、田園の中を進む線路が見えてくる。

紀勢本線
南部~岩代駅間

リアス式の美しい海岸線を走る紀勢本線の撮影地で、広場に設置されている小さな展望台が撮影ポイントとなる。光線状態は昼前後の上り列車に対して順光となる。

【アクセス】岩代駅から国道42号線を南部方向に歩き、坂道を登ると岩代峠の頂上に達する。ドライブインの脇の道右折し、さらに二差路を右のほうに進む。道なりに歩くと広場に達する。

山陽本線
神代(こうじろ)~大畠駅間

瀬戸内海に沿って走る山陽本線の撮影地で、周防大島へ渡る橋の歩道から撮影する。光線状態は午後の下り列車に対して順光だが、午前中の半逆光ではドラマチックな写真になる。

【アクセス】大畠駅から神代方向に歩き、大島大橋へ進んでいけば駅から10分ほどで到達する。野田隆の乗りテツ紀行 Vol.4 山陽本線・山陰本線の記事はこちら!

山陰本線
直江~出雲市駅間

宍道(しんじ)湖にそそぐ斐伊(ひい)川のコンクリート橋を渡る列車を狙う撮影地で、橋の両側に道があるので、終日撮影ができる。

【アクセス】斐伊川の鉄橋へは一畑電鉄の大津町が近く、駅から国道9号線に進み、直江方向に歩けば15分ほどで鉄橋の出雲市側に達する。直江側へは国道の神立橋を渡ればすぐに到達する。

徳島線 阿波加茂~辻駅間

吉野川に沿って走る徳島線の撮影地。午前中は上り列車を、午後は下り列車を吉野川と共に順光で撮影できる。

【アクセス】辻駅から、駅前を走る国道192号線を阿波加茂方向に歩く。20分ほどで線路の方向に分岐する道があるので、ここを進めばすぐに撮影地に到達する。 ローカル線 de 昭和レトロ旅 Vol.5 徳島線の記事はこちら!

土讃線 小歩危(こぼけ)~大歩危(おおぼけ)駅間

大歩危・小歩危峡の吉野川を渡る土讃線の撮影地で、特に新緑や紅葉の時期が美しい。光線状態は午後が順光で、サイドから撮影するため上下列車ともターゲットとなる。

【アクセス】小歩危駅から駅前の国道32号線を歩くと、30分ほどで左手に吉野川を渡る線路が見えてくる。 野田隆の乗りテツ紀行 Vol.5 土讃線の記事はこちら!

土讃線
安和(あわ)

土讃線の安和駅は、目の前に海岸が広がる小さな無人駅だ。この光景を山の上から俯瞰するのがこの撮影地で、光線状態は午前中の早い時間が順光となる。

【アクセス】安和駅から国道56号線を渡り、小学校の方向に歩く。5分ほど歩いたら右折し山の方向に向かえば15分ほどで、撮影地に到達する。

予讃線
浅海(あさなみ)~大浦駅間

瀬戸内海をバックに走る予讃線の撮影地で、午前10時頃までは上り列車が、それ以降は下り列車が順光となる。

【アクセス】大浦駅から国道196号線を浅海方向に10分ほど歩くと、線路の下をくぐる道が見えてくる。この道に進み、線路をくぐって線路脇の小道へ進めば撮影地だ。

高徳線
三本松~讃岐白鳥駅間

湊川に架かる鉄橋周辺は開けた場所で、川岸には松の木や季節によっては花々が咲くなどアングルに事欠かない場所だ。光線状態は午前中の下り列車に対して順光となる。

【アクセス】讃岐白鳥から駅前の道を三本松方向に進めば15分ほどで湊川の鉄橋に到達する。

鹿児島本線 東郷~東福間駅間

大きくカーブを描く鹿児島本線の下り列車を撮る場所で、カーブした築堤下に見えるレンガ造りの小さなアーチ橋が良いアクセントとなる。午前中が順光。

【アクセス】東福間駅から東郷方向に歩くと15分ほどで、右手にコンクリート工場が見える。この横の道を右折し踏切を渡れば撮影地に到着する。

長崎本線 多良(たら)~肥前大浦駅間

波瀬の浦のカーブした鉄橋を渡る長崎本線下り列車の撮影地で、鉄橋周辺ではさまざまなアングルが楽しめる。光線状態も場所を選べば終日順光で撮影できる。

【アクセス】多良駅から国道207号線を歩くと入江にかかる鉄橋が見えてくる。この鉄橋が撮影地だが、駅から1時間ほどかかるため、肥前鹿島~県境間を走る祐徳バスの利用が便利で、波瀬の浦バス停で下車すれば、目の前に鉄橋が見える。バスは1~2時間間隔での運行。

久大本線
由布院~南由布駅間

由布岳と列車の撮影ポイントで、雄大なスケールの写真が撮れる場所として昔から知られている。光線状態は午後の下り列車が順光だ。

【アクセス】由布院駅から南由布方向に進み、大分川を渡ったら右折して線路の方向に進む。やがて周囲が開け、由布岳と線路を見渡す場所に出る。駅から徒歩30分。車窓で旅する日本列島 vol.11 久大本線の記事はこちら!

日豊本線
宮崎~南宮崎駅間

宮崎を代表する河川・大淀川を渡る列車の撮影地で、橋の南宮崎方の土手から色々なアングルで撮影が楽しめる。

【アクセス】南宮崎駅から駅前の道を宮崎方向に歩くと15分ほどで大淀川に達する。車窓で旅する日本列島 vol.5 日豊本線の記事はこちら!

九州新幹線
新水俣~出水(いずみ)駅間

不知火(しらぬい)海をバックに走る九州新幹線の撮影地。九州新幹線と海を組み合わせられる唯一の場所で、光線状態は午前中が順光。

【アクセス】肥薩おれんじ鉄道の米ノ津から国道3号線を袋駅方向に歩く。米ノ津港を過ぎ海が国道と接近したら右折して、新幹線の線路を目指す。トンネルの上を越え、さらに進むと新幹線と不知火海を見渡す場所に出る。駅から40分ほどだ。新幹線大図鑑 Part.2 九州新幹線の記事はこちら!

(1)線路内に立ち入らない
列車は高速で走っているので、線路を歩いたり横断したりすることは大変危険です。少し遠回りでも線路の横断は、踏切などの安全な場所で行なって下さい。
(2)むやみに私有地や田畑に入らない
撮影地の多くは田んぼの農道など私有地の場合が多い。立ち入る際には、一声かけることを忘れずにしましょう! 
(3)ごみを捨てない
基本的なことですが、意外と守られてないのがごみの持ち帰りです。ごみは捨てないで必ず持ち帰りましょう。
(4)走行中の列車にストロボを使用しない
運転手の目に光が入り、運転上支障が出てしまうため、絶対にストロボは使用しないで下さい。
(5)安全を最優先に
道路などでの撮影は、車に注意を払い事故に遭わないよう注意しましょう。また、崖の上などからの撮影も危険なため謹みましょう。
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